日本の運河の一覧

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日本の運河の一覧の概要

運河とか船舶を航行させるために作られた水路で、河川や湖沼を利用したり、埋立地に作られたりしています。

運河には河川や湖沼のみの内陸運河と、海洋同士や海洋と内陸水路を繋ぐ海路運河があります。

運河には水位差の調整を行うために閘門・インクライン・ボートリフト（運河エレベータ）、山や高地を潜るトンネル、河川や谷を跨ぐための橋などもあります。

日本の運河の一覧
名称	説明
小樽運河	大正12年（1923年）に作られた北海道の小樽市にある運河です。海上に停泊した大型船舶からの貨物をやり取りする為の、艀（はしけ）舟での荷揚げ用に使われていました。現在は運河の両岸に煉瓦や札幌軟石で造られた倉庫が立ち並ぶ観光スポットとして人気があります。
秋田運河	秋田県秋田市を流れる運河です。実際には雄物川の旧河川で、1937年に雄物川放水路が出来たことにより、運河となりました。
北上運河	宮城県石巻市と東松島市を通っている運河です。旧北上川と鳴瀬川の河口の野蒜築港跡を結んでいます。全長12.8Km。 1878年（明治11年）から1882年（明治15年）にかけて作られ、小型蒸気船により人や木材や石材を運搬するのに用いられていました。
東名運河	宮城県の松島湾から鳴瀬川間を結んだ運河です。
野蒜運河	宮城県の北上運河と東名運河を合わせて野蒜運河と呼ぶことがあります。
貞山運河	宮城県の仙台湾に作られた運河です。江戸時代から明治時代にかけて作られた多数の堀が、一つになり全長約60km運河となりました。貞山運河の名称は北上運河、東名運河、砂押貞山運河、南貞山運河、北貞山運河、中貞山運河を含むことがあります。
見沼通船堀	埼玉県さいたま市にある運河で、見沼代用水東縁、芝川、見沼代用水西縁を結んでいます。 1731年に作られ、隅田川へ続く芝川と東西の見沼代用水との連絡に使われました。運河自体は全長700mほどしかありませんが高低差が3m近くある為、堀全体で4つの閘門を利用し船を通していました。
利根運河	千葉県柏市、流山市、野田市に有り、利根川と江戸川をつなぐ運河です。東北地方の太平洋岸と江戸を結ぶ水路として、1890年に民間の利根運河株式会社が作り、1941年まで運営をしていました。 1941年からは国が買い取り、国有化されました。
有明西運河	東京都江東区有明とお台場の間（東京湾埋立地10号地の有明と13号地の台場）にある全長約1.4Kmの運河です。
有明南運河	東京都江東区東八潮から晴海方向に抜けていた運河。平成7年に埋め立てられ、現在は300mほどの僅かな堀割を残すのみとなっています。船の科学館の脇にあり、南極観測船宗谷や、羊蹄丸などが接岸しています。
曙運河	（あけぼの運河）東京都江東区の砂町運河から南の新木場方向に繋がる運河です。途中にあけぼの水門があります。
曙北運河	東京都江東区塩浜から潮見にかけてある全長約1.2kmの運河です。砂町運河、汐浜運河、汐見運河と繋がっています。
北砂北運河	（砂町北運河）東京都江東区新砂にある全長約1.3kmの運河です。砂町運河と繋がっています。
東雲運河	東京都江東区の有明、豊洲、東雲に流れる全長約3.2kmの運河です。豊洲運河、平久運河、東雲北運河、砂町運河、辰巳運河と繋がっています。
東雲北運河	東京都江東区枝川、潮見に流れる全長約1kmの運河です。東雲運河、汐見運河と繋がっています。
東雲東運河	東京都江東区にある運河です。砂町運河と同一とされる場合もあります。
砂町運河	東京都江東区新砂から江東区潮見にかけて有る運河です。東雲運河、曙運河、曙北運河、砂町北運河などと繋がっています。
砂町南運河	東京都江東区新木場から江東区新木場を流れる、全長約1.3kmの運河です。若洲運河とも呼ばれることがあるようです。
汐浜運河	東京都江東区新砂から江東区越中島を流れる、全長約2.2kmの運河です。曙北運河、豊洲運河と繋がっています。
汐見運河	東京都江東区塩浜から江東区塩浜を流れる、全長約1.9kmの運河です。東雲北運河、平久運河と繋がっています。
辰巳運河	東京都江東区東雲を流れる、全長約1.3kmの運河です。
豊洲運河	東京都江東区越中島から江東区豊洲を流れる、全長約1.5kmの運河です。東雲運河、汐見運河、汐浜運河、春海運河と繋がっています。
晴海運河	東京都中央区と江東区を流れる運河です。隅田川派川、晴海豊洲間水域などと呼ばれることもあります。豊洲運河、朝潮運河等と繋がっています。
平久運河	東京都江東区塩浜から江東区枝川を流れる全長約1.2kmの運河です。平久川と呼ばれる事もあります。
朝潮運河	東京都中央区佃から豊海町を流れる全長約2.2kmの運河です。
新月島運河	東京都中央区勝どきを流れる全長約500mの運河です。隅田川と朝潮運河を繋いでいます。新月島川とも呼ばれています。
竹芝運河	東京都港区芝浦から港区海岸を流れる全長約200mの運河です。竹芝桟橋と日の出桟橋の間にあります。

