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氷床の種類一覧


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氷床の種類一覧の概要

氷床とは地表部を覆う面積が5万平方キロ以上の氷の塊や氷河で、5万平方キロ以下のものは氷帽と呼ばれています。

太陽系内の惑星で氷床があるのは地球と火星のみとなっています。
 
 
 
 
 
 
 
氷床の種類一覧
名称 説明
南極氷床 現在残っている最大の氷床で南極にあり、面積は約1千万~1千200万平方キロメートル、体積は約3千万立方キロメートルあります。

地上に存在する淡水の9割近くがのこ氷床にあるとされ、南極氷床が融解すると海面が60~70m上昇すると考えられています。

南極氷床には「東南極氷床」と「西南極氷床」が有ります。
東南極氷床は殆どが陸上にあり一番厚い地点で4800mほどの厚さがあります。
西南極氷床は乗っている岩盤が氷床の重さで海面下に沈んでおり、殆どが海面上にあるような状況となっています。 そのため、成長した氷床の先端は崩壊し海に流れ出て棚氷となります。
グリーンランド氷床 グリーンランドに現在も存在する氷床で、グリーンランドの面積の約8割(1,755,637平方km)を占めており、 氷の厚さは最大で3000m以上あるとされています。 また、グリーンランド中央部は氷床の重さで沈み込んでおり、海面より300m近く低くなっています。

グリーンランド氷床は年々融解が進んでおり、氷床がすべて解けると海面が7m以上上昇すると考えられています。
スカンジナビア氷床 過去に存在していた氷床で約2万年前頃から縮小していき、現在は高山に残る山岳氷河を残して消滅しました。

スカンジナビア氷床は現在のイギリス北部からスカンジナビア、ロシア西部にかけて存在していたとされ、最も発達した時期には数千メートルもの厚さの氷があったとされます。
現在のスカンジナビア半島はスカンジナビア氷床がなくなった事により沈み込んでいた地面が年間数センチの速さで隆起しています。

現在ノルウェーなどに残るフィヨルドなどはスカンジナビア氷床の影響で作られた地形だと考えられています。

ローレンタイド氷床 現在のカナダからアメリカ合衆国にかけての範囲に存在した氷床です。

最も成長した時期で約1200万平方キロメートルになり、北アメリカ大陸の北半分が氷床になっていたと考えられています。
ローレンタイド氷床は約5000年前に消滅し、氷床がなくなった事により沈み込んでいた地面が100m以上も隆起した場所も存在します。

パタゴニア氷床 チリに存在した氷床で既に消滅しており、現在は北パタゴニア氷原、南パタゴニア氷原や、複数の氷河が残っています。
 

 




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