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ブラックメタルバンドのメンバーが放火した教会の一覧
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2016年11月27日 書籍「ブラックメタル・血塗られた歴史」からの情報を追加。
ブラックメタルバンドのメンバーが放火した教会の一覧の概要
ブラックメタル(Black Metal)とはヘヴィメタルの一種で、反キリスト教の思想を持った音楽です。
反キリスト教を思想に持つ理由には、黒魔術やサタニズムなどの悪魔崇拝、精霊崇拝や自然崇拝や土着信仰などのペイガニズム、 北欧神話崇拝などの由来を元となっています。
ブラックメタルの中でも1990年代前半から台頭したノルウェー出身のEmperor、Mayhem、Burzumなどのバンドは、Mayhemのユーロニモスを中心とした インナーサークルと呼ばれるグループを作り(実際にはブラックメタル好きの集まりだった様ですが)多くの犯罪を起こし、 特に1992年から1996年までの4年間で50箇所近い教会やキリスト教関係施設への放火や墓石の破壊などを行ったとされています。
1995年11月7日のノルウェーの新聞Aftenpostenによると1992年に13件(うち解決10件)、1993年に10件(うち解決5件)、1994年に14件(うち解決7件)、1995年に7件(うち解決3件)と記載され、 被害総額はノルウェーの文化遺産担当局の推定3億クローネ(当時で約40億円)と発表。これは建て直しにかかる費用だけとされ、焼失した文化財の価値を含むと計り知れない額になります。
インナーサークルの中でもBurzumのメンバーであるヴァルグ・ヴィーケネス(Varg Vikernes、ステージネームはカウント・グリシュナック)が、 数多くの教会への放火事件などを引き起こしており、彼は教会の放火について「キリスト教徒は自分たちの祖先の墓を穢したのでその報復である」という旨を語っています。
ちなみにヴァルグ・ヴィーケネスは、1993年8月10日にはMayhemのユーロニモスを殺害した為逮捕され、 殺人と3件の教会の放火(オソナ教会、ホルメンコーレン教会、ショルド教会)を含めた罪で懲役21年の判決を受けた後15年間服役し、 2006年に出所しました。
反キリスト教を思想に持つ理由には、黒魔術やサタニズムなどの悪魔崇拝、精霊崇拝や自然崇拝や土着信仰などのペイガニズム、 北欧神話崇拝などの由来を元となっています。
ブラックメタルの中でも1990年代前半から台頭したノルウェー出身のEmperor、Mayhem、Burzumなどのバンドは、Mayhemのユーロニモスを中心とした インナーサークルと呼ばれるグループを作り(実際にはブラックメタル好きの集まりだった様ですが)多くの犯罪を起こし、 特に1992年から1996年までの4年間で50箇所近い教会やキリスト教関係施設への放火や墓石の破壊などを行ったとされています。
1995年11月7日のノルウェーの新聞Aftenpostenによると1992年に13件(うち解決10件)、1993年に10件(うち解決5件)、1994年に14件(うち解決7件)、1995年に7件(うち解決3件)と記載され、 被害総額はノルウェーの文化遺産担当局の推定3億クローネ(当時で約40億円)と発表。これは建て直しにかかる費用だけとされ、焼失した文化財の価値を含むと計り知れない額になります。
インナーサークルの中でもBurzumのメンバーであるヴァルグ・ヴィーケネス(Varg Vikernes、ステージネームはカウント・グリシュナック)が、 数多くの教会への放火事件などを引き起こしており、彼は教会の放火について「キリスト教徒は自分たちの祖先の墓を穢したのでその報復である」という旨を語っています。
ちなみにヴァルグ・ヴィーケネスは、1993年8月10日にはMayhemのユーロニモスを殺害した為逮捕され、 殺人と3件の教会の放火(オソナ教会、ホルメンコーレン教会、ショルド教会)を含めた罪で懲役21年の判決を受けた後15年間服役し、 2006年に出所しました。
名称 | 説明 |
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ファントフト・スターヴ教会 |
ファントフト・スターヴ教会(Fantoft Stave Church)は、ノルウェーのソグン・オ・フィヨーラネ県のルステルのフォットンに建てられ、
