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低気圧の種類一覧


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低気圧の種類一覧の概要

低気圧は周囲よりも気圧が低い部分を指し、一般的に低気圧は雲を伴っており、天候的には曇りや雨となり強い風が吹くことが有ります。

また、低気圧になると頭痛などの体調不良や、古傷が痛むなどの症状が出る場合があり、原因ははっきりとしていませんが、 低気圧による空気中の酸素の減少や気圧自体の変化による物とされています。

魚などは気圧が低くなると浮き袋の調整が行いやすくなるため、低気圧の際やその前には魚の活性が高くなり、漁や釣りで多く魚が取れることがあります。
 
 
 
 
 
 
 
低気圧の種類一覧
名称 説明
温帯低気圧 主に温帯で発生するため「温帯低気圧」と名づけられており、熱帯外低気圧(extratropical cyclone)、中緯度低気圧(mid-latitude cyclone)とも呼ばれています。

暖気が上昇し寒気が下降した際に発生する低気圧で、温暖前線と寒冷前線を伴うことが殆どです。

過去にはイギリスで915hpa(ヘクトパスカル)または912hpaの温帯低気圧も発生しました。
熱帯低気圧 熱帯から亜熱帯にかけての海上で発生する低気圧で、非常に強い雨と風をもたらします。
熱帯性低気圧は台風、ハリケーン、サイクロン、タイフーン、トロピカル・ストームなどとも呼ばれています。

熱帯低気圧は積乱雲が渦を巻くような形状をしており、直径は300~2000kmある場合が有ります。 勢力の強い熱帯性低気圧には中心に目と呼ばれる雲のない部分が出来ます。

過去には870hPaもの非常に強い熱帯低気圧(台風20号)も発生しました。
寒冷低気圧 周囲よりも温度の低い寒気から発生する低気圧で、カットオフ低気圧、切離低気圧、寒冷渦などとも呼ばれています。

偏西風が激しく変化したり蛇行した際の影響で切り離された気圧の谷(気圧の低い部分が連なった場所)から発生します。

寒冷低気圧が通過した際には大気が不安定となり大雨が降ることが多いです。また、寒冷低気圧は動きが遅いため悪天候が続くことがあり、 雨による災害を引き起こす場合もあります。

寒冷低気圧は冬にも発生することがあり、日本周辺で冬に発生した場合は日本海側に大雪をもたらします。
熱的低気圧 水上と陸地の温度差によって陸上に発生する低気圧です。

発生メカニズムは、日中に陸上が温められることにより上昇気流が発生し、その部分に向かって海からの風が吹き込むことで形成されます。

熱的低気圧は主にアラビア海沿岸やチベット高原で発生し、日本でも規模の小さいものが発生することも有ります。
地形性低気圧 地形性低気圧は副低気圧とも呼ばれ、台風や規模の大きな低気圧が山脈や高地に差し掛かった場合に、 低気圧の一部が分裂することで発生する規模の小さな低気圧です。
極低気圧 北極や南極周辺にできる低気圧で、ポーラーロウ(polar low)とも呼ばれています。
北極大陸性気団、北極海洋性気団、南極大陸性気団などの気団が海上を通過する際に発生します。

極低気圧は暖気を持たず寒気のみで構成されており、前線から離れている、小さな渦を巻いているなどの特徴が有ります。
そのため規模の小さな寒冷低気圧とも考えられています。
爆弾低気圧 急激に発達し激しい風雨をもたらす温帯低気圧です。気象庁では爆弾低気圧を「急速に発達する低気圧」と表現しています。

主に冬に発生するため「冬の台風」とも呼ばれている、大量の雨や降雪をもたらします。

爆弾低気圧が形成される際には急激に気圧が下がり、24時間で24×(sin 低気圧の緯度 /sin 60°)hPa以上(おおよそ毎時1hpa以上)の気圧の低下が発生します。
亜熱帯低気圧 熱帯低気圧と温帯低気圧の中間に位置する低気圧で、対流圏よりも低い層では熱帯低気圧の性質を持ち、対流圏よりも高い層では温帯低気圧の性質を持っています。

亜熱帯低気圧は暴風と大雨をもたらします。
極渦 北極または南極に発生する気流の渦で、北極低気圧、南極低気圧、ポーラサイクロンなどと呼ばれています。
 

 







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