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世界の古代文明の種類一覧


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世界の古代文明の種類一覧の概要

古代文明とは古代に発達した文明で、世界四大文明(メソポタミア文明・エジプト文明・インダス文明・黄河文明)や、 世界四大文明にメソアメリカ文明、アンデス文明を足した「世界六大文明」等があります。

また、先史時代(人類が文字を利用する以前の時代)に存在したとされる高度な文明を「超古代文明」と呼んだりします。
 
 
 
 
 
 
 
世界の古代文明の種類一覧
名称 説明
アマゾン文明 南米のアマゾン川流域に有ったと言われている文明です。
紀元前1000年頃から16世紀ごろまで発展していたとされています。
アンデス文明 南米のペルーを中心としたアンデス中央高地に存在した文明です。
紀元前5000年ごろから農耕や牧畜を行い始め、1532年のスペインによるインカ帝国征服により終焉を迎えました。
アンデス文明の特徴として文字を持たず縄の結び目を利用し数字や情報を表す、金や銀の鋳造が盛ん、リャマやアルカパの飼育などがあります。
アンデス文明の遺跡にはマチュ・ピチュ遺跡、ナスカの地上絵などが存在します。
インカ文明 上記アンデス文明の中でもインカ帝国で発展した文明をインカ文明と言う事があります。
13世紀ぐらいから1533年にスペイン人に滅ぼされるまで発展していました。
インダス文明 世界四大文明のひとつに数えられている文明で、インドとパキスタンを流れるインダス川と、ガッガル・ハークラー川周辺に栄えた文明です。
紀元前2600年じゃら紀元前1800年頃までの間に栄えていました。
インダス文明では青銅器が使用され、建物は決まった規格のレンガで作られていました。
インダス文明の都市にはハラッパー、モヘンジョダロなどの都市があります。
エーゲ文明 古代ギリシアの文明で紀元前3000年から紀元前1600年頃にかけての間に栄えていました。
エーゲ文明は大きく以下の4つの文明に分けられます。
  • ミノア文明(ミノス・クレタ文明)
  • ミケーネ文明
  • トロイア文明
  • キクラデス文明
ミノア文明
(ミノス・クレタ文明)
エーゲ文明のひとつに数えられる文明で、紀元前2000年から紀元前1400年頃にエーゲ海のクレタ島で栄えました。
ミノア文明は大きく、前宮殿時代、古宮殿時代、新宮殿時代、最終宮殿時代の4つの時代に分けられています。
ミケーネ文明 エーゲ文明のひとつに数えられる文明で、ペロポネソス半島のミケーネで紀元前1450年から紀元前1150年頃に栄えました。
巨石を使用した建造物などが遺跡として残っています。
トロイア文明 エーゲ文明のひとつに数えられる文明で、アナトリア半島(小アジア半島)で紀元前2600年から紀元前1200年頃に栄えました。
キクラデス文明 エーゲ文明のひとつに数えられる文明で、紀元前3000年から紀元前2000年頃にエーゲ海のキクラデス諸島で栄えました。
キクラデス文明では大理石で作られた女性の像が多く発掘されるのが特徴です。
エジプト文明 世界四大文明のひとつに数えられている文明で、現在のエジプト付近のナイル川周辺で、紀元前3000年から紀元前30年頃までの間に栄えていました。
エジプト文明では暦として太陽暦が、文字としてヒエログリフが用いられていました。
またナイル川の氾濫を予測するため、天文観測、測量、幾何学などが発展していました。
エジプト文明の遺跡として、エジプトのピラミッド、ギザの大スフィンクス、アブシンベル大神殿などがあります。
黄河文明 世界四大文明のひとつに数えられている文明で、紀元前7000年頃から現在の中国の黄河中流・下流域で栄えました。
黄河文明には、裴李崗文化、老官台文化、北辛文化、磁山文化、仰韶文化、後岡文化、大汶口文化、龍山文化、二里頭文化などの文化が発展しました。
長江文明 紀元前14000年から紀元前1000年頃まで現在の中国の長江流域で栄えました。
古くから稲作を行っており、日本の米の文化も長江文明から伝わったとされています。
長江文明には、彭頭山文化、大渓文化、屈家嶺文化、屈家嶺文化、石家河文化、河姆渡文化、 馬家浜文化、崧沢文化、良渚文化、呉城文化などの文化が発展しました。
四川文明 長江文明のひとつに数えられる文明で、現在の中国四川省で栄えました。
四川文明には宝墩文化などが栄えました。
中華文明 中国文明、中華文化、華夏文明、儒教文明とも呼ばれています。
中国の黄河文明、長江文明、遼河文明の3つの文明を起源とした文明で、 主に儒教の影響下における文化や文明を表します。
中華文明は中国、台湾、朝鮮、シンガポール、ベトナムなどの範囲に当たります。
遼河文明
北方草原文明
中国の東北部の満州地域を流れていた遼河流域に発展した文明です。
スワヒリ文明 インド洋の活発に行われた交易によって、4世紀頃から発展したアフリカ東部の島々に栄えた文明です。
スワヒリ語を使用し、イスラムの教えに則った生活をしていたとされています。
スワヒリ文明により発展した都市として、ソマリアのモガディシュ、ケニアのマリンディ、モンサバ、タンザニアのザンジバル、ダルエスサラームなどがあります。
ミシシッピ文明
(ミシシッピ文化)
現在のアメリカ中西部などのミシシッピ川周辺に、800年から1500年にかけて発展した文明です。
ミシシッピ文明ではトウモロコシの栽培が行われており、トウモロコシは主食とされていました。
また、土を盛った台形のようなマウンドを作り、その上に建築物を建てていました。





