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融雪剤・融氷剤・凍結防止剤の材料の種類一覧
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融雪剤・融氷剤・凍結防止剤の材料の種類一覧の概要
融雪剤とは、雪や氷を溶かす為のもので、塩を使用して雪や氷の融点を下げる物や、着色することにより太陽や気温の熱エネルギーを吸収しやすくして溶かすものがあります。
一般的に利用されている融雪剤には「塩化カルシウム」「塩化ナトリウム」「塩化マグネシウム」をなどがありますが、鉄などの金属を錆びの発生や、コンクリートの劣化、植物や農作物への影響などの塩害が発生する場合があります。
一般的に利用されている融雪剤には「塩化カルシウム」「塩化ナトリウム」「塩化マグネシウム」をなどがありますが、鉄などの金属を錆びの発生や、コンクリートの劣化、植物や農作物への影響などの塩害が発生する場合があります。
名称 | 説明 |
---|---|
塩化カルシウム |
カルシウムの塩化物で化学式はCaCl2。 塩カルとも呼ばれています。 水溶液の凝固点(水が凍る温度)を下げる効果(凝固点降下)があるため、融雪剤や凍結防止剤(不凍剤)として利用されています。 また塩化カルシウムが水に溶ける際に発生する熱自体で雪や氷を溶かす場合も有ります。 塩化カルシウムを撒く量は1平方位メートルあたり30~100g程度とされています。 塩化物であるため、自動車の車体などの金属を腐食や錆びさせたり、植物の生育を妨げたり、人体に付着すると皮膚炎を起こす場合があります。 塩化カルシウムは融雪剤や凍結防止剤(不凍剤)以外にも除湿剤、食品添加物、豆腐の凝固剤などに利用されています。 |
塩化ナトリウム |
ナトリウムの塩化物で化学式はNaCl。 一般的には塩や食塩と呼ばれる場合があります。 水溶液の凝固点(水が凍る温度)を下げる効果(凝固点降下)があるため、融雪剤や凍結防止剤(不凍剤)として利用されています。 また塩化ナトリウムが水に溶ける際に発生する熱自体で雪や氷を溶かす場合も有ります。 塩化ナトリウムは融雪剤や凍結防止剤(不凍剤)以外にも化学薬品の材料、調味料、金属火災用消化剤などに利用されています。 |
塩化マグネシウム |
マグネシウムの塩化物で化学式はMgCl2または6H2O 水溶液の凝固点(水が凍る温度)を下げる効果(凝固点降下)があるため、融雪剤や凍結防止剤(不凍剤)として利用されています。 塩化マグネシウムは融雪剤や凍結防止剤(不凍剤)以外にも、肥料の材料、豆腐用のにがり、防火剤、防塵剤などに利用されています。 |
炭酸カルシウム |
カルシウムの炭酸塩で化学式はCaCO3 水溶液の凝固点(水が凍る温度)を下げる効果(凝固点降下)があるため、融雪剤や凍結防止剤(不凍剤)として利用されています。 塩化カルシウムなどの塩化物に比べて金属を腐食させる塩害の影響は少ないとされています。 |
酢酸カルシウム |
酢酸とカルシウムの塩で化学式は(CH3COO)2CaまたはCa(CH3COO)2 水溶液の凝固点(水が凍る温度)を下げる効果(凝固点降下)があるため、融雪剤や凍結防止剤(不凍剤)として利用されています。 酢酸カルシウムは融雪剤や凍結防止剤(不凍剤)以外にも化学薬品の材料、食品添加物(海外)などに利用されています。 塩化カルシウムなどの塩化物に比べて金属を腐食させる塩害の影響は少ないとされています。 |
酢酸マグネシウム |
マグネシウムの酢酸塩で化学式はMg(CH3COO)2。 水溶液の凝固点(水が凍る温度)を下げる効果(凝固点降下)があるため、融雪剤や凍結防止剤(不凍剤)として利用されています。 酢酸マグネシウムは融雪剤や凍結防止剤(不凍剤)以外にも化学薬品の材料、園芸用の土壌改良剤などに利用されています。 塩化カルシウムなどの塩化物に比べて金属を腐食させる塩害の影響は少ないとされています。 |
尿素 |
化学式は (H2N)2C=O。 カルバミドとも呼ばれています。 尿素自体は金属を腐食させることがないため、空港などの融雪剤や凍結防止剤(不凍剤)として使用されているようです。 また尿素は微生物などに分解されるため、植物や農作物への影響も少ないとされています。 |
カーボンブラック 炭素微粒子 |
直径3~500nmの炭素の微粒子で、黒色をしているため太陽の熱を吸収し融雪を行います。 この方法では太陽の熱を利用するため、日陰や日光の当たりにくい場所では効果がありません。 炭素微粒子による融雪は植物や農作物にほとんど影響が無いとされているため、農園やゴルフ場などで使用されています。 |
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