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日本の貴族の爵位の種類一覧


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日本の貴族の爵位の種類一覧の概要

爵位とは主に君主制の国家において、君主の血統や国への功労者に与えられる名誉称号です。

日本の爵位には「公爵」「侯爵」「伯爵」「子爵」「男爵」がありました。
 
 
 
 
 
 
 
日本の貴族の爵位の種類一覧
名称 説明
公爵 日本で明治から戦前に使用されていた爵位で最も上位の位です。 日本以外でもヨーロッパの貴族や、過去の中国で使用されていました。
日本の爵位は明治17年の華族令によって華族制度が制定され、 公爵になる基準は「皇族」、「公家」(近衛家、九条家、二条家、一条家、鷹司家の5家)、 「武家」(徳川家)、「武勲者」(三条実美の三条家、岩倉具視の岩倉家、島津藩主の島津家、 長門萩藩主の毛利家、西園寺公望の西園寺家、徳大寺実則の徳大寺家、徳川篤敬の水戸徳川家、 島津家分家の玉里島津家、徳川慶喜家、伊藤博文の伊藤家、大山巌の大山家、山縣有朋の山縣家、松方正義の松方家、桂太郎の桂家 )となっています。
侯爵 日本で明治から戦前に使用されていた爵位で公爵の下の位です。
侯爵になる基準は「皇族」(小松家、山階侯爵家、久邇侯爵家、華頂家、筑波家、音羽家、粟田家)、 「公家」(大炊御門家、花山院家、菊亭家、久我家、醍醐家、広幡家など)、 「武家」(広島藩主の浅野家、岡山藩主の池田家、鳥取藩主の池田家、尾張徳川家、紀州徳川家、熊本藩主の細川家、 金沢藩主の前田家、高知藩主の山内家など)、「旧琉球王家」(尚家)、 「武勲者」(大久保利通子孫の大久保家、木戸孝允子孫の木戸家など)。
また朝鮮の李王の血族や功労の有ったもの(朝鮮貴族)にも侯爵の位が与えられました。 (王族の李載完、王族の李載覚、王族の李海昌、王族の李海昇、海豊府院君の尹沢栄、宮内府大臣の朴泳孝、朝鮮内閣総理大臣の李完用)
伯爵 日本で明治から戦前に使用されていた爵位で侯爵の下の位です。
伯爵になる基準は「皇族」(清棲家、伏見家、上野家、二荒家、鹿島家、葛城家、東伏見家、宇治家、龍田家)、 「公家」(三条西家、中院家、飛鳥井家、姉小路家、油小路家、正親町家、勧修寺家、上冷泉家など)、 「武家」(清水徳川家、田安徳川家、一橋徳川家、米沢藩主の上杉家、仙台藩主の伊達家、高松藩主の松平家など)、 「新華族」(板垣退助の板垣家、後藤象二郎の後藤家、勝海舟の勝家、乃木希典の乃木家、山本権兵衛の山本家、 大木喬任の大木家、川村純義の川村家、黒田清隆の黒田家など)、 「朝鮮貴族」(内部大臣の李址鎔、閔泳璘、内閣総理大臣の李完用、政治家の宋秉畯(野田秉畯)中枢院顧問の高羲敬)、 「その他功績のあったもの」(東本願寺大谷家、西本願寺大谷家)となっています。
子爵 日本で明治から戦前に使用されていた爵位で伯爵の下の位です。
伯爵になる基準は 「公家」(七条家、三室戸家、山井家、冷泉家、六条家など)、 「武家」(喜連川藩主の足利家、館林藩主の秋元家、天童藩主の織田家など)、 「新華族」(陸軍大将の西寛二郎の西家、実業家の渋沢栄一の渋沢家、政治家の高橋是清の高橋家など)、 「本家が高いくらいを持っている分家」(公爵近衛家分家の近衛秀麿家、侯爵水戸徳川家分家の徳川武定家、侯爵福井松平家分家の松平慶民家)、 「皇族」となっています。
男爵 日本で明治から戦前に使用されていた爵位で子爵の下の位です。
伯爵になる基準は「公家」(一条家分家、二条家分家、九条家分家など)、 「武家」(紀伊田辺藩主の安藤家、美濃今尾藩主の竹腰家、常陸松岡藩主の中山家、尾張犬山藩主の成瀬家、紀伊新宮藩主の水野家など)、 「僧職・神職」(伊勢神宮の荒木田家・河辺家、出雲大社の北島家・千家家、熱田神宮の千秋家、住吉大社の津守家、浄土真宗木辺派管長木辺家など)、 「新家族」(財閥や実業家の川崎家、安川家三井家・住友家・鴻池家・岩崎家など、軍人の山下家・白川家・奈良家・武藤家など、 農学者の佐藤家、医者の北里柴三郎の北里家・岩佐家・岡家など、各藩家老職の荒尾家・有吉家・伊木家・土倉家など)、「その他」(菊池武臣、五条頼定、名和長恭、南部行義、新田俊純など)なっています。
 

 







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