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砂丘と砂丘の種類の一覧
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砂丘と砂丘の種類の一覧の概要
砂丘とは川や海、風の働きにより砂が堆積し、丘状になった地形です。
日本の代表的な砂丘には鳥取砂丘があり、海外でも海岸沿いや砂砂漠(すなさばく)などに大規模な砂丘が存在します。
鳥取砂丘では砂地を生かしたラッキョウや長いもの栽培、観光地、ハンググライダーやパラグライダーの滑空地としても利用されていますが、 風による砂の被害も多く防風林の植樹も多く行われています。
日本の代表的な砂丘には鳥取砂丘があり、海外でも海岸沿いや砂砂漠(すなさばく)などに大規模な砂丘が存在します。
鳥取砂丘では砂地を生かしたラッキョウや長いもの栽培、観光地、ハンググライダーやパラグライダーの滑空地としても利用されていますが、 風による砂の被害も多く防風林の植樹も多く行われています。
名称 | 説明 |
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砂丘の一覧 | |
内灘砂丘 |
石川県金沢市からかほく市にかけてに位置する砂丘です。 内灘砂丘は長さ約10km、幅約1km、高さは約61mになり、日本海を内灘砂丘でせき止めているため、 内灘砂丘の内側には河北潟が存在しています。 |
猿ヶ森砂丘 |
青森県東通村の太平洋沿岸に位置する砂丘です。「下北砂丘」とも呼ばれ、「鳴き砂」などでも有名です。。 猿ヶ森砂丘は長さ約17km、幅は最大で2kmで、内陸部を含めると鳥取砂丘よりも広い面積を持っています。 現在は猿ヶ森砂丘の大部分が防衛省の下北試験場となっているため、立ち入れる地域は限られています。 |
三里浜 |
福井県坂井市の日本海側に位置する砂丘です。 三里浜は南北約10km、東西1.5km、で、九頭竜川の砂州として発達し砂丘となりました。 |
鳥取砂丘 |
鳥取県鳥取市の日本海側に広がる砂漠で、狭義では千代川東側の「浜坂砂丘」部分を指します。 昭和30年には国の天然記念物に指定されました。 鳥取砂丘は東西16km、南北2.4kmになり、日本では猿ヶ森砂丘の次に規模の大きな砂丘となっており、 中国山地の岩や砂が千代川により日本海へ流され、潮流と卓越風により集められ形成されました。 鳥取砂丘は以下の4つの砂丘に分けられています。
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遠州浜 |
静岡県の御前崎から愛知県の伊良湖岬の約110kmの地域で、「遠州灘」とも呼ばれています。 遠州浜にはいくつかの砂丘があるためそれらを含めて「遠州大砂丘」とも呼ばれています。 遠州浜には以下の砂丘が存在しています。
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中田島砂丘 |
静岡県浜松市南部に位置する砂丘です。 長さは東西約4km、幅は南北に約0.6km。 天竜川から運ばれる岩や砂により発達しましたが、現在は天竜川に作られたダムの影響で、 運ばれる岩や砂の量が少なくなり中田島砂丘は毎年約5mずつ後退しています。 |
吹上浜 |
児島県いちき串木野市・日置市・南さつま市にかけて位置する砂丘です。 長さは約47kmで、鹿児島県の県立自然公園に指定されてます。 吹上浜は、火山噴出物によるシラス台地の砂が堆積し形成されました。 |
紅葉山砂丘 |
北海道札幌市・石狩市にかけて位置する砂丘です。 長さは約20km、幅0.5~1km、高さは最大で20mになります。 紅葉山砂丘は石狩川・豊平川・当別川により運ばれた土砂により形成されました。 現在は紅葉山砂丘の殆どは宅地化されており、砂丘としての痕跡を伺える部分はわずかとなっています。 |
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庄内砂丘 |
山形県の酒田市から鶴岡市にかけて位置する砂丘です。 長さは約35kmで、最上川から運ばれた土砂により形成しました。 |
石狩砂丘 |
北海道の小樽市から厚田村に位置する砂丘です。 長さは約25km、幅は200~300m、高さは約10mになります。 石狩砂丘は石狩川から運ばれた土砂により形成しました。 |
志多見砂丘 |
埼玉県加須市志多見に位置する砂丘です。 「会の川砂丘」とも呼ばれています。 全長は約4km、幅500m、高さは21mあります。 志多見砂丘はかつて利根川が流れていた場所に位置し、利根川から運ばれた土砂により形成された河畔砂丘です。 |
砂丘の種類 | |
縦砂丘 |
卓越風(その地域で最も多く吹いている向きの風)に対して平行に形成される砂丘です。 「縦列砂丘」とも呼ばれています。 縦砂丘は卓越風が強く吹く場合に形成される事が多いです。 |
横砂丘 |
卓越風(その地域で最も多く吹いている向きの風)に対して直角に形成される砂丘です。 「横列砂丘」とも呼ばれています。 横砂丘は卓越風の向きが一定で、比較的弱い場合に形成されることが多いです。 |
バルハン砂丘 |
風下に角を向けて稜線が形成される円弧状の砂丘で、「三日月型砂丘」とも呼ばれています。 1つの円弧は数メートルから100メートル近くになる場合があります。 |
放物線砂丘 | 風上に角を向けて形成される砂丘で、「抛物線砂丘」とも呼ばれています。 |
堆積砂丘 |
砂が河川の流れや海岸の波や風により堆積することにより形成される砂丘です。 堆積砂丘には鳥取砂丘などがあります。 |
侵食砂丘 |
砂の地層などが風や水の影響で侵食されることにより形成される砂丘です。 ブローアウト砂丘とも呼ばれています。 |
海岸砂丘 |
海岸や河川の河口の近くに形成される砂丘です。 河川により運ばれた土砂が海岸に堆積し、波や風の影響で海岸に砂が堆積することで砂丘が形成されます。 日本に存在する多くの砂丘はこの「海岸砂丘」となっています。 |
河畔砂丘 |
比較的大きな河川の近くに形成される砂丘です。 日本では利根川、最上川、木曽川の流域や、旧流域に存在しています。 代表的な河畔砂丘には、利根川の影響で形成された、埼玉県加須市の「志多見砂丘(会の川砂丘)」などがあります。 |
内陸砂丘 |
内陸部に形成される砂丘で、砂漠などで形成されます。 日本には砂漠は存在しないため、河畔砂丘以外の内陸砂丘は存在していません。 |
移動砂丘 | 風や水の影響により、移動することのある砂丘を指します。 |
固定砂丘 | 形成された砂丘が移動せず、位置が固定された砂丘を指します。 |
灰砂丘 | 草木などの植物に表面が覆われている砂丘を指します。 |
白砂丘 | 砂丘の表面が草木に覆われていない砂丘を指します。 |
新砂丘 |
現在も形成し続けている砂丘を指します。 主に、完新世(約1万年前から現在にかけての地質時代的に最も新しい期間)に、 形成している(形成していた)砂丘を指します。 |
旧砂丘 |
既に形成がとまってしまった砂丘を指します。 主に、完新世(約1万年前から現在にかけての地質時代的に最も新しい期間)以前に、 形成し終わった砂丘を指します。 |
一次砂丘 |
砂丘が形成される際に、一番最初に形成される部分です。 「前砂丘」と呼ぶことも有ります。 |
二次砂丘 |
一次砂丘が侵食され、再び別の場所に最堆積して作られる砂丘です。 「再堆積砂丘」と呼ぶことも有ります。 |
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