芝浦運河	東京都港区芝浦を流れる全長約1.9kmの運河です。竹芝運河、芝浦北運河、新芝運河、芝浦西運河、芝浦東運河、高浜西運河などと繋がっています。
新芝運河	東京都港区芝浦を流れる全長約1.6kmの運河です。芝浦運河、新芝南運河、新芝北運河などと繋がっています。
新芝南運河	東京都港区芝浦を流れる全長約300mの運河です。新芝運河、芝浦西運河などと繋がっています。
新芝北運河	東京都港区芝浦を流れる全長約300mの運河です。新芝運河、芝浦西運河などと繋がっています。
芝浦東運河	東京都港区海岸を流れる全長約250mの運河です。日の出埠頭、芝浦埠頭の間にあります。
芝浦西運河	東京都港区芝浦を流れる全長約800mの運河です。高浜西運河、芝浦南運河、芝浦北運河、芝浦運河と繋がっています。
芝浦北運河	東京都港区芝浦を流れる全長約100mの運河です。芝浦運河と繋がっています。
高浜西運河	東京都港区港南を流れる全長約800mの運河です。新芝運河、高浜運河、芝浦西運河、芝浦運河と繋がっています。
高浜運河	東京都港区港南から品川区東品川を流れる全長約2.1kmの運河です。高浜西運河、天王洲南運河、天王洲運河と繋がっています。
天王州運河	東京都品川区と港区を流れる全長約1.2kmの運河です。京浜運河、高浜運河と繋がっています。
天王州南運河	東京都品川区を流れる全長約800mの運河です。
勝島運河	東京都品川区勝島を流れる全長約1.1kmの運河です。京浜運河と繋がっています。以前は勝島南運河と繋がっていましたが、昭和56年に埋め立てられました。勝島南運河、平和島運河などと呼ばれる事もあります。
勝島南運河	東京都大田区平和島を流れる全長約1.7kmの運河です。京浜運河と繋がっています。運河の一部は平和島競艇場としても使われています。
平和島運河	東京都大田区大森を流れる全長約1.8kmの運河です。ガスミオ運河、京浜南運河、海老取運河などと繋がっています。
ガスミオ運河	東京都大田区昭和島を流れる全長約700mの運河です。京浜運河、平和島運河などと繋がっています。
海老取運河	東京都大田区羽田空港を流れる全長約950mの運河です。平和島運河、京浜南運河などと繋がっています。
京浜南運河	東京都大田区羽田空港を流れる全長約3.3kmの運河です。平和島運河、京浜運河などと繋がっています。
花畑運河	東京都足立区を流れる全長約1.4kmの一級河川の運河です。中川と綾瀬川を結んでおり、花畑川とも呼ばれています。
富岩運河	富山県富山市にある運河で、岩瀬港から富山市湊入船町までを繋いでいる、全長約5.1kmの運河です。
住友運河	富山県富山市にある運河です。富岩運河と繋がっています。
岩瀬運河	富山県富山市にある運河です。
中川運河	愛知県名古屋市を流れる運河です。
半田運河	（十ヶ川）愛知県半田市を流れる阿久比川の排水路として作られました。半田運河の周辺は醸造業がさかんで、作られた酒、酢、焼酎などを運ぶのに利用されました。
琵琶湖疏水	滋賀県の琵琶湖の湖水を、京都市に繋ぐ為に作られた疎水です。水運にも利用され、人や米、砂利、薪炭、木材、煉瓦等を運んでいました。疎水の落差の大きい蹴上と伏見にはインクラインが設置されており、船を線路上の台車に載せて移動させていました。
高瀬川	京都府にある運河です。京都の中心部と伏見を結ぶのに利用されており、鴨川や、みそそぎ川等と繋がっています。かつては、宇治川や伏見港とも繋がっていたといわれています。高瀬川の水深は数十cm程度と非常に浅く、物流には底が平らで喫水の少ない高瀬舟と呼ばれている船が利用されていました。
道頓堀	大阪府大阪市にある約2.5kmの運河です。 1615年に完成し、木津川と、東横堀川を繋いでいます。阪神タイガースが優勝すると阪神タイガースファンが飛び込むことで知られています。
船引運河	島根県隠岐郡の西ノ島町に有る全長約300mの運河です。 1915年（大正4年）に作られ、島南部の港と北部の漁場を繋いでいます。
万関瀬戸	長崎県対馬市に有る、全長約500mの運河です。対馬西部の浅茅湾と東部の三浦湾を繋いでいます。
堀川運河	宮崎県日南市の広渡川と油津港とを結んでいる全長約984mの運河です。 1686年に完成し木材を運搬するのに利用されました。
堀川運河	（御笠・那珂堀川運河）かつて福岡県西部に存在していた運河です。那珂川と御笠川を繋いでいました。