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日本に生息するヒキガエル(ひき蛙・蟇蛙・蟾蜍)・ガマガエルの種類一覧


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日本に生息するヒキガエル(ひき蛙・蟇蛙・蟾蜍)・ガマガエルの種類一覧の概要

ヒキガエルとは両生綱カエル目ヒキガエル科に属するカエルの総称で、日本ではガマガエルとも呼ばれています。
狭義のヒキガエルとしてはヒキガエル属に属するカエルを呼ぶ場合もあります。
ヒキガエルは南北アメリカ大陸、アフリカ大陸、ヨーロッパ、アジア、日本、東南アジアと世界各地に生息しています。
 
 
 
 
 
 
 
日本に生息するヒキガエル(ひき蛙・蟇蛙・蟾蜍)・ガマガエルの種類一覧
名称 説明
アジアヒキガエル 学名:Bufo gargarizans
漢字:亜細亜蟇蛙
ヒキガエル科ヒキガエル属のヒキガエルです。

体長は6~12cmと日本に生息するヒキガエルの中では最小の種類で、耳腺や体に有るイボから身を守るために白色の毒液を出すことがあります。

おもに森林や草原穴度に生息し、比較的都市部や民家の近くにも居ることがあります。
夜行性で、昆虫、節足動物、ミミズ、甲殻類、小型の爬虫類や両生類などを食べて居ます。

朝鮮半島、中国東部、ロシア南東部、に生息しており、日本には亜種のミヤコヒキガエルが宮古島、伊良部島に生息しています。

また、アジアヒキガエルには以下の亜種が存在します。
  • 学名:Bufo gargarizans gargarizans(チュウカヒキガエル)
  • 学名:Bufo gargarizans miyakonis(ミヤコヒキガエル)
  • 学名:Bufo gargarizans popei
ミヤコヒキガエル 学名:Bufo gargarizans miyakonis
漢字:宮古蟇蛙
ヒキガエル科ヒキガエル属のアジアヒキガエルの亜種とされています。

日本の宮古島、伊良部島の固有種で、沖縄北部、北大東島、南大東島に移入されています。

特徴はアジアヒキガエルと同じで、サトウキビ畑などに生息し昆虫などを食べています。
ニホンヒキガエル 学名:Bufo japonicus
漢字:日本蟇蛙
ヒキガエル科ヒキガエル属のヒキガエルです。

本土では最も一般的なヒキガエルで、地域によってヒキ、ガマガエル、ガマ、ビッキ、イボガエル、ゴトビキ、ゴロタなどと様々な呼び名があります。

体長は6~17cmで、森林や草原などに生息し、比較的都市部や民家の近くにも居ることがあります。

主に昆虫やミミズ、小型の爬虫類や両生類を食べます。
天敵はヤマガカシで、ヤマガカシの毒はヒキガエルの毒を溜め込むことで生成されるといわれています。
また、ニホンヒキガエルには以下の亜種が存在します。
  • 学名:Bufo japonicus japonicus (ニホンヒキガエル、サツマヒキガエル)
  • 学名:Bufo japonicus formosus (アズマヒキガエル、エゾヒキガエル)
  • 学名:Bufo japonicus montanus (ヤマヒキガエル)
ナガレヒキガエル 学名:Bufo torrenticola
漢字:流蟇蛙
ヒキガエル科ヒキガエル属のヒキガエルです。

石川県、岐阜県、京都府、滋賀県、富山県、奈良県、福井県、三重県、和歌山県の固有種で、山地の渓流沿いに生息しています。

体長は最大で約16cm、昆虫や節足動物等を食べています。
オオヒキガエル 学名:Bufo marinus
漢字:大蟇蛙
ヒキガエル科ヒキガエル属のヒキガエルです。

南北アメリカ大陸原産のヒキガエルで、日本には小笠原諸島の父島と母島、大東諸島の北大東島と南大東島、八重山諸島の石垣島や西表島や鳩間島等に移入されました。

体長は約9~16cm。昆虫や節足動物、小型の両生類や爬虫類を食べています。

日本を始め世界各地のサトウキビ畑や農地に害虫駆除のため移入されましたが、爆発的に増加したため日本では特定外来生物に指定されています。 また国際自然保護連合の世界の侵略的外来種ワースト100にもランキングされています。
 

 







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