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ライブでのモッシュ・ダイブの種類一覧


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2017年9月24日 「盆踊りモッシュ」「騎馬戦ウォールオブデス」を追加。

ライブでのモッシュ・ダイブの種類一覧の概要

モッシュとはへヴィメタル、パンクロック、ハードコアのライブで始まったとされる現象で、ライブ会場で観客が曲やアーティストの煽り、 観客内の扇動者により、興奮し押し競饅頭状に押し合いへし合いする状態です。

また、モッシュは一人で行う物や、複数人で行う物など様々あります。

モッシュでは事故や怪我、場合によっては死亡者が出ることもあり、アーティストや会場によってはモッシュやダイブを一切禁止している場合があります。

詳細ページ:コンサート・ライブ・音楽フェスティバルの事件と事故の一覧
 
 
 
 
 
 
 
ライブでのモッシュ・ダイブの種類一覧
名称 説明
ウォール・オブ・デス Wall of Death。(W.O.D)
ライブ会場で観客が左右に分かれ、曲の開始もしくはバンドが合図をした瞬間に全員で左右から中央に突撃するかなり危険なモッシュです。
過去死傷者も出ているモッシュです。
主にハードコア、メタルコア、デスメタル、スラッシュメタルのライブで行われます。 ハードコア・バンドのSick Of It All のライブで始まったといわれています。

関連ページ:ウォール・オブ・デス(Wall of Death)を行うバンドと曲の一覧
エア・ギター Air guitar。
所謂ギターの弾き真似で、ロックやヘヴィメタルのライブなどで行われます。
ギタリストがギターソロやリフを弾いているときに、その演奏にあわせて観客やボーカリストが行うことが多いです。
フィンランドのオウルで、エアギターの世界選手権も行われています。
エア・ドラム Air drum
エア・ギターのドラムバージョンで、ドラマーの演奏にあわせてドラムを叩く真似をします。
ストーム storm
ライブ会場で観客が輪を描くように移動もしくはグルグルと回ることです。
サークルなどと呼ばれる事もあります。
パンク、ハードロック、ハードコア、ヘヴィメタルなどでテンポの速い曲で起こる事が多いです。
サークル Circle
ストームとほぼ同様の意味です。
左回りと呼ばれることも有ります。
サークルピット Circle pit
サークルが行われている場所を指します。
ヘッドバンギング head-banging。

ヘドバンなどと呼ばれ、ロック、ハードロック、ヘヴィメタル、ハードコア、ヴィジュアル系バンドのライブで良く見られます。
バンドの演奏する曲に合わせて、激しく頭を上下に振る(場合によっては左右・頭を回転・八の字などに動かす)行為で、 最近では周囲の観客と肩を組んで集団で行うこともあります。

また、ヘッドバンギングは首や頭部に負担を与える為、やりすぎには注意が必要です。アーティストでもヘッドバンギングのやりすぎにより体を壊してしまった人も居ます。
円陣ヘドバン 集団で円になり行うヘッドバンギングです。
扇風機ヘドバン windmill headbanging

長髪の人が頭を回転させるように行うヘッドバンギングは、髪の毛がグルグル廻る様子から、「扇風機ヘドバン」と呼ばれることが有ります。
腰バン 腰から折りたたむように上半身を前後に激しく動かす行為です。
フィストバンギング fist banging

バンドの演奏する曲に合わせて、腕を上げて拳を振る行為をフィストバンギングと言います。
手バン 主にヴィジュアル系のライブで行われるフィストバンギングの様な行為で、 曲に合わせて手をヘッドバンギングの様に上下に振る動作です。
ハンドクラップ Hand Clap

所謂「手拍子」の事で、曲によっては決まったリズムやパターンでハンドクラップを行う場合も有ります。
床叩き(床たたき) 手拍子の代わりに床を叩く行為です。

集団や輪になって行う場合には、床ではなく前方の人の背中や腰などを叩くこともあります。
メロイック・サイン maloik sign

手の人差し指と小指を立てて中指と薬指をたたみ、そこへ親指を添えるサインです。
デビルホーン(devil horns)とも呼ばれることがあります。
ヘヴィメタルの世界ではロニー・ジェイムス・ディオが流行らせたとも言われています。

