最近更新したページ



アルコールの種類と分類の一覧


サイト名とURLをコピーする
 

アルコールの種類と分類の一覧の概要

アルコールとは炭化水素の水素原子をヒドロキシ基(有機化学において構造式が-OHと表される1価の官能基)に置き換えた物質です。

アルコールは酒の成分や、燃料、試薬、食品、溶剤、消毒などに利用されます。
 
 
 
 
 
 
 
アルコールの種類と分類の一覧
名称 説明
アルコール 化学では炭化水素の水素原子をヒドロキシ基 (-OH) で置き換えた物質の総称で、 エタノールや酒を指す言葉としても利用されています。

アルコールは、燃料、試薬、溶媒、消毒液、衣料品、化粧品、酒、食品などに利用されており、 多量に摂取すると泥酔や、様々な臓器不全等を引き起こします。
メタノール(メチルアルコール) 化学式はCH3OH
メチルアルコール、カルビノール、メチールとも呼ばれるアルコールの一種で、 ホルマリンやフェノール樹脂の原料、アルコールランプの燃料などに利用されています。

メタノールは中毒を引き起こす事があり、致死量は0.3-1.0g/kgとされています。
また、メタノールを摂取すると目の網膜に影響が発生し、失明する場合があります。
エタノール(エチルアルコール) 化学式はC2H6O
エチルアルコールとも呼ばれるアルコールの一種で、 飲用アルコールとして酒(アルコール飲料)の主成分、工業用アルコールとして殺菌や消毒剤、自動車の燃料、調味料、食品の防腐剤として利用されています。
低級アルコール
イソプロピルアルコール 化学式はC3H8O
2-プロパノール、プロパン-2-オールとも呼ばれるアルコールの一種で、 有機溶剤としてアセトンなどの原料や、消毒液、燃料タンクの水抜き剤、塗装の剥離剤などに利用されています。
エチレングリコール 化学式はC2H4(OH)2
エタン-1,2-ジオール、1,2-エタンジオールともとも呼ばれるアルコールの一種で、 水冷エンジンの不凍液、ポリエステルやポリエチレンテレフタラートの原料としても利用されています。

また、体内に入ると代謝により発生したシュウ酸等により、肝障害を引き起こす場合があります。
グリセリン 化学式はC3H5(OH)3
1,2,3-プロパントリオール、グリセロールとも呼ばれるアルコールの一種で、 絵の具の原料、化粧品、浣腸液、利尿剤、目薬、不凍液などに利用されており、ニトログリセリンの原材料にもなっています。

また、血液内に入り込むと肝不全を引き起こす場合があります。
高級アルコール(炭素数6以上)
カプリルアルコール(オクタノール) 化学式はC8H18O
オクチルアルコール、オクタノールとも呼ばれる、炭素数8の脂肪族一価アルコールの総称で、 「n-オクタノール」「イソオクチルアルコール」「エチルヘキサノール」などが存在します。
ラウリルアルコール 化学式はC12H26O
ドデシルアルコール、1-ドデカノールとも呼ばれる。アルコールの一種で、 界面活性剤の材料や、潤滑油として利用されています。
ミリスチルアルコール 化学式はC14H30O
1-テトラデカノールとも呼ばれるアルコールの一種で、化粧品の材料などに利用されています。
セチルアルコール(セタノール) 化学式はC16H33OH、CH3(CH2)15OH
セタノール、セチルアルコール、パルミチルアルコール、1-ヘキサデカノール とも呼ばれているアルコールの一種で、 界面活性剤、増粘剤、潤滑油などに利用されています。
ステアリルアルコール 化学式はC18H38O
オクタデシルアルコールとも呼ばれるアルコールの一種で、潤滑油、化粧品や香水の材料、樹脂、保水剤、乳化剤、増粘安定剤などに利用されています。
オレイルアルコール 化学式はCH3(CH2)7CH、CH(CH2)7CH2OH
鯨などの魚油アルコールを主体にした不飽和アルコールで、化粧品やシャンプーなどの材料に利用されています。
リノリルアルコール 化学式はC18H34O
 

 




関連ページ



ツイッターで更新情報や、ピックアップコンテンツを紹介しています。

    




 
 
▲先頭へ▲
トップ >> 化学・自然・技術 >>アルコールの種類と分類の一覧