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デス声・デスボイス・デスヴォイスの種類一覧


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2017年10月21日 ピッグスクイール、フライスクリーム、フォールスコードスクリーム等を追加。

デス声・デスボイス・デスヴォイスの種類一覧の概要

デス声・デスボイスとは、意識的に出した「だみ声」で、デスメタル、ハードコア、ブラックメタル、エモ、スクリーモ、 グラインドコア、ゴシックメタル、ヴィジュアル系バンドで使用されています。

代表的なデスボイスにはグロウル(growl)、グラント(grunt)などが有り、ヴォーカリスト独特のデスボイスを使用する者もいます。
また、ピッチシフターなどのツールを使用して本来の声よりもより低い声を使用することもあります。

また、デスボイスを多用しすぎる事により、喉や声帯を痛める事も有るため、不用意に真似などをしない方が良いです。
 
 
 
 
 
 
 
デス声・デスボイス・デスヴォイスの種類一覧
名称 説明
デスボイス
デスヴォイス
デス声とも呼ばれ、通常の人から聞くと、濁声(ダミ声)や、がなり声に聴こえます。

デスメタル、ブラックメタル、ハードコア、メタルコア、グラインドコア、ゴアグラインド、スクリーモ、ゴシックメタル、V系(ヴィジュアル系)、ミクスチャーロック、一部のラップやヒップホップなどのジャンルの音楽でよく使われる歌唱方法の総称です。

デスボイスには息を吐きながら声を出す方法と、息を吸いながら声をだす2つの方法が有ります。

デスボイスは怒りや憎しみなどを表現したり、恐怖や不気味、痛みや苦しみや汚さなどを表現するために使われます。
またメタルやハードコア系統の激しい音楽では、通常の歌い方(クリーンボイス)をするとギターやドラムやベースの音に掻き消されてしまうために、普通の発声方法より極端に低いデスボイスを使用する事もあります。
グロウル
(グロウルボイス)
death growl
主にデスメタルやメロディックデスメタル、メタルコア、ハードコアなどで使用されることが多い一般的なデスボイスの種類で、通常デスボイスというとグロウルを指す事が多いです。

音は「ギャ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"」や「ヴォ"ォ"ォ"ォ"」のように聴こえ、ガテラルボイスよりも高い中音域から低音域のデスボイスとして使われます。

ガテラル
(ガテラルボイス)
guttural voice

主にブルータルデスメタル、グラインドコアなどのジャンルの音楽で使用されることが多い「ゴボゴボゴボ」「コポコポコポ」というように聴こえるデスボイスの種類です。
グロウルが中音域から低音域のデスボイスに対し、ガテラルは低音域から超低音域のデスボイスとなります。

グロウルよりも低音で、ゴボゴボしたような音から『下水道ボイス』や、嘔吐しているような音から『ゲロボイス』、溺れているような音から『溺死ボイス』などと呼ばれることも有ります。 中にはカエルの鳴き声のように「ゲロゲロ」「ゲコゲコ」聴こえるようなものもあります。

最近は音声を変換させる機器(ピッチシフター等)で極端な低音のボーカルを使用するバンドも居ます。

Cryptopsyのロード・ワーム、Cannibal Corpseのクリス・バーンズなどがガテラルで有名です。
ピッグスクイール Pig Squeal

その名のとおり豚の悲鳴のような発生方法で、息を吐く際に発声する方法と、息を吸う際に発声する方法があります。

ピッグスクイールの音は「ピギィィィィー」「ウリィィィー」のように聴こえ、英語圏では「Bree」の発音として発声するようです。

ピッグスクイールは1990年代のグラインドコアバンドやデスメタルバンドで使われ始め、現在では多くのグラインドコアバンドやブルータルデスメタルバンドで使用されています。

通常ピッグスクイールはシャウトの代わりや曲中のブレイクダウンに使われますが、近年のバンドでは歌詞を歌う際にもピッグスクイールを用いることがあります。
シャウト shout
所謂叫び声です。

デスボイスで叫ぶとデスボイスシャウトになります。
デスボイスシャウト デスボイス(デス声)で叫んだ状態です。
スクリーム Scream

高音のデスボイスシャウトの総称で、金切り声とも呼ばれたりします。
また一般的なデスボイスのように濁声で無い高音の金切り声もスクリームと呼ばれます。

DIR EN GREYの京、CRADLE OF FILTHのダニ・フィルスなどがスクリームで有名です。
スクリーチ screech
グロウルやガテラルよりも高音のデスボイスで、スクリームと同じものとされています。
フライスクリーム Fry Scream

フライスクリームは声帯を閉じた状態で声を歪ませるデスボイスで、フォールスコードスクリームよりも高音域で使用される(高音が出しやすい)ことが多いです。

一般的にはミックスボイスと呼ばれる高音域の歌唱方法に、エッジボイスを乗せて歪ませて発声することが多いようです。
フォールスコードスクリーム False Chord Scream

フォールスコードスクリームは仮声帯を使って発声する方法で、低く歪んだデス声を出すことが出来、声帯を使わないことから喉に優しいデス声として多くのボーカルから好まれて使われています。

声帯を開いた状態で吐いた息を仮声帯で振動させて音を出すことから低音域が出しやすいため、フライスクリームよりも低音域の歌唱方法で使われることが多いです。

フォールスコードスクリームと同様に仮声帯を使い低い歪んだ濁声を発声する歌唱方法には、モンゴルのホーミー、トゥバ共和国のフーメイ(カルグラ)などが有ります。
グラント Grunt
英語圏でデスボイスを指す言葉で、 グロウルと同じ意味として使われることが多いようです。
その他
ホイッスルボイス ホイッスルボイスとは一般的な歌唱方法の一つで、超高音域の発声方法でマライア・キャリーなどが使用している事で知られています。

デスボイスとしては、スクリームよりも更に高い金切り声や叫び声をのホイッスルボイスとして呼ぶことがあります。
エッジボイス エッジボイスはボーカルフライとも呼ばれる歌唱方法です。

エッジボイスとはデスボイスでは有りませんが、声帯を閉じて発声した際に、声帯が振るえ発声する声がガラガラとかすれた様な音になる状態です。
一般的に「あああああ」と発声した際に閉じた声帯が振動するため「あ"あ"あ"あ"あ"」と聴こえます。

声帯を閉じて発声することが出来るようになるため、声帯の使い方や呼吸量の調整の練習にもなる歌唱方法で、掛け合わせて様々なデスボイスを使うための基礎にもなります。

吐き捨てボイス 歌詞を吐き捨てるように歌う歌い方で、主にスラッシュメタルやブラックメタルなどで使われています。
呪咀ボーカル
念仏ボーカル
Mayhemや、Sunn O)))等で活躍しているアッティラ・シハーの歌い方が、 呪詛や念仏を唱えているように聴こえる為、呪咀ボーカル・念仏ボーカルなどと呼ばれることが有ります。
 

 







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