アライグマ(あらいぐま・洗熊・浣熊)の種類一覧

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アライグマ(あらいぐま・洗熊・浣熊)の種類一覧の概要

アライグマは哺乳綱食肉目アライグマ科アライグマ属に属する動物で、アメリカ、カナダ、メキシコなどを原産地としています。

体長は40cmから60cmで、体重は4kgから10kg。
雑食性で、両生類、爬虫類、鳥類、魚類、動物の死骸、小型の哺乳類、昆虫、果実、甲殻類など様々な物を食べています。

本来はアメリカ大陸にしか生息していませんでしたが、日本でも外来種として動物園から逃げ出した固体や、「あらいぐまラスカル」の人気によりペットとして飼われていたが捨てられた固体が繁殖し、農作物を荒らすなどの被害が出ています。

現在日本ではアライグマは「外来生物法」により特定外来生物に指定され、飼育や輸入は禁止されています。

アライグマ(あらいぐま・洗熊・浣熊)の種類一覧
名称	説明
アライグマ	学名：Procyon lotor 英語名：Raccoon アメリカ合衆国、カナダ、メキシコに生息しています。一時期ペットなどで人気が出て、逃げ出したり遺棄されたアライグマが、日本に定着してしまい、環境省の「定特定外来生物」や、「日本の侵略的外来種ワースト100」に指定されました。そのため、現在は許可がないと飼育が行えません。定着したアライグマは40都道府県にもなり、埼玉県ときがわ町周辺や、神奈川県の三浦半島周辺は生息数が多いことで有名です。体長は約50～60cm。体重は5～8kg。主に夜行性で、近くに水辺のある森林などで生息しています。雑食性で、昆虫や小動物、果実などを食べます。農作物や飼育している魚や小動物が被害にあうこともあります。
トレマリアアライグマ	学名：Procyon insularis 英語名：Tres Marias Raccoon メキシコの西部のナヤリト州などに生息しています。生息数が非常に少なく絶滅が心配されています。
バルバドスアライグマ	学名：Procyon gloveraleni 英語名：Barbados Raccoon カリブ海のバルバドス島に生息していましたが、1964年または1970年に絶滅しました。
カニクイアライグマ	学名：Procyon cancrivorus 英語名：Crab-eating Raccoon コスタリカ、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイ、トリニダードトバゴなどに生息しています。体長40～60cm、体重5～10kg。河川や湖沼の近くに生息し、カニやエビなどの甲殻類の他、小動物なども食べることがあります。ペットなどで輸入されたカニクイアライグマが逃げ出し日本でも繁殖しています。また、環境省の「定特定外来生物」に指定されている外来種です。
コズメルアライグマ (コスメルアライグマ)	学名：Procyon pygmaeus 英語名：Cozumel_Raccoon メキシコのユカタン半島沖のコスメル島に生息しています。体重3～4kgでアライグマの中でも小さい種類です。生息数は200～300頭余りと少なく、絶滅が心配されています。
グアドループアライグマ	学名：Procyon minor 英語名：Guadeloupe raccoon 小アンティル諸島のバステール島とグランドテール島に生息しています。生息数が約2500頭余りと少なく、絶滅が心配されています。
バハマアライグマ	学名：Procyon lotor maynardi 英語名：Bahaman raccoon バハマのニュープロビデンス島に生息しているアライグマです。現在新たな種にするか健闘されているようです。