後にホルダラン県の都市ベルゲンのファナ地区へと移設された樽板教会(スターヴ教会)と呼ばれる構造の教会です。 ファントフト・スターヴ教会は1992年にBurzumのヴァルグ・ヴィーケネス(カウント・グリシュナック)等が放火を行ったとされ消失しましたが、 1997年5月に再建されました。 この放火事件でヴァルグ・ヴィーケネスは逮捕されましたが、陪審により無罪となりました。 なお、1993年に発売されたBurzumのミニアルバム「Aske(日本語で灰を意味する)」のジャケットには、 焼け落ちたファントフト・スターヴ教会の画像が使われ、CDの特典にライターがおまけで付けられました。 |
オソナ教会 |
オソナ教会(Åsane Church)は、ノルウェーのホルダラン県の都市ベルゲンに1795年建てられていた教会です。 オソナ教会は1992年のクリスマスイブにBurzumのヴァルグ・ヴィーケネスと、 Old FuneralやImmortalやハデスで活動しているギタリストのイォーン・インゲ・トゥーンスベリュ(Jørn Inge Tunsberg)により放火されました。 この放火で教会は大きな被害を受けましたが、残った材料を用いて1995年11月19日に再建されました。 なお、後にイォーンはヴァルグと仲違いをしたことから出頭して逮捕され、懲役3年の刑を受け刑務所に2年間服役しました。 |
ストレトヴェイト教会 | ノルウェーのホルダラン県のベルゲンのファナ地区にあるストレトヴェイト教会(Storetveit kirke)は、 1992年5月23日にBurzumのヴァルグ・ヴィーケネスらにより放火が試みられましたが未遂に終わりました。 |
ショルド教会 |
ショルド教会(Skjold Church)は、1887年にノルウェーのローガラン県ヴィンダフョルドに建てられ、約750人を収容できる比較的大規模な木造教会でした。 1991年9月13日にBurzumのヴァルグ・ヴィーケネスと、Emperorのサモスにより放火され消失し、新しい教会は1998年に建て替えられました。 この教会放火事件でサモスは1994年に逮捕され懲役16ヶ月の実刑判決を受けています。 |
ホルメンコーレン教会 |
ホルメンコーレン教会(Holmenkollen Chapel)は、ノルウェーのオスロのホルメンコーレン地区に1903年に建てられた教会です。 ホルメンコーレン教会は1992年8月23日に、Burzumのヴァルグ・ヴィーケネスと、 Emperorのドラマーであるファウスト(Bård Guldvik "Faust" Eithun)、 Mayhemのユーロニモス(オイスタイン・オーシェト)により放火されました。 当初は自作の爆発物を使用して破壊を試みたようですが爆発せず、祭壇に賛美歌と聖書を重ねその上にガソリンをかけて放火をしたとされています。 ファウストは「爆発物は爆発自体は成功したものの、発火せずに吹き飛んでしまったので教会に戻ってライターで火をつけた」と後のインタヴューで語っています。 火災直後には電気系統の不具合による発火と考えられていましたが、後にヴァルグ・ヴィーケネスが逮捕された際に彼とファウストによる放火と断定されました。 ファウストは放火事件2日前の8月21日にリレハンメルのオリンピック公園にて迫ってきた同性愛者を殺害しており、放火事件とあわせて懲役14年の判決を受け、9年4ヶ月の懲役後に出所しました。 ユーロニモスはホルメンコーレン教会の公判が始まる前の1993年8月10日に、ヴァルグ・ヴィーケネスに殺害されています。 ホルメンコーレン教会は1996年に再建されました。 |
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ニーダロス大聖堂 |
ニーダロス大聖堂(Nidaros Cathedral)は、ノルウェーのトロンハイムにある、
ロマネスク様式とゴシック様式の大規模な聖堂です。 ニーダロス大聖堂はブラックメタルバンドMayhemアルバム「De Mysteriis Dom Sathanas」のアートワークにも使用されています。 Burzumのヴァルグ・ヴィーケネスとMayhemのユーロニモス、この大聖堂を爆破しようと試み、150kg近い爆薬を実弾3000発を所持していましたが、 1993年の家宅捜索の際に押収されました。 なお、ヴァルグ・ヴィーケネスは後のインタビューでこれらの爆薬と実弾はノルウェーを守る為に所持していたと語っています。 |
