カワイルカ（川海豚）の種類一覧

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カワイルカ（川海豚）の種類一覧の概要

「アマゾンカワイルカ」「ヨウスコウカワイルカ」「インダスカワイルカ」などの、様々な種類のカワイルカを調べて一覧にまとめてみました。

カワイルカはクジラ目ハクジラ亜目カワイルカ科に属する動物です。また、ヨウスコウカワイルカ科に属するヨウスコウカワイルカも存在します。

カワイルカは淡水から汽水域に生息し、現在はインドのガンジス川とパキスタンのインダス川に生息し、ヨウスコウカワイルカは中国の揚子江に生息していましたが、ここ数年固体が発見されず絶滅した可能性があります。

カワイルカ（川海豚）の種類一覧
名称	説明
インドカワイルカ	（学名：Platanista gangetica、英名:Ganges and Indus River Dolphin）カワイルカ科カワイルカ属のカワイルカです。ガンジスカワイルカとインダスカワイルカを1つの種として考える場合、インドカワイルカの名称を用います。
ガンジスカワイルカ	（学名：Platanista gangetica gangetica、英名:Ganges River Dolphin）カワイルカ科カワイルカ属のカワイルカです。ガンジス川とブラマプトラ川、またその支流のインド、バングラデシュ、ネパール各国を流れる川で発見されています。現在はガンジスカワイルカとインダスカワイルカを1つの種として考えられています。
インダスカワイルカ	（学名：Platanista gangetica minor、英名: Indus River Dolphin）カワイルカ科カワイルカ属のカワイルカです。パキスタンのインダス川とその支流のBeas River（ビーアス川）、Sutlej River（サトレジ川）で発見されています。 >現在はガンジスカワイルカとインダスカワイルカを1つの種として考えられています。
アマゾンカワイルカ	（学名：Inia geoffrensis、英名:Amazon River Dolphin）アマゾンカワイルカ科アマゾンカワイルカ属のカワイルカです。アマゾンイルカ、ピンクイルカ、淡水ピンクイルカ、ピンクネズミイルカなどと呼ばれる事もあります。南アメリカのオリノコ川やアマゾン川水系に生息しています。約3,500万年前に生息していた原始的なクジラと似たような特徴を持っているため、生きた化石と呼ばれています。体長約2.3～2.8m、体重約100～160kgで、カワイルカの種類では最大です。体色は明るいピンク、茶色、灰色、クリーム色など様々な色をしています。アマゾンカワイルカにはI. g. geoffrensis、I. g. boliviensis、I. g. humboldtianaの3亜種が居ます。
I. g. geoffrensis	アマゾンカワイルカの亜種です。マデイラ川以外のアマゾン川流域に棲息しています。
I. g. boliviensis	アマゾンカワイルカの亜種です。アマゾン川水域のマデイラ川流域に棲息しています。
I. g. humboldtiana	アマゾンカワイルカの亜種です。オリノコ川流域に棲息しています。
ヨウスコウカワイルカ	（学名：Lipotes vexillifer、英名:Chinese River Dolphin、中国名:揚子江河海豚）ヨウスコウカワイルカ科ヨウスコウカワイルカ属のカワイルカです。揚子江（長江）に生息している固有種です。約2000万年前に太平洋から揚子江へ移動したものとされています。一時は絶滅したと考えられていましたが、2009年9月に東洞庭湖保護区で132匹のヨウスコウカワイルカが確認されました。
ラプラタカワイルカ	（学名：Pontoporia blainvillei、英名:La Plata Dolphin）ラプラタカワイルカ科ラプラタカワイルカ属のカワイルカです。南アメリカのアルゼンチンとウルグアイを流れるラプラタ川とその河口周辺の海岸に生息しています。体長約1.6～1.8m、体重約50kg、体長の約15%にもなる非常に長い口吻が特徴です。他のカワイルカと違い、河口の汽水域や海水域でも生活します。