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ストライキの種類一覧


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ストライキの種類一覧の概要

ストライキとは労働者が労働条件の向上を目的として行う「労働争議」の一種で、「同盟罷業」「同盟罷工」「スト」とも呼ばれています。

労働者がストライキを行う行為は「国際人権規約第8条(d)項」や、「日本国憲法第28条」で保障されており、 労働組合法及び労働関係調整法で規定されています。

なお、日本においては「国家公務員法第98条」「地方公務員法第37条」により公務員のストライキが禁止され、 「公共企業体等労働関係法」により日本国有鉄道・日本電信電話公社・日本専売公社の職員はストライキを禁止されていた時期がありました。
 
 
 
 
 
 
 
ストライキの種類一覧
名称 説明
ゼネラル・ストライキ general strike
ゼネスト、総同盟罷業とも呼ばれています。

ゼネラル・ストライキは労働者が団結して行う労働争議で、 主に同産業全体の労働者、同地域の労働社などが纏まって一斉に行う大規模なものになります。
ハンガー・ストライキ Hunger strike
ハンストとも呼ばれています。

ハンガーストライキは、インドのマハトマ・ガンディーが最初に行ったとされる非暴力抵抗運動です。
飲食を断ち主義や主張を通そうとするもので、要求が通らない場合にはストライキ実行者が体調不良や餓死する恐れが有るため、 相手や世間の注目や同情を集めることが出来ます。
リレーハンスト ハンガー・ストライキリレーとも呼ばれることがあります。

ハンガーストライキを複数の参加者が交代で行う抗議活動で、餓死などの犠牲者を出すことが無く、多くの参加者を集めることが出来ます。
納金スト 一時保管戦術とも呼ばれています。

納金ストは公共料金などの集金を行う労働者が行い、集金で集めたお金を自分達の主義や主張が通るまでは、 企業や経営者側に渡さず労働組合などで保管するものです。

納金ストには電産熊野分会事件などがあります。
政治スト 国や地方公共団体などの機関を相手に、政治的な目的の為に行われるストライキで、 賃金や労働保障など労働者の地位向上の為に行われる「経済的政治スト」と、 政治問題の為に行われる「純粋政治スト」があります。
同情スト sympathetic strike

他の企業の労働者の支援を目的としたストライキです。

日本での同情ストには杵島炭鉱事件があります。
スト権スト スト権奪還スト、順法闘争等とも呼ばれています。

ストライキを法的に禁止されている労働者がストライキを行う権利を求めて行うストライキです。
大規模なスト権ストは1975年11月26日から12月4日にかけて旧国鉄で発生しました。





山猫スト Wildcat Strike
山猫争議とも呼ばれています。

労働組合に所属する労働者の一部が、労働組合の中央機関の意思を無視して行うストライキです。
非公認スト 労働組合の下部組織などが上部組織の意思に反したり承認を得ずに行うストライキです。
集改札スト 鉄道動労者で行われていたストライキで、改札業務を行わないストライキです。
集改札ストでは改札業務のみを行わないため、鉄道利用者には迷惑がかからず、鉄道事業経営のみに影響を与えることが出来ます。

自動改札になってからも改札機の電源を切るなどして行われる場合があります。
一斉休暇闘争 労働者が一斉に有給休暇を取得し、賃金を得ながらストライキと同じ影響を経営側に与える行為です。
部分スト 指名ストとも呼ばれています。

労働組合の指示により一部の人物や組織のみがストライキを行う行為です。
時限スト あらかじめ時間を区切り、業務やサービスに大きな影響を与えないよう行うストライキです。
一部スト 一部の労働組合がストライキに突入する一方で、他の労働組合はストライキを行わない状態です。
支援スト 他の労働組合のストライキを支援する目的で行われるストライキです。

1975年11月から12月に発生した旧国鉄を中心としたストライキでは、国営企業体等労働組合協議会のストライキに合わせて公営交通機関の労働組合が支援ストライキを行いました。
 

 




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