オルモヤ教会 | オスロに有るオルモヤ教会(Ormøy kirke)は1992年9月1日にブラックメタルに関係すると見られる若者により放火が試みられましたが、 大きな被害が出る前に消し止められました。 |
ハウケト・プリンスダール教会 |
オスロに有るハウケト・プリンスダール教会(Hauketo-Prinsdal kirke)は、
1992年10月3日に上記のOrmøy教会放火の犯人と同一人物により放火され全焼しました。 当初は電気器具などの発熱による火災が原因と見られていましたが、 捜査が進むにつれ足跡と窓が割られた痕跡が見つかり、後に19歳の若者が逮捕され懲役1年と約500万クローネの罰金の刑を受けました。 調べによると犯人の若者は近所のガソリンスタンドでガソリンを2缶購入し教会に忍び込んで放火を行った他、 教会に置いてあった賛美歌なども盗んでいました。 1995年に新しいHauketo-Prinsdal教会が作られました。 |
コルボンの墓地の礼拝堂 | 1992年9月と10月にノルウェーのOppegårdのコルボンにある墓地の礼拝堂が、 Ormøy教会放火事件と同一人物と見られる犯人により放火されました。 |
サルプスボルグのメソジスト教会 |
ノルウェーのサルプスボルグにあるメソジスト教会は、
1992年12月25日にブラックメタル関係者と思われる犯人により放火されました。 この教会の火災により消防士1名がなくなっています。 |
スンド教会 | ノルウェーのホルダラン県のスンドにあるスンド教会(Sund kirke)は、 1994年3月13日にブラックメタル関係者と思われる犯人により放火され、 1997年に再建されました。 |
Seegård教会 | ノルウェーのオップラン県のGjøvikにあるSeegård教会は、 1994年3月27日にブラックメタル関係者と思われる犯人により放火され全焼し、 3年後の1997年に再建されました。 |
ゴル・スターヴ教会 |
ゴル・スターヴ教会(Gol stave church , Gol stavkirke)はノルウェーのブスケルー県に1212年に建てられ、
1885年に首都オスロ市内のノルウェー民俗博物館に移設された教会です。 ゴル・スターヴ教会は1994年5月16日にブラックメタル関係者と思われる犯人により放火されましたが未遂に終わっています。 なお、犯人は1994年8月30日に放火の罪で2年1ヶ月の懲役を宣告されました。 |
Åmot教会 |
ノルウェーのブスケルー県のModumにあるÅmot教会(Åmot kapell)は、
1994年5月17日にブラックメタルに影響されたと見られる17歳の少年により放火と祭壇が破壊される被害を受けました。 放火は未遂に終わりましたが、犯人の17歳の少年は後に逮捕され有罪判決を受けました。 |
Frogn教会 |
ノルウェーのアーケシュフース県にある1859年に立てられた木造のFrogn教会(Frogn kirke)は、
1994年6月4日にブラックメタル関係者と思われる犯人により放火され全焼しました。 Frogn教会は5年の1999年に再建されました。 |
Heni教会 | ノルウェーのアーケシュフース県にある1864年に建てられたHeni教会は、 1994年6月19日にブラックメタル関係者と思われる犯人により放火されましたが、 火災を発見した通行人の通報により未遂に終わっています。 |
Jeløy教会 |
ノルウェーのMossにある1975年に立てられたJeløy教会(Jeløy kirke)は、
1994年7月7日にブラックメタル関係者と思われる犯人により放火され、
屋根の一部を損傷する被害を受けました。 なお、犯人の16歳の少年は9ヶ月の懲役、17歳の少年は6ヶ月の懲役または12ヶ月の執行猶予判決を受けました。 |
オッダ教会 | ノルウェーのベルゲンに有るオッダ教会(Odda's Church)は、 1994年7月21日にブラックメタル関係者と思われる犯人により放火され消失しました。 |
ループチャペル | ノルウェーのソール・トロンデラーグ県のメルダルにあるループチャペル(Loop Chapel)は、 1994年8月13日にブラックメタル関係者と思われる犯人により放火されましたが、 火災による損傷が大きくなる前に火は自然に鎮火しました。 |
旧Åkra教会 |
ノルウェーのローガラン県Åkraのカルム島にある、
1821年に建てられた旧Åkra教会(Old Åkra Church)は、
