ハイエナ(はいえな)の種類一覧

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ハイエナ(はいえな)の種類一覧の概要

ハイエナはネコ目ハイエナ科に属する動物で、種類によりサハラ砂漠より南のアフリカや、中東、トルコ、ロシア南西部、インドの一部にも生息しています。

ハイエナは動物の死骸やライオンなどの大型の肉食動物の食べ残しを食べているイメージが大きいですが、自分たちで狩をして獲物を取る場合も多くあります。

巣穴近くに動物の骨を置いておく習性があり、食べ物を得ることが出来ない場合にはこの骨を非常食代わりに食べることもあります。

ハイエナ(はいえな)の種類一覧
名称	説明
ブチハイエナ	学名：Crocuta crocuta ネコ目ハイエナ科ブチハイエナ属の動物です。サハラ砂漠、コンゴ盆地を除くアフリカ各地に生息しています。体長は100～165cm、体重は40～85kgとハイエナの種類では最大の大きさです。一般的にオスよりメスの方が大型になります。生息する地域によって群れを作ったり、単独やペアで行動します。肉食で狩を行う場合も有りますが、他の肉食動物が倒した獲物を奪うこともあります。哺乳類、爬虫類、魚類、昆虫、動物の死骸、他の肉食動物の食べ残しなども食べます。
カッショクハイエナ	学名：Parahyaena brunnea ネコ目ハイエナ科カッショクハイエナ属の動物です。南アフリカ共和国、ザンビア、ジンバブエ、ナミビア、ボツワナ、モザンビークなどに生息しています。体長は110～140cm、体重35～50kg。頚部から胴体にかけての体毛が長く、足に横の縞模様があるのが特徴です。威嚇する際には長い体毛を逆立てます。雑食性で、動物の死骸、鳥類、魚類、昆虫類、甲殻類、爬虫類、果実などを食べます。
シマハイエナ	学名：Hyaena hyaena ネコ目ハイエナ科シマハイエナ属の動物です。アフリカ各地から、インドなどのユーラシア大陸にかけて生息しています。主な生息国はアフガニスタン、イスラエル、インド、エジプト、ギニア、ケニア、スーダン、トルコ、ネパール、パキスタン等です。体長は100～120cm、体重は25～55kg。白っぽい体毛に黒い横縞模様が入っているのが特徴です。シマハイエナには以下の亜種が存在します。 Hyaena hyaena syriaca：中東に生息。 Hyaena hyaena sultana：アラビア半島に生息。 Hyaena hyaena dubbah：北東アフリカに生息。 Hyaena hyaena barbara：北西アフリカに生息。 Hyaena hyaena hyaena：インドに生息。
アードウルフツチオオカミ	学名：Proteles cristatus ネコ目ハイエナ科アードウルフ属の動物です。アンゴラ、ウガンダ、エジプト、エチオピア、エリトリア、ケニア、ザンビア、ジンバブエ、スーダン、スワジランド、タンザニア、ナミビア、ボツワナ、南アフリカ共和国、モザンビーク、レソト等に生息しています。体長85～105cm、体重8～14kgとハイエナの中では最小の種類です。主にシロアリを食べていますが、小型の哺乳類や昆虫、動物の死骸を食べることも有ります。