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恐慌の種類一覧


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恐慌の種類一覧の概要

世界で過去に発生した様々な恐慌を調べて一覧にまとめてみました。
有名な恐慌には「1929年世界恐慌」「戦後恐慌」「世界金融危機」等が有ります。

恐慌とは景気循環における景気の後退で、株価や債権の暴落、企業の倒産、銀行の取り付け、所得の現象、失業者の増大などが発生します。

恐慌の原因には株価や通貨の下落、戦争などの争い、バブル景気の崩壊などが有ります。
 
 
 
 
 
 
 
恐慌の種類一覧
名称 説明
1873年恐慌 1873年から1896年にかけて世界各地で発生した恐慌で「大不況」とも呼ばれています。
この恐慌は1873年4月に始まったオーストリア=ハンガリー帝国のウィーン証券取引所の株価の暴落が原因とされ、 アメリカのジェイ・クックの銀行とノーザン・パシフィック鉄道の倒産によりアメリカにも飛び火しました。

この恐慌ではイギリス、ドイツ、アメリカ、フランス、イタリア、スウェーデン、ロシアなどの国に多大な影響を与えました。
1901年恐慌 1901年にアメリカで発生した恐慌で、原因はニューヨーク証券取引所のノーザン・パシフィック鉄道の株の暴落とされています。
ノーザン・パシフィック・コーナーとも呼ばれています。
1929年世界恐慌 1929年10月24日にニューヨーク証券取引所の株価が大暴落したことにより発生した世界恐慌です。

1929年10月24日のニューヨーク証券取引所の株価が大暴落は「ウォール街大暴落」と呼ばれ、 暴落した火が木曜日であったことから「ブラックサーズデー」とも呼ばれています。
ウォール街大暴落の発端はゼネラルモーターズの株価の下落が原因とされています。

この暴落により投資家や投機家は様々な場所から資金を引き上げ、アメリカに経済を依存していた国々に影響がでました。
そして、1931年5月11日にオーストリアのクレジットアンシュタルト(クレディ・アンシュタルト)が破綻したことにより、 ヨーロッパを中心とする世界各国に広まりました。
この結果世界各国は第二次世界大戦への道に進んだとも考えられています。





昭和恐慌 昭和恐慌は1929年に発生した世界恐慌の日本で発生した部分を指します。

日本でも1930年に株式や商品市場が暴落し、生糸や農産物の価格が下落しました。
そのため中小企業の倒産や失業者が増え、農村では生糸や農産物の価格が下落した以外にも、生糸の輸出量が激減したことにより多大な影響を受けました。
世界金融危機 2007年にアメリカのサブプライムローンとも呼ばれる住宅ローンの破綻をきっかけに発生した世界的な金融危機です。

2008年9月には連邦住宅金融抵当公庫(フレディ・マック)と連邦住宅抵当公庫(ファニー・メイ)、リーマン・ブラザーズ証券が破綻し、 2008年9月29日にはアメリカ合衆国下院が緊急経済安定化法案を否決したため、ニューヨーク証券取引市場のダウ平均株価は 777ドルという史上最大の下落をしました。

世界金融危機は現在も続いており、世界全体の損失は100兆円とも500兆円とも言われています。
昭和金融恐慌 1927年3月に日本で発生した経済恐慌です。
関東大震災の処理のための不良債権や多く溜まっていたことや、経済的にも不況が生じていた最中に当時の大蔵大臣であった片岡直温が 衆議院予算委員会で、破綻していなかった東京渡辺銀行を「東京渡辺銀行がとうとう破綻を致しました」と失言してしまったことから取り付け騒ぎが発生しました。

また4月には取り付け騒ぎの煽りをうけ、財閥の鈴木商店が倒産したことにより金融不安が広まりました。
戦後恐慌 規模の大きな戦争終了後に発生する恐慌で、日本では日露戦争終結後に1900年ごろや、第一次世界大戦終了後の1920年頃に発生しています。
戦後恐慌は反動恐慌とも呼ばれています。
 

 







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