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精巣と睾丸の病気の種類一覧


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精巣と睾丸の病気の種類一覧の概要

精巣は動物の雄に有る生殖器で、精子や男性ホルモンであるアンドロゲンを作り出す働きがあります。哺乳類の精巣は左右に2つあり睾丸とも呼ばれています。
 
 
 
 
 
 
 
精巣と睾丸の病気の種類一覧
名称 説明
精巣腫瘍
睾丸腫瘍
精巣癌(精巣がん)
精巣に発生する腫瘍です。 精巣に発生する腫瘍には良性と悪性がありますが、殆ど(9割近く)が悪性の腫瘍(精巣癌)といわれています。
精巣は精子を生成する為に細胞分裂が盛んで、様々な腫瘍が発生します。 精巣癌には胎児性癌、卵黄嚢癌、絨毛癌、奇形腫などがあります。
精巣腫瘍になると、睾丸の肥大化、睾丸が硬くなる、発熱、痛み等の症状が現れます。
陰嚢水瘤
陰嚢水腫
主に子供に発生する病気で、陰嚢の睾丸固有漿膜に水が溜まってしまう状態です。 通常どちらか片方の陰嚢に発生し、痛みは殆ど有りません。
赤ちゃんの陰嚢が陰嚢水瘤で膨らんでいる場合には、懐中電灯で照らすと透けて見えます。
通常1歳になるころには治りますが、2歳を過ぎても水がたまって腫れている場合は治療が必要です。
精索水腫 主に子供に発生する病気で、陰嚢水瘤が陰嚢の睾丸固有漿膜に水が溜まるのに対し、精索水腫は陰嚢上部もしくは鼠径部に水が溜まってしまう状態です。
急性精巣炎 各種細菌の感染により発生する精巣の炎症です。
主に流行性耳下腺炎(おたふく風邪)により急性精巣炎が発生します。 おたふく風邪にかかった思春期以降の男性の1割から3割が急性精巣炎になるといわれています。
急性精巣炎にかかると、痛みや腫れを引き起こします。 場合によっては精巣が萎縮してしまい、不妊症の原因になると言われています。
精索静脈瘤 睾丸上部の静脈が蛇行したり、血管内の弁の異常により肥大してしまう症状です。 主に左側の睾丸に発生することが多く、男性不妊症の原因ともなっています。





精索捻転症 精巣と腹部とを繋げている精索と呼ばれるひも状の部分がねじれてしまう症状です。 精索には精子が通る精管と血管が通っている為、精索捻転症によって精索がねじれてしまうと、強い痛みを伴ったり、血液の循環が止まってしまいます。 血液が止まることにより、最悪の場合は精巣が壊死してしまうこともあります。
主に、精巣の発達が不安定な新生児期と二次性徴を迎える思春期に多く発生します。 なお、精巣への血液の循環が12時間以上止まってしまうと、精巣の障害が治らなくなってしまうといわれています。
停留精巣
停留睾丸
潜伏精巣
通常は胎児の際に赤ちゃんの体内に出来た精巣が陰嚢部分まで下降し陰嚢に収まりますが、 その過程で下降が止まってしまった状態です。
新生児の数パーセントに停留精巣が有るといわれています。 生まれた際に陰嚢に精巣がなくても、成長するにつれて精巣が陰嚢に下降してくることもあります。
無精巣症
両側性無精巣症
消失精巣症候群
胎児の際には精巣が存在していたと思われますが、出生前後に体内に吸収されてしまい消失したと考えられてる症状です。
移動性精巣 精巣が鼡径部と陰嚢内を移動してしまう状態です。 意図的に陰嚢内に精巣をおろすと留まることが出来ます。
精巣転位 通常は胎児の際に赤ちゃんの体内に出来た精巣が陰嚢部分まで下降し陰嚢に収まりますが、 その過程で通常の下降路から外れてしまった場所に下降してしまった状態です。
急性精巣上体炎 精巣の脇にある精巣上体という器官に細菌が入り込み炎症を起こしてしまう状態です。
前立腺肥大症、尿道狭窄、膀胱結石、尿道炎などにかかった場合に急性精巣上体炎になることが有ります。 症状として、痛み、腫れ、発熱、陰嚢に膿が溜まるなどがあります。
慢性精巣上体炎 急性精巣上体炎の治療が不十分で慢性化したり、結核菌などに感染した場合に慢性精巣上体炎となることが有ります。
症状として、鈍い痛みや、精巣のしこりなどが起こる場合があります。
精巣損傷 事故や怪我などで精巣が損傷した状態です。 精巣損傷には、打撲や内出血などから、精巣が潰れてしまう、陰嚢の皮膚が破れて外に飛び出してしまう、精巣が体内に押し込まれてしまう等があります。
精巣(睾丸)は内蔵の一種の為、強打すると激しい痛みや吐き気を引き起こします。 これは睾丸が腹膜と繋がっているので、睾丸を強打した痛みは腹膜の痛みとして感じる為です。
 

 







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