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ツル(鶴・つる)の種類一覧


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ツル(鶴・つる)の種類一覧の概要

ツルは鳥綱ツル目ツル科に属する鳥の総称で、南極大陸と南アメリカを除く世界各地に生息しています。

体長は最大で1mになり、雑食性で植物の種子や果実、魚類、昆虫などを食べ、流れの緩やかな河川、湖沼、田圃、草原などで生活しています。

日本には北海道の釧路湿原などに生息するほか、冬鳥として日本各地の湖沼に飛来します。
 
 
 
 
 
 
 
ツル(鶴・つる)の種類一覧
名称 説明
ソデグロヅル
袖黒鶴
学名:Grus leucogeranus
英語名:Siberian Crane
ツル目ツル科ツル属の鳥です。
中国、ロシア、アフガニスタン、イラン、インド、パキスタンなどに生息しています。
夏季にはロシア北東部などで繁殖し、冬季になると越冬のためインドやイランに移動します。 日本にもまれに渡ってくることがあります。
体長は125~137cm。湖沼や湿原、干潟などで生活しています。
雑食性で、植物の根や種子、果実、魚類、昆虫、両生類、爬虫類、小型の哺乳類を食べています。
自然環境の破壊などで生息数が年々減少しています。
オオヅル 学名:Grus antigone
英語名:Sarus Crane
ツル目ツル科ツル属の鳥です。
インド、パキスタン、オーストラリア、カンボジア、ベトナム、ミャンマー、ラオスに生息しています。
体長は140~156cmと大型で、ツルの中では最大の種類です。
草原、湿原、河川などで生活しており、昆虫、魚類、両生類、爬虫類、植物の種子や果実などを食べています。
オオヅルには以下の亜種が損存在します。
  • Grus antigone antigone
  • Grus antigone sharpei
オーストラリアヅル 学名:Grus rubicunda
英語名: Brolga
ツル目ツル科ツル属の鳥です。
インドネシア、オーストラリア、パプアニューギニアに生息しています。
体長は105~125cm。薄い黒や灰色の体毛に覆われています。
湖沼や湿原に生息し、昆虫や魚類、爬虫類、両生類、植物の種子や根などを食べます。
マナヅル
真鶴
真名鶴
学名:Grus vipio
英語名:White-naped Crane
ツル目ツル科ツル属の鳥です。
中国、朝鮮半島、日本、モンゴル、ロシア南東部に生息しており、夏季に中国やモンゴルで繁殖し、冬季に日本などに渡り越冬します。
体長は120~153cm。湿原などで生息し、昆虫、魚類、植物の葉や種子などを食べています。
カナダヅル
加奈陀鶴
学名:Grus canadensis
英語名:Sandhill Crane
ツル目ツル科ツル属の鳥です。
北アメリカやシベリアなどで繁殖し、冬季にアメリカ南西部へと移動します。 日本へも極まれに迷い込んでくることがあります。
カナダツルには以下の亜種が存在します。
  • ヒメカナダヅル
    英語名:Lesser Sandhill Crane
    学名:Grus canadensis canadensis
  • オオカナダヅル
    英語名:Greater Sandhill Crane
    学名:Grus canadensis tabida
  • カナダヅル
    英語名:Canadian Sandhill Crane
    学名:Grus canadensis rowani
  • Florida Sandhill Crane
    学名:Grus canadensis pratensis
  • ミシシッピーカナダヅル
    英語名:Mississippi Sandhill Crane
    学名:Grus canadensis pulla
  • キューバカナダヅル
    英語名:Cuban Sandhill Crane
    学名:Grus canadensis nesiotes
アネハヅル
姉羽鶴
学名:Grus virgo
英語名:Demoiselle Crane
ツル目ツル科ツル属の鳥です。
チベット高原などで繁殖し、インドや中東、アフリカで越冬します。 南方へ渡る際には標高5000~8000mもの高度を飛び、ヒマラヤ山脈を越えることもあります。
体長は約90cmでツルの中では小さい種類です。