1994年12月10日にブラックメタル関係者と思われる26歳の男性にシガレットライターで放火
されましたが、教会の一部が燃えただけで大事には至りませんでした。 なお、犯人の26歳の男性は以前にも放火の容疑で有罪判決を受けていました。 |
Askim教会 | ノルウェーのボルグにあるAskim教会(Askim kirke)は、 1994年12月22日にブラックメタル関係者と思われる犯人により放火されましたが未遂に終わっています。 |
Klemetsrud教会 | ノルウェーのオスロにあるKlemetsrud教会(Klemetsrud kirke)は、 1994年12月26日にブラックメタル関係者と思われる犯人により放火され、 爆発的な火災が発生し教会が損傷しました。 |
テレマルクのロードチャーチ | ノルウェーのテレマルク県にあるロードチャーチは、 1995年5月13日に27歳のブラックメタル関係者の男により礼拝堂が放火され教会は焼失しました。 |
Såner教会 | ノルウェーのVestbyにあるSåner教会は、 1995年5月25日にブラックメタル関係者と思われる犯人により放火されました。 |
Moe教会 | ノルウェーのSandefjordにある福音ルーテル教会系のMoe教会は、 1995年6月14日にブラックメタル関係者と思われる犯人により放火されました。 |
Eidanger教会の大学 |
1995年7月21日に、ノルウェーのテレマルク県にあるEidangerの教会の大学を放火しようとしたとして、
2人の若い男性が逮捕されました。 調べによると逮捕された2人の男性はサタニストを模した格好をしていました。 |
Vågsbygd教会の大学 |
ノルウェーのヴェスト・アグデル県のOddernesにあるVågsbygd教会の大学は、
1995年9月3日にブラックメタル関係者と思われる男性に放火をされました。 この放火事件では消防車が直ぐに到着した為、ドアを焼く程度の火災で消し止められました。 なお、放火事件の数日後に犯人の男は起訴されました。 |
Innset教会 |
ノルウェーのソール・トロンデラーグ県のRennebuにあるInnset教会は、
1995年11月3日にブラックメタル関係者と思われる男性に放火をされ焼失しました。 Innset教会は1642年に建てられた約350年の歴史を持つ木造教会で、焼失したことにより2000年に建て替えられました。 |
Førde教会 |
ノルウェーのSandefjordにあるFørde教会は、
1996年9月21日にブラックメタル関係者と思われる犯人により放火され、
施設の一部が損傷を受けました。 また、放火と共に隣接する墓地の墓石50~60基も倒されました。 後に20歳の男性が放火と墓石破損の内容を告白しました。 |
オスロのNordstrand教会 |
ノルウェーのオスロにあるNordstrand教会の墓地にある建物は、
2009年5月1日に何者かにより放火されました。 放火事件の2日前には30基近い墓石が倒されており、施設の壁に反キリスト教のメッセージが書き込まれていました。 |
Våler教会 |
ノルウェーのヘードマルク県ヴォーレルにある1805年に立てられたVåler教会は、
2009年5月29日にブラックメタル崇拝者により放火されました。 火災は深夜2時30分頃に発生し警報機の感知により消防士が駆けつけ、 絵画や銀製品の宝物や1600年代の祭壇などを運び出しましたが、 延焼は収まらず深夜4時ごろに教会は火の手に包まれました。 事件では窓ガラスが破られ教会の内部の壁に「666」や「悪魔が住んでいる」などを意味する落書きが残されており、 事件前日の5月28日にヴァルグ・ヴィーケネスが15年の刑期を終え刑務所から出所したことから、 ブラックメタルまたはヴァルグ・ヴィーケネスを崇拝しているものが犯人と見られています。 |
スコット・ベールの合同教会 |
オーストラリアのビクトリア州のアスコット・ベールにあった築107年の合同教会は、
2004年8月にヘヴィメタルバンドSchwarzReichのギタリストであった、
19歳のノバックマイストロビッチ(Novak Majstorovic)により放火され消失しました。 この放火事件でノバックマイストロビッチは放火や強盗の罪で懲役3年の刑を受けました。 なお、犯人のノバックマイストロビッチはBurzumやヴァルグ・ヴィーケネスなどのノルウェーのブラックメタルに影響を受けたと供述しています。 |
ルンドビィ・ニュー・チャーチ |