なお、メタルアイドルグループのBABYMETALは親指・中指・薬指を前方に突き出した形で「キツネサイン」と呼んでいます。

2017年6月9日にはKISSのジーン・シモンズが「親指を立てたメロイックサインは1974年のキッスによる『ホッター・ザン・ヘル』ツアーで自分が流行らせた」として、米国特許商標庁に商標出願をしましたが、後に取り下げられました。
モッシュピット mosh pit
モッシュが行われている場所または、サークルピットの中心部を指します。
モッシュダイブ mosh dive
単純にダイブと呼ばれる事もあります。

ステージ上や、会場を仕切る柵、または他の観客の利用して、観客が密集している場所に飛び込む行為をモッシュダイブと言います。
ステージ上のバンドメンバーが観客席にダイブすることもあり、ステージ上からのダイブは「ステージダイブ」とも呼ばれます。

モッシュダイブにはそのまま飛び込む場合や、前転や捻りなどを加えて飛び込むことも有ります。

危険な行為のため、ほとんどのライブ会場では表向き禁止になっています。





リフト(リフトアップ) ライブ会場で、他の人を肩や頭上に持ち上げたり担ぐ行為で、 リフトからダイブやクラウドサーフに繋がることもあります。
クラウドサーフ crowd surf、crowd surfing

クラウドサーフィングとも呼ばれています。
観客の頭上を泳ぐようにして、主にステージ方面へ移動する行為をクラウドサーフといいます。
通常クラウドサーフを行う場合には観客の頭上で仰向けとなり、手足を上にあげ観客の頭に靴や腕時計などが当たらないようにするのがルールとなっています。
ヘッドウォーク
クラウドウォーク
head walk、crowd walk

ステージなどから観客の頭や肩の上を走り抜ける行為です。
テコンドーモッシュ テコンドーのように腕や蹴りを繰り出すモッシュをテコンドーモッシュと言います。
ウィンドミル Windmill

風車のように腕や足を大きく回すモッシュをウィンドミルと言います。
輪モッシュ 数人で肩を組み、輪になって回るモッシュです。
ここ最近増えてきたモッシュ方法で、若い人たちがやっていることが多いです。
パンチ合戦 wrecking
「レッキン」「レッキング」とも呼ばれ、演奏の音楽に合わせ周囲の観客と殴りあうモッシュです。
主にサイコビリーのライブで行われます。
The Gorilla ゴリラのように腕を曲げながら大きく振り回す行為のモッシュです。
(Sick Of It Allのミュージックビデオより)
The lawnmower 左右に動きながら地面に生えた草を引き抜くように腕を上下する行為のモッシュです。
(Sick Of It Allのミュージックビデオより)
Pickin' UP Change 地面に向かって交互に正拳突きをするように腕を上下する行為のモッシュです。
左右に動きながらPickin' UP Changeを行うとThe lawnmowerになります。
(Sick Of It Allのミュージックビデオより)
The Pizzamaker 頭の上付近で指先を中心とした腕を回しながらピザの生地を作るような行為のモッシュです。
(Sick Of It Allのミュージックビデオより)
creepy crawlies うごめく虫のように2人組で周るスタイルのモッシュです。
(Sick Of It Allのミュージックビデオより)
glorious pile on モッシュエリアの人が密集しているエリアに飛び乗る行為のモッシュで、モッシュダイブに非常に似ています。
(Sick Of It Allのミュージックビデオより)
盆踊りモッシュ・盆踊りサークル 盆踊り風に踊りながら行われるサークルモッシュです。

「キュウソネコカミ」の曲『KMDT25』で行われる他、コミック系ラウドバンド「夕闇に誘いし漆黒の天使達」のライブや、TOKYO IDOL FESTIVAL2017ではアイドルの寺嶋由芙のライブで行われました。
スラム音頭 サークルピットの中心で盆踊りやパラパラ等の踊りを踊るような行為のモッシュです。
ハーコーモッシュ ハードコアなモッシュの総称として使われる言葉です。
ポゴダンス pogo dance
頭を振りながらジャンプを繰り返す行為をポゴダンスと言います。
セックスピストルズのシド・ヴィシャスが始めたとされています。
スカダンス ska dance
SKA系(主に管楽器を使用した)スカパンクやスカコアなどのライブなどに多いダンスです。
前傾姿勢でその場で走るよう(素早い足踏み)に踊ります。
また、スカダンスにも様々なパターンがあるようです。
ツーステップ 2step

右右・左左、右右・左左というリズムでステップを踏んでおこうなう行為のモッシュです。
ツーステップには腕の動きなども取り入れてダンスに近い状態になる事もあります。
スカンキン Skanking

スカ系のバンドのライブで行われるモッシュです。
エピック・ヴァイキング船漕ぎ 「Epic viking rowing during」または「Rowing pit」

