日本の植民地機関・総督府の種類一覧

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日本の植民地機関・総督府の種類一覧の概要

「台湾総督府」「朝鮮総督府」「関東総督府」「南洋庁」など、日本の植民地機関や総督府の種類について調べて一覧にまとめてみました。

植民地とは国外において本国の支配下にあるい地域または領土で、日本においては「台湾」「南樺太」「関東州」「朝鮮」「南洋群島」がありました。

日本は植民地に、植民地機関または総督府を設置して統治を行っていました。

日本の植民地機関・総督府の種類一覧
名称	説明
台湾総督府	1895年（明治28年）から1945年（昭和20年）にかけて存在した日本の官庁で、下関条約（日清講和条約）により大日本帝国領となった台湾を統治するために設置されました。台湾総督府は台北州台北市に設置され、台湾の行政、司法、立法、インフラの整備、土地開発、教育の普及、産業の育成などを行いました。台湾総督府の長である台湾総督には、樺山資紀、桂太郎、乃木希典、児玉源太郎、佐久間左馬太、安東貞美、明石元二郎、田健治郎、内田嘉吉、伊沢多喜男、上山満之進、川村竹治、石塚英蔵、太田政弘、南弘、中川健蔵、小林躋造、長谷川清、安藤利吉がいました。
統監府韓国統監府	1905年（明治38年）から1910年（明治43年）にかけて存在した日本の官庁で、漢城（現在のソウル市）に置かれていました。韓国統監府の長である韓国統監府統監には、伊藤博文、曽禰荒助、寺内正毅がいます。
朝鮮総督府	1910年（明治43年）から1945年にかけて存在した日本の官庁で、韓国併合により大日本帝国領となった朝鮮を統治するために設置され、前身には韓国統監府があります。朝鮮総督府は京畿道京城府（現在のソウル市）の京畿道京城府に設置され、朝鮮の朝鮮総督府鉄道などのインフラの整備、日本語やハングルの教育、医療制度の整備などを行いました。朝鮮総督府の長である朝鮮総督には、寺內正毅、長谷川好道、齋藤實、宇垣一成、山梨半造、齋藤實、南次郎、小磯國昭、阿部信行がいます。
関東総督府	1905年から1906年にかけて存在した日本の官庁で、遼東半島先端に位置する関東州を統治するために設置されました。関東総督府は遼陽に設置され、翌年の1906年に関東都督府となりました。関東総督府の長である関東総督には、大島義昌がいます。
関東都督府	1906年から1919年にかけて存在した日本の官庁で、遼東半島先端に位置する関東州を統治するために設置されました。関東都督府は旅順に設置され、関東都督府の前身には関東総督府があります。関東都督府の長である関東都督には、大島義昌、福島安正、中村覚、中村雄次郎がいます。

関東庁	1919年から1934年にかけて存在した日本の官庁で、遼東半島先端に位置する関東州を統治するために設置されました。前身の関東都督府を改組し、軍事部門の関東軍と分離、民政部門担当機関として設立されました。歴代の関東長官には、林権助、山県伊三郎、伊集院彦吉、児玉秀雄、木下謙次郎、太田政弘、塚本清治、山岡万之助、武藤信義、菱刈隆がいます。
関東局	1934年から1945年にかけて存在した日本の官庁で、遼東半島先端に位置する関東州を統治するために設置されました。関東局は関東庁を改組し新京におかれ、関東州の地方行政のため下部組織として関東州庁がありました。関東局の長である関東局長官には、南次郎、植田謙吉、梅津美治郎、山田乙三がいます。
関東州庁	1934年から1944年にかけて存在した日本の官庁で、関東州の地方行政を総括していました。関東州庁は現在の旅順に置かれていました。関東局の長である関東州庁長官には、大場鑑次郎、竹下豊次、御影池辰雄、大津敏男、三浦直彦、柳井義男、今吉敏雄がいます。
樺太庁	1907年（明治40年）から1945年（昭和20年）にかけて存在した日本の官庁で、ポーツマス条約により日本領となった樺太島の北緯50度以南（南樺太）を統治するために設置されました。樺太庁の長である樺太庁長官には、熊谷喜一郎、楠瀬幸彦、床次竹二郎、平岡定太郎、岡田文次、縣忍、今村武志、大津敏男などがいます。
南洋庁	1922年から1945年にかけて存在した日本の官庁で、ヴェルサイユ条約により大日本帝国領となった南洋諸島（ミクロネシア）を統治するために設置されました。南洋庁はパラオ諸島のコロール島におかれ、住民の教育、気象観測、住民の医療・福祉の充実、インフラの構築、産業の発展などを行いました。南洋庁の長である南洋庁長官には、手塚敏郎、横田郷助、堀口満貞、田原和男、松田正之、林寿男、北島謙次郎、近藤駿介、細萱戊子郎がいます。