スウェーデンのヨーテボリにあるルンドビィ・ニュー・チャーチ(Lundby New Church)は、
1993年2月7日にブラックメタル関係者と思われる犯人により放火されました。 後に18歳前後の少年3人が逮捕され懲役2年から3年の刑を受けました。 また、放火事件と同日には教会の近くにあったキリスト教施設も荒らされる被害に遭いました。 |
サラバク教会 |
スウェーデンのサラバク教会は、1993年7月3日に15歳の少女2人により放火されました。 犯人の少女らはヴァルグ・ヴィーケネスに敬意を示すつもりで犯行を行ったと供述し、 7万5千クローネの罰金と少年院での服役刑を受けました。 なお、犯人の一人の少女アレクサンドラ・ヤンソンは1995年と1996年に墓地の損壊、殺人脅迫、公務員への暴行事件を起こしました。 |
フォーリンゲ教会 |
スウェーデンのフォーリンゲ教会は、1994年7月17日にデスメタルバンドのメンバーで19歳のステファン・ダールベルグにより放火されました。 この放火事件でステファン・ダールベルグは精神病院に入院させられた他、5万クローネの罰金刑となりました。 なお、ステファン・ダールベルグは30件に及ぶ墓地の損壊事件でも逮捕され有罪となっています。 |
ポルヴォー聖堂 |
フィンランドのポルヴォーにあるポルヴォー聖堂は、
2006年5月29日に18歳のブラックメタルミュージシャンであったカレ・ホルム(Kalle Holm)により放火され、
木造の天井部分が消失しました。 カレ・ホルムはフィンランドのブラックメタルバンドである、KhirosやRottenなどでドラマーをしており、 かねてよりBurzumのヴァルグ・ヴィーケネスから影響を受けていると公言していました。 カレ・ホルムは裁判で3年2ヶ月の判決を受けましたが、後に最高裁判所により6年6ヶ月の懲役に引き上げられました。 |
ミネドーサ合同教会 |
カナダのマニドバ州ミネドーサにある築105年のミネドーサ合同教会は、2006年2月12日に3人の少年らにより放火され消失しました。 ミネドーサ合同教会へ放火の火が放たれたのは前日の2月11日とされ、この日はBurzumのヴァルグ・ヴィーケネスの誕生日でもありました。 逮捕されたケルシー・テイラー(Kelsey Taylor)、マーク・ウィシャート(Mark Wishart)、 ディアナ・マシューズ(Deanna Matthews)の3人は、 ブラックメタルと反キリスト教のメッセージを残す為に放火したことを認め、 21歳のケルシー・テイラーに懲役3年、19歳のマーク・ウィシャートに懲役2年、 ディアナ・マシューズは懲役2年未満の刑に処され、約120万カナダドルの支払い命令も下りました。 また、ケルシー・テイラーは2004年4月にブランドンヒル・ユナイテッド教会への放火の罪と、 百以上の墓石への破壊行為でも逮捕されています。 |
レヴハイム教会 |
ノルウェーのローガラン県スタヴァンゲルにある1864年に立てられたレヴハイム教会(Revheim Church)は、
悪魔崇拝をしていた15歳と17歳の少年により1992年8月1日に祭壇に放火され焼失し、
1994年4月に再建されました。 この事件はヴァルグ・ヴィーケネスの一連の教会放火事件に影響されたものとされています。 |
ドイツの教会への放火事件や墓地荒らし |
1993年から1997年にかけてドイツでもチューリンゲン、ザクセン、グライツ(1994年)、リースノルトハウゼン(97年)、
リューベック(97年)、ハンブルグ(97年)、フーズム(97年)で教会の放火事件や破壊事件が発生し、ライプチヒでは1995年から1996年にかけて墓荒らしが連続的に発生しました。 これらの事件はブラックメタルに影響を受けたもの、またはナチズムに影響された右翼関係者が犯人とされました。 |
墓石の破壊 |
ブラックメタルの関係者らは教会の放火以外にも、墓地にあるキリスト教徒の墓石の破壊などの行っており、
ブラックメタルバンド「エンペラー(Emperor)」のメンバーであるTchortなどが、墓を冒涜した罪などにより逮捕されています。
なお、Tchortは「In the Nightside Eclipse」のジャケットの内側に使用した画像に写っている天使と思われる石像を自宅に持ち帰ったため、
窃盗でも逮捕されたと言われています。 ブラックメタル関係者が行ったと思われる、墓石の破壊事件。
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