メソポタミア文明 世界四大文明のひとつに数えられている文明で、現在のイラクのチグリス川とユーフラテス川の間の平野で紀元前5000年から紀元前500年ごろまで栄えました。
メソポタミア文明では楔形文字を使用し粘土板に刻んで記録をしていました。また暦として太陰太陽暦を用いていおり、60進数も使用していました。
シュメール文明 現在のイラクやクウェートに発展した都市文明です。都市文明として発展したのは紀元前3500年頃からとされています。
初期メソポタミア文明に含まれたり、メソポタミア文明の起源とも言われています。
日本文明 島国である日本列島の文化や文明を表すのに用いられている言葉です。
フィリプ・バグビー、マシュー・メルコ、サミュエル・フィリップス・ハンティントンなどの研究者が学問として日本文明を論じたり定義したりしています。
西欧文明 ヨーロッパにおける文明で主にキリスト教の影響下にある文化や文明を表します。
仏教文明 アジア地域における仏教の影響下にある文化や文明を表します。
東方正教会文明 東方正教会の影響下における文化や文明を表します。
ロシア正教文明、ロシア文明とも言われています。
東方正教会の影響下の地域は、ロシア、ウクライナ、ギリシア、グルジア、セルビア、ブルガリア、ルーマニアなどの範囲です。
ヒンドゥー文明 ヒンドゥー教の影響下における文化や文明を表します。
ヒンドゥー文明は発生地のインドやネパールの地域とされています。
アフリカ文明 アフリカ地域の文化や文明を表します。
アフリカ文明はあいまいで文明としては存在しなかったとの考えも有ります。
ラテンアメリカ文明 ラテンアメリカ地域における文明で先住民の文化と、ヨーロッパからもたらされたキリスト教(カトリック)の影響が混ざった文化や文明を表します。
イスラム文明 イスラム教の影響下における文化や文明を表します。
主に中近東の範囲に当たります。
インド文明 インドで発生した仏教とヒンドゥー教の影響下の地域の文化や文明を表します。
文明学者の伊東俊太郎が定義し、ヒンドゥー教の影響下のインド・ネパール、 仏教影響下のタイ・ミャンマー・カンボジア・チベット・スリランカ・ジャワの範囲がインド文明とされています。
メソアメリカ文明 メキシコからホンジュラスにかけての地域で発展した様々な高度文明の総称です。
メソアメリカ文明にはアステカ文明、マヤ文明、オルメカ文明、ティオティワカン文明、トルテカ文明、サポテカ文明、ミシュテカ文明、タラスカ文明などがあります。
アステカ文明 14~16世紀頃にメキシコに栄えたアステカ王国を中心とした文明です。メソアメリカ文明のひとつに数えられています。
アステカ王国は高度な天文学や、非常に優れた土木力をもち各地へつながる道路網をもっていました。
その一方で太陽への生贄や雨乞いの儀式などで人身御供を行っていました。
マヤ文明 メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス、ユカタン半島などの地域で繁栄した文明です。
多くの都市遺跡や神殿遺跡が残されています。メソアメリカ文明のひとつに数えられています。
マヤ文明は青銅器や鉄器を使用せず、家畜も飼育を行っていませんでした。 農耕は焼き畑農業を行いトウモロコシなどを作っていました。
また、優れた天体観測により天文学や数学が発展し非常に精巧な暦を持っており、文字も数万種ある象形文字のマヤ文字を使用していました。 その一方で生贄の儀式も盛んに行われていました。
オルメカ文明 紀元前1200年頃から発展した文明で、メソアメリカ文明の元となった文明とされています。
石や宝石などを加工する技術に優れ、巨石などを加工し巨石人頭像などが作られました。
ジャガーを信仰し、神に生贄をささげたり、祭事の際には球技なども行われていました。
ティオティワカン文明 現在のメキシコシティから50km北東にいった場所にあり、紀元前2世紀から6世紀ごろに栄えた文明です。メソアメリカ文明のひとつに数えられています。
巨大な宗教都市とされ、月のピラミッド、太陽のピラミッド、約5kmに渡る使者の大通りなどの遺跡が残っています。
トルテカ文明 7世紀ごろから12世紀ごろに発展したトルテカ帝国を中心とした文明です。メソアメリカ文明のひとつに数えられています。
しかし、トルテカ帝国の存在ははっきりしておらず、トルテカ文明自体も詳しくは解明されていません。
サポテカ文明 7世紀から12世紀にかけて現在のメキシコのオアハカ地方に存在した文明です。メソアメリカ文明のひとつに数えられています。
モンテ=アルバンなどの遺跡が残されています。
ミシュテカ文明 現在のメキシコのオアハカ地方に存在した文明です。メソアメリカ文明のひとつに数えられています。
サポテク文明 現在のメキシコのオアハカ地方に存在した文明です。メソアメリカ文明のひとつに数えられています。
 

 







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