ハゴロモヅル
羽衣鶴
学名:Grus paradisea
英語名:Blue Crane
ツル目ツル科ツル属の鳥です。
スワジランド、ナミビア、南アフリカ共和国などに生息しています。
草原などに生息し、昆虫、甲殻類、魚類、爬虫類、職部の種子などを食べています。
ホオカザリヅル 学名:Grus carunculatus
英語名:Wattled Crane
ツル目ツル科ツル属の鳥です。
エチオピア、ザンビア、ジンバブエ、タンザニア、ボツワナ、マラウイ、南アフリカ共和国、モザンビークなどに生息しています。
体長は約150cm。頭から胴体の上半分は白色の羽毛で、胴体の下半分は灰色または黒の羽毛をしています。
湿原や湖沼に生息し、スゲの葉や茎、種子、昆虫、魚類、爬虫類を食べます。
クロヅル
黒鶴
学名:Grus grus
英語名:Common Crane
ツル目ツル科ツル属の鳥です。
アフリカ大陸北部、ヨーロッパ北部、中央アジアなどに生息しています。
体長は104~137cm。湿原や湖沼、河川、草原などに生息しています。
雑食性で植物の葉や茎、昆虫、爬虫類、他の鳥類の卵や雛を食べます。
クロヅルには以下の亜種が存在します。
  • Grus grus grus
  • Grus grus lilfordi
ナベヅル
鍋鶴
学名:Grus monacha
英語名:Hooded Crane
ツル目ツル科ツル属の鳥です。
朝鮮半島、中国東北部、モンゴル、ロシア南東部、日本などに生息しています。 夏季に中国北部やロシアで繁殖し、冬季になると日本などに南下し越冬します。
体長は90~100cm。湖沼や河川、干潟などに生息し、植物の根や昆虫、両生類などを食べています。
アメリカシロヅル 学名:Grus americana
英語名:Whooping Crane
ツル目ツル科ツル属の鳥です。
アメリカ合衆国とカナダに生息しています。 夏季はアメリカ北部やカナダで繁殖し、冬季になるとテキサス州などに南下し越冬します。
体長は125~160cm。体重7.5kg。
湿原や草原に生息し、昆虫、魚類、両生類、爬虫類、動物の死骸、植物の根、種子、果実などを食べています。
生息数は少なく、野生の個体で約260羽、飼育されている個体で約130羽となっています。
オグロヅル 学名:Grus nigricollis
英語名:Black-necked Crane
ツル目ツル科ツル属の鳥です。
中国、インド、ブータン、ベトナムなどに生息しています。
体長は115~140cm、体重は5~7kg。
標高3900~4200mの高地で繁殖し、冬季になると低地の湖沼などに移動します。
雑食性で昆虫や小動物、植物の種子などを食べています。
生息数は5600~6000羽程度と考えられています。
タンチョウ
タンチョウツル
丹頂
学名:Grus japonensis
英語名:Red-crowned Crane
ツル目ツル科ツル属の鳥です。
日本、朝鮮半島、中国、ロシア南東部に生息しています。
体長は125~150cm。体重6.3~9kg。
全身は白い羽毛で覆われ、喉から目にかけてが黒い羽毛となっています。 最大の特徴は頭の頭部が赤いことです。
湿原、湖沼、河川などに生息し、昆虫、甲殻類、魚類、貝類、両生類、植物の葉や種子を食べています。
「釧路のタンチョウ」や「鹿児島県のツルおよびその渡来地」が天然記念物に指定されています。
カンムリヅル
冠鶴
学名:Balearica pavonina
英語名:Black Crowned Crane
ツル目カンムリヅル科カンムリヅル属の鳥です。
アフリカ中央部や西部に生息しています。
頭の上に冠のような羽毛があるのが特徴で、ツルの中では珍しく木の枝に止まることができます。
湿地や草原で生息し、植物の種子や小動物、昆虫などを食べています。
ホオジロカンムリヅル
頬白冠鶴
学名:Balearica regulorum
英語名:Grey Crowned Crane
ツル目カンムリヅル科カンムリヅル属の鳥です。
アフリカ大陸南部に生息しています。
体長は約100cm。
頭の上に冠のような羽毛があるのが特徴で、ルの中では珍しく木の枝に止まることができます。
沼地や湿地などに生息し、昆虫や節足動物、小動物、植物の種子や果実を食べます。
ウガンダの国鳥に指定されています。
 

 




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