スウェーデンのヴァイキングメタルバンド『アモン・アマース (Amon Amarth)』のライブで行われる事の有る行為で、 観客が集団で床に座りヴァイキング船のオールを漕ぐ動作をします。

近年ではヴァイキングメタルバンドを中心に、徐々に様々なバンドでも見られるようになっています。

なお、音楽情報サイトのamassでは「ボートこぎピット」と呼んでいます。メタルコア・バンドのライヴで新たに「ボートこぎピット」が発生、映像が話題に
シンコーミュージック

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コロダイ 主にヴィジュアル系のライブで行われるクラウドサーフのような行為で、 観客の頭上を転がるように進みます。
逆ダイ フィストバンギングを行いながら前方に倒れこむような動きで、主にヴィジュアル系のライブで行われています。
柵ダイ フロアの柵前で行う逆ダイの様な行為で、柵に体をかけて前方に倒れこむように行う動きです。
背ダイ 勢いをつけ背中向きの状態になり、前方または前の観客へと飛び込む行為です。
折り畳み 上半身を前のめりに倒してリズムを取る行為で、柵にもたれ掛かって行うこともあります。
土下座ヘドバン ドゲバンとも呼ばれています。
正座(もしくは座り込んで)をして土下座のようにヘッドバンギングをする行為を土下座ヘドバンと言います。
ヴィジュアル系のライブなどに多いようです。
ハート飛ばし 主にヴィジュアル系のライブで行われる行為で、手でハート型を作り推しメンバーに向かって見せたり飛ばすような仕草をする動作です。
咲き 主にヴィジュアル系のライブで行われる行為で、煽りや曲に合わせて手を左右に開いたり閉じたりする動作です。
手扇子 主にヴィジュアル系のライブで行われる行為で、手を扇子のように振ったり前に差し出したりする動作です。
オタ芸 「ヲタ芸」などとも表記されるモッシュ(または応援行為や振り付け)で、主にアイドルや声優・アニメソング(アニソン)などのライブで見られます。
オタ芸とも取れる行為は1970年代のアイドルのコンサートでも有ったとされています。

オタ芸には「PPPH」、「OAD」、「マワリ」、「ロマンス」、「ムーンライト」、「ケチャ」、「スネークサンダー」、「ロミオ」等様々な動きや技があり、 地方やアーティストによっても細分化されたオタ芸があります。
サイリウムダンス 両手のサイリウムを持って曲に合わせて踊る行為でヲタ芸の一つに分類される事もあります。
主にアニソンや声優系のライブで見られる事が多いです。
マサイ 曲のリズムに合わせマサイ族のジャンプの用に、その場で高く飛び上がる行為です。

主にアイドルのライブなどで行われることが多いですが、後方の客がステージが見えなくなることから迷惑行為として禁止されている場合があります。
推しジャン 推しジャンプ

主にグループアイドルのライブで行われる行為で、自分の推している(ファンの)アイドルのパートで歌った際に、 その場で高く飛び上がって応援する行為です。

推しジャンをする際には推しメンバーのカラーのサイリウムを振ったり、メンバーに向けて手を振ったりすることも有ります。
特定のバンドや曲毎のモッシュやダイブ
Xジャンプ エックスジャンプ

X JAPANの曲「X」のライブ時に行われるジャンプで、両腕をX字状にクロスして飛ぶジャンプです。

X JAPANのライブでは数万人の観客が一斉にXジャンプを行うとかなりの振動が発生し、 1997年の東京ドームで行われたラストライブでは文京区の一部で震度3に相当する揺れが発生しました。
ダメジャンプ ジャンプの際に腕をクロスさせて行うジャンプで、X JAPANの「Xジャンプ」のオマージュとされています。

ダメジャンプを行うバンドと曲には筋肉少女帯の「踊るダメ人間」、BABYMETALの「イジメ、ダメ、ゼッタイ」があります。
キツネサイン
フォックスサイン
メタルアイドルグループのベビーメタル(BABYMETAL)が使用するメロイックサインで、 親指・中指・薬指を前方に突き出した形でキツネサイン(またはフォックスサイン)として使用しています。

もともとはメロイックサインとしてプロデューサーが教えたところ、影絵のキツネとしてメンバーが遊んでいたところから キツネサインとして利用するようになったそうです。
モッシュッシュ メタルアイドルグループのベビーメタル(BABYMETAL)のライブで行われるモッシュの事で、 激しいモッシュではなく皆が楽しめるモッシュを指しています。

