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雪崩(なだれ)の種類一覧


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雪崩(なだれ)の種類一覧の概要

雪崩とは、斜面に積もった雪が、高速で崩壊したり、崩れ落ちたりする現象です。

雪崩の種類や原因には様々な物があり、雪崩が発生しやすい状況の場合に気象庁では「なだれ注意報」を発表することがあります。
また、スキー場などでは予め雪崩が発生しやすい場所や状況になると「アバランチコントロール」として予め雪を人為的に崩したりします。
 
 
 
 
 
 
 
雪崩(なだれ)の種類一覧
名称 説明
表層雪崩 積もった雪の表面のみが崩れ落ちる雪崩です。

表層雪崩は以前に降って積もった雪の上に新たに雪が積もった場合などに表面の新しい雪の部分のみが崩れ落ちます。

表層雪崩は時速100km以上の速度にもなることがあり、広範囲に影響を与えます。
全層雪崩 積もった雪が地面を残して全て崩れ落ちる雪崩です。

全層雪崩は春先などの気温が上昇した際に発生しやすく、崩れ落ちる速度は40~80kmと表層雪崩に比べて遅いですが、 水分を多く含んだ雪が大量に崩れるため破壊力や威力は非常に大きいとされています。
点発生雪崩 スラフとも呼ばれています。

一点を基点に扇状に崩れ落ちる雪崩で、面発生雪崩に比べて小規模であることが多いです。
点発生雪崩には以下の分類があります。
  • 点発生乾雪表層雪崩(水分を余り含んでいない雪の状態で表層のみの点発生雪崩)
  • 点発生乾雪全層雪崩(水分を余り含んでいない雪の状態で全層崩れる点発生雪崩)
  • 点発生湿雪表層雪崩(水分を多く含んでいる雪の状態で表層のみの点発生雪崩)
  • 点発生湿雪全層雪崩(水分を多く含んでいる雪の状態で全層崩れる点発生雪崩)
面発生雪崩 スラブとも呼ばれています。

ある範囲が一斉に崩れ落ちる雪崩で、点発生雪崩に比べて大規模であることが多いです。
面発生雪崩には以下の分類があります。
  • 面発生乾雪表層雪崩(水分を余り含んでいない雪の状態で表層のみの面発生雪崩)
  • 面発生乾雪全層雪崩(水分を余り含んでいない雪の状態で全層崩れる面発生雪崩)
  • 面発生湿雪表層雪崩(水分を多く含んでいる雪の状態で表層のみの面発生雪崩)
  • 面発生湿雪全層雪崩(水分を多く含んでいる雪の状態で全層崩れる面発生雪崩)
煙型雪崩 雪煙を巻き上げて崩れ落ちる雪崩です。
流れ型雪崩 雪煙をあまり巻き上げず崩れ落ちる雪崩です。
複合型雪崩 煙型雪崩と流れ型雪崩をあわせたような雪崩です。
氷雪崩 氷河等の氷や凍った雪が崩れ落ちる雪崩です。
ブロック雪崩 雪庇(せっぴ)や雪渓等が崩落し、雪の塊が崩れ落ちる雪崩です。
スラッシュ雪崩 水分を多量に含んだ雪が流れるように崩れ落ちる雪崩です。
法面雪崩 法面(のりめん)工事などで人工的に作られた法面から発生する雪崩です。
泡雪崩 ほうなだれ、ホウ雪崩とも言われています。

種類としては大規模な煙型乾雪表層雪崩で、気温が低く多量の雪が降っている場合に発生することが多いです。

泡雪崩は時速200km以上の速度で崩れ落ちることがあり、広範囲に大きな被害をもたらします。
雪泥流 せつでいりゅう。

大量の水分を含んだスラッシュ雪崩などが沢を下るうちに周りの土砂を巻き込み土石流と化す減少です。
 

 




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