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放射線と放射能の単位の種類一覧
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放射線と放射能の単位の種類一覧の概要
放射線とは放射性元素が崩壊することで放出される、粒子線または電磁波で、主にアルファ線、ベータ線、ガンマ線があります。
放射能は原子核が崩壊することで放射線を放出する能力で、原子核が崩壊することを「放射性崩壊」といいます。
放射能は原子核が崩壊することで放射線を放出する能力で、原子核が崩壊することを「放射性崩壊」といいます。
名称 | 説明 |
---|---|
グレイ |
記号:Gy グレイは放射線の単位で、物質が放射線のエネルギーを吸収した総量を表します。 定義は1グレイ = 1J/kg(1kgの物質に1Jのエネルギーが吸収されたときの吸収線量)のエネルギー吸収とされています。 1グレイ = 100ラド となっています。 |
シーベルト |
記号:Sv 人体が放射線の影響を受ける値を数値化した単位で、グレイ(Gy)に放射線の種類ごとに決められた以下の係数を乗じて算出します。
被爆量の例としては、1回の胸部X線撮影が0.1~0.3mSv、1回のCTスキャンが6.9mSv、 急性放射線障害の発生が1000mSv、50%の人間が死亡するのが3,000~5,000mSvとされています。 シーベルト = 100レム となっています。 |
レントゲン |
記号:R 以前に使用されていた単位で、照射された放射線の量を数値化した単位です。 定義としては「空気中1立方センチメートル辺りに1esu(静電単位)のイオン電荷が発生するときの照射線量」とされています。 |
ラド |
記号:rad 以前に使用されていた単位で、吸収した放射線の総量を数値化した単位です。 定義としては「物質1kgの放射線エネルギー0.01Jを与える吸収線量」とされています。 ラドはもともとネズミを殺すために必要なX線の吸収線量として定義されていました。 |
レム |
記号:rem 以前に使用されていた単位で、人体が吸収した放射線量から影響度を表す単位、 放射線の種類ごとに決められた係数を乗じて算出されました 定義としては「1radのX線吸収に等しい線量当量」とされています。 1レム = 0.01シーベルトとなっています。 |
ベクレル |
記号:Bq 放射能の量を表す単位で、1秒間に崩壊して放射能を放つ原子核の数を表します。 ベクレルはノーベル物理学賞を授章したフランスの物理学者アンリ・ベクレルの因んで名づけられました。 |
キュリー |
記号:Ci 1gのラジウムが持つ放射能を表す古い単位です。 なおキュリーの単位は変更があったため、現在では1gのラジウムは1キュリーではなくなっています。 1キュリー = 3.7×1010ベクレルとなっています。 |
ラザフォード |
記号:Rd 以前使用されていた放射能の壊変率を表す単位です。 定義としては「放射性核種の壊変数が1秒間に100万の割合である放射能」とされています。 1Rd = 1Mbqとなっています。 |
壊変毎分 |
記号:dpm 放射能の壊変率を表す単位です。 定義としては「放射性核種の壊変数が1分間に1の割合である放射能」とされています。 1壊変毎分 = 0.0167ベクレルとなっています。 |
マッヘ |
記号:M.E. 放射能の濃度を表す単位です。 定義としては「空気または水1Lにつき、そこに含まれるラドンの電離作用によって10-^3esuの飽和電流を生じるときの放射能濃度」とされています。 現在では放射能泉の効能を表記するのに使用されています。 |
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