なお、ベビーメタルのファンは「モッシュッシュメイト」と呼ばれています。

参考:バンド・ミュージシャン・アイドルのファンの呼び名・呼び方・名称の一覧
ベビーヘドバン メタルアイドルグループのベビーメタル(BABYMETAL)が行うヘッドバンギングで、 通常のヘッドバンギングは首から上の頭部を縦に振るのに対し、ベビーヘドバンは首と頭を横に振るのが特徴です。
ドキモ寝 ベビーメタル(BABYMETAL)の「ド・キ・ド・キ☆モーニング」(ドキドキ モーニング)のライブで行われるパフォーマンスで、曲の途中でベビーメタルのメンバーがステージ上で寝る振り付けと同時に、 フロアで観客も床に横になって寝る仕草を行います。
騎馬戦ウォール・オブ・デス 騎馬戦WOD

BABYMETALのサマーソニック2017大阪会場において、Road of Resistanceのウォールオブデスの際に行われたモッシュです。

通常のウォール・オブ・デスにまぎれて観客が組んだ4騎程度の騎馬戦の騎馬が左右からぶつかり合いました。

翌日のサマーソニック幕張会場でも行われましたが、左右1騎程度の小さいもので終わりました。
ガウガウポーズ MAN WITH A MISSION(マン ウィズ ア ミッション 略称:マンウィズ)のメンバーや観客が行う行為で、腕を上げて引っ掻くように手を広げるポーズです。

ライブ終了時に「1、2、3、ガウー」の掛け声でポーズを取るのが恒例となっています。
ガオー アイドルグループのベイビーレイズJAPANの曲「ゲート・オブ・ザ・タイガー」で行われる行為で、 メンバーが「ガオー」と歌った際にそれに合わせ腕を上げて引っ掻くように手を広げるポーズを行います。
肉球ケチャ アイドルグループのあゆみくりかまきのライブで行われるオリジナルケチャで、 上部に挙げた左右の五本指を第二関節で曲げ、熊が襲い掛かるような格好を取ります。
プッチャ肉球インジエアと命名されていますが、その名称では殆ど呼ばれていないようです。

ケチャとはインドネシアのバリ島の同名の民族舞踊を元にした動きで、曲に合わせて手を前方や上方に押し出すような動きをします。
アナログマトントン アイドルグループのあゆみくりかまきの曲「アナログマガール」のライブで行われる動作で、 手を斜めに掲げジャンプする行為です。
ゴキブリモッシュ コックローチモッシュ(Cockroach MOSH)とも呼ばれるモッシュで、フロアに仰向けに寝そべり手足をゴキブリの様にバタつかせるモッシュです。

日本のゴアグラインドバンドVISCERA INFESTのライブで行われ、バンドのFacebookでは『曲が速過ぎてお手上げ状態な時にはひっくり返ってキンチョール振りかけたゴキブリの様にもがくモッシュ法』と紹介されています。
詳細:VISCERA INFEST恒例ゴキブリモッシュ
ストーンコールド芸 ストンコ芸とも呼ばれ、アニソンイベントなどでFictionJunctionの「stone cold」が流れた際に行われる事のある行為・オタ芸の一種です。

曲のリズムに合わせて、片足を上げたその下で手を叩き左右の足で交互に行います。
その他
地蔵 主にスタンディングのライブにおいて、曲にノッタリせず腕を組んだままなどで微動だにせず見ている観客を指します。

なお、地蔵だからといってもライブを楽しんでいないわけでは無く、集中してライブのパフォーマンスや演奏を見入っている場合が殆どです。
圧縮 スタンディングライブのアリーナやフロアにおいて、ライブの開始時や人気曲の開始時に観客が一斉に前方へと押し寄せ潰される行為です。

アイドルや声優などのライブだと極度の圧縮が発生し、観客が酸欠などで倒れることも有ります。
バッファ スタンディングライブのアリーナやフロアにおいて、ライブの開始時や人気曲の開始時に観客が一斉に前方へと移動したり押し寄せる行為です。

移動する様子がバッファローの群れの様に見えることから「バッファ」「バッファ行為」と呼ばれています。
引き剥がし スタンディングライブのアリーナやフロアの最前列にいる観客を、ステージ前の柵から引き離す行為です。

引き剥がしには、肩に手をかけて引っ張る、脇の下や腹部の隙間から肘などをねじ込む、横から押し出す等があり、 迷惑行為とされる場合があります。
 

 







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