細胞融合野菜・ハイブリッド野菜の種類一覧

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2017年10月1日内容を更新

細胞融合野菜・ハイブリッド野菜の種類一覧の概要

「ポマト」「キャベコン」「ブロッコフラワー」「ジャガトマ」などの、複数の野菜を組み合わせて作られたハイブリッド野菜の種類を調べて一覧にまとめてみました。

ハイブリット野菜とは、2種類の野菜を掛け合わせて新たに作り出された物で、生産性、栄養価、病気や害虫に強いなどの長所を持っています。

ハイブリット野菜にはナス科の野菜（ナス、トマト、ジャガイモ）、アブラナ科の野菜（キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、カブ）、ミカン科ミカン属（オレンジ、グレープフルーツ、イヨカン）の果物等の近い品種を利用して作られます。

細胞融合野菜・ハイブリッド野菜の種類一覧
名称	説明
細胞融合、ハイブリッド野菜
ポマト	ポマトは細胞融合によって、ジャガイモ（ポテト）と、トマトを掛け合わせた野菜です。 1978年に西ドイツのマックス・プランク研究所で作られました。暖地性のトマトにジャガイモの耐寒性を持たせる為にと研究開発されたが、作られたポマトはジャガイモとしてもトマトとしても、まともに実が育ちませんでした。
ジャガトマ	ジャガイモの茎にトマトを接木した野菜です。
ハクラン	ハクサイとキャベツ（甘藍、カンラン）を掛け合わせたハイブリッド野菜です。昭和34年に農業技術研究所で開発されました。
バイオハクラン
キャベコン	大根（ダイコン）にキャベツを接木した野菜です。地上部分がキャベツ、地下部分がダイコンとなります。見た目は大根からキャベツがそのまま生えたような感じです。
ハボコン	大根（ダイコン）に葉牡丹（ハボタン）を接木した植物です。
ブロッコン	大根（ダイコン）にブロッコリーを接木した植物です。
ブロッコフラワー（カリブロ）	ブロッコリーとカリフラワーを掛け合わせた野菜です。
オレタチ	細胞融合によってオレンジとカラタチ（枳殻、枸橘）を掛け合わせた野菜です。 1985年に果樹試験場とキッコーマンによって作られました。オレンジの大きさに、カラタチの香りを持つ果実が実りました。
シュウブル（シューブル）	ウンシュウミカンとネーブルオレンジを掛け合わせた果物です。
グレーブル	グレープフルーツとネーブルオレンジを掛け合わせた果物です。
マーブル	マーコットとネーブルオレンジを掛け合わせた果物です。
ユーブル	ユズ（柚子）とネーブルオレンジを掛け合わせた果物です。
オランジェロ	オランジェロ (Orangelo）は、グレープフルーツとオレンジを掛け合わせた柑橘類で、プエルトリコ原産となっています。
タンゴール	タンゴール (tangor) は、ミカンとオレンジを掛け合わせた柑橘類の総称です。品種としては温州ミカンとトロビタオレンジを交配した「清見」や、同じタンゴールの清見とアンコールを掛け合わせたものにマーコットを掛け合わせた「せとか」等があります。
タンゼロ	タンゼロ（tangelo）は、ミカンとブンタン（ザボン）を掛け合わせた柑橘類です。
タンジェロ	タンジェロはタンジェリンとブンタン（ザボン）、またはグレープフルーツを交配した柑橘類です。
ヒネ	細胞融合によってヒエとイネを掛け合わせた植物です。
センポウ菜（千宝菜、先宝菜）	細胞融合によってキャベツと小松菜（コマツナ）を掛け合わせた野菜です。
ベンリ菜	こまつな（小松菜）と、チンゲンサイ（青梗菜）を掛け合わせた野菜です。
山形みどり	山形青菜という種類のからしな（からし菜）と、はくさい（白菜）を掛け合わせた野菜です。
メロチャ	細胞融合によってメロンとカボチャを掛け合わせた野菜です。
トマピーノ	細胞融合によってトマトとペピーノを掛け合わせた野菜です。
ネギタマ	細胞融合によってネギとタマネギを掛け合わせた野菜です。
スティックセニョール（ブロッコリーニ）
はなっこりー	中国野菜のサイシンとブロッコリーを掛け合わせた野菜です。「お年寄りや女性でも簡単に作れて、軽くて収穫が楽な野菜」を作る目的で平成２年に山口県農業試験場で作られました。<ｂｒ> はなっこりーの名前の由来は「はなな（花菜）」と「ブロッコリー」から来ています。
その他の植物
トマピー	トマトの様な形をで真っ赤な色をしたパプリカです。ハイブリッド野菜ではありません。
レタモン	レタス1.8個分の食物繊維と、レモン15個分のビタミンＣが含まれているとされる野菜です。ファイブミニが宣伝用に作った架空の野菜のようです。