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スペースシャトル(オービタ)の種類一覧
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スペースシャトル(オービタ)の種類一覧の概要
スペースシャトルとはNASA(アメリカ航空宇宙局)により、1981年から2011年にかけて135回打ち上げられた有人宇宙船で、
オービタ(軌道船)とは、スペースシャトルの中でも地上と宇宙空間を行き来する宇宙船本体に当たる部分です。
オービタの輸送にはシャトル輸送機と呼ばれるボーイング747を改良した航空機が利用されました。
オービタの輸送にはシャトル輸送機と呼ばれるボーイング747を改良した航空機が利用されました。
名称 | 説明 |
---|---|
コロンビア(Columbia) |
NASA型名 OV-102 スペースシャトルのオービタ(スペースシャトルの宇宙船本体部分)の2号機で、宇宙空間に行った最初のスペースシャトルです。 コロンビアは日本人女性飛行士初の向井千秋が搭乗したことでも知られています。 コロンビアは1981年4月12日の初飛行から28回のミッションで宇宙へと飛行しましたが、 2003年2月1日の28回目の帰還時、大気圏突入中に外部燃料タンク付近から剥がれた部品が翼にぶつかり損傷したことで空中分解し、乗員7名が死亡しコロンビアも失われました。 |
チャレンジャー(Challenger) |
NASA型名 STA-099およびOV-099 スペースシャトルのオービタ(スペースシャトルの宇宙船本体部分)の3号機です。 3号機であるものの、1号機のエンタープライズと同時期に作られた試作機(STA-099)を再利用しているため製造時期としてはコロンビアよりも早くなっています。 1983年4月4日の初飛行から9回のミッションを行い、クルーによる初の宇宙遊泳などを行いましたが、 1986年1月28日の10回目のミッション打ち上げ時に空中で爆発を起こし乗組員7名全員が亡くなりました。 |
ディスカバリー(Discovery) |
NASA型名:OV-103 スペースシャトルのオービタ(スペースシャトルの宇宙船本体部分)で、宇宙空間に打ち上げられた3機目の機体となっています。 ディスカバリーは日本人宇宙飛行士の野口聡一・星出彰彦が搭乗したことでも知られています。 1984年8月30日の初飛行から39回のミッションを行い、2011年に退役するしました。 |
アトランティス(Atlantis) |
NASA型名:OV-104 1985年10月3日の初飛行から、金星探査機マゼランや木星探査機ガリレオの打ち上げなど32回のミッションを行い、 2011年7月8日にミッションSTS-135を行い、スペースシャトル最後の飛行を無事終了させました。 |
エンデバー(Endeavour) |
NASA型名:OV-105 チャレンジャーの事故後にストックされていたスペアのパーツから新たに作られた機体です。 1992年5月7日の初飛行から、24回のミッションを行い2011年に退役が予定されています。 エンデバーには日本人宇宙飛行士の搭乗が多く、毛利衛・若田光一・土井隆雄が乗り込んでいます。 |
試験機・実験機 | |
パスファインダー(Pathfinder) |
NASA型名: OV-098 パスファインダーと名づけられた機体は2つあります。 1つ目は1977年に木材と厚紙などで作られた実物大シャトルの模型で、機体の大きさの確認や取り扱い手順の訓練などに使用されました。 2つ目は1983年に日本で行われた「大スペースシャトル展」で展示するために作られた実物大模型で、 大スペースシャトル展後はアメリカの宇宙ロケットセンターに展示されています。 この機体には名誉番号としてOV-098・STA-098が与えられました。 |
エンタープライズ(Enterprise) |
NASA型名: OV-101 スペースシャトルのオービタ(スペースシャトルの宇宙船本体部分)の1号機です。 滑空用の試験機として作られたため、実際に宇宙空間への飛行は行っていません。 現在はアメリカの国立航空宇宙博物館に展示されています。 なお、エンタープライズは当初コンスティテューションと命名されるはずでしたが、 SFテレビドラマの「スタートレック」に登場する宇宙船のエンタープライズ号の名前を付けたいとの声が多くあがったため、 名称がエンタープライズになりました。 |
OV-095 | スペースシャトルのオービタの試験と訓練を行う実物大の訓練装置です。 |
MPTA-098 | スペースシャトルのオービタの推進テストや燃料供給システムのテストを行った試験機です。 |
STA-099 |
スペースシャトルのオービタの疲労テストや耐熱テストを行った試験機です。 この機体は後にスペースシャトルチャレンジャーとして再利用されました。 |
模型 | |
エクスプローラー | アメリカのケネディ宇宙センターに展示されている実物大の模型で、観光客が周囲から見物できるようになっています。 |
アドベンチャー | アメリカのヒューストン宇宙センターに展示されている実物大の模型です。 |
アメリカ | アメリカ合衆国のイリノイ州シカゴ郊外にある遊園地「シックス・フラッグス・グレート・アメリカ」にアトラクションとして展示されていた機体です。 |
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