最近更新したページ



好景気・バブル景気の種類一覧


サイト名とURLをコピーする
 

好景気・バブル景気の種類一覧の概要

「神武景気」「バブル景気」「高度経済成長」など、様々な好景気について調べてまとめてみました。

好景気とは景気循環における景気の良い状況を言い、所得の増加や、企業の利益の増加、などが起こり物やサービスなどの販売も増える状態を指します。

バブル経済とは株式や不動産などの資産の価格が、実体経済の成長以上のペースで高騰している状況です。
 
 
 
 
 
 
 
好景気・バブル景気の種類一覧
名称 説明
特需景気
朝鮮特需
1950年に発生した朝鮮戦争による好景気で、 主に在日アメリカ軍や国連軍からの兵器、軍用品、建築資材、食料の物資発注や、軍用機や軍用車両の修理などで日本の経済は潤いました。

特需景気では直接の特需で10億ドル、間接特需として36億ドルの効果があったとされています。

被服や土嚢袋、鋼管材などの業種が主に恩恵を受けたため、「糸ヘン景気」「金ヘン景気」とも呼ばれています。
投資景気 1951年から1954年にかけての好景気で、朝鮮戦争のため在日アメリカ軍や国連軍から製品の注文に対応するため、 各社が大規模な設備投資を行ったことによる景気とされています。
神武景気 1955年から1957年にかけての好景気で、朝鮮戦争で被害を受けたアメリカ軍の軍備の修理などで潤ったとされています。

神武景気は初代天皇の神武天皇以来の好景気という意味で名づけられ、第二次世界大戦後疲弊していた経済水準は戦前以上にまで回復しました。

この頃に「三種の神器」とよばれる、冷蔵庫、洗濯機、白黒テレビが庶民の生活にも広まってきました。

神武景気は「天照らす景気」とも呼ばれています。
岩戸景気 1958年から1961年にかけての好景気で、企業の設備投資から発生した刑期とされています。

岩戸景気は神武景気をさかのぼって、「天照大神が天の岩戸に隠れた以来の好景気」という意味で名づけられました。

この頃から市場にはスーパーマーケットなどの大型店舗が出現し始めました。
オリンピック景気 1963年から1964年にかけての好景気で、首都高速道路や東海道新幹線などのインフラ整備、 国立競技場や日本武道館などの競技場整備のため建築業を中心にした景気です。

また建築業以外にも、各家庭がオリンピック視聴のためにテレビを購入したり、オリンピック開催地へ足を運んだりしたことも大きく影響しました。
いざなぎ景気 1966年から1970年にかけての好景気で、神武景気や岩戸景気を上回る好景気であることから日本神話に登場する神「いざなぎのみこと」から名づけられました。

いざなぎ景気は日本政府が建築国債と言われる公共事業や貸付金の財源に当てるための国債を発行したことによりはじまり、 大企業の合併や、トヨタカローラや日産サニーなどの大衆車の発売、「新三種の神器」とよばれる車・エアコン・カラーテレビの普及なども 大きく影響しました。
列島改造ブーム 1971年から1973年頃にかけての好景気で、田中角栄首相の著書「列島改造論」により引き起こされ、 大規模な土地開発が行われたことで発生しました。
ハイテク景気 1983年から1985年にかけての好景気で、レーガンアメリカ大統領が取った経済対策「レーガノミックス」により円安ドル高となり、 日本のハイテク産業を中心とした輸出企業により牽引されました。





バブル景気 1980年から1990年ごろにかけた好景気で、金融商品や土地などが非常に高騰しその後一気に収縮したため、 その様子が泡の弾けるような状態だったので「バブル景気」と呼ばれています。
また、バブル景気は「泡沫景気」とも呼ばれています。

バブル景気の要因は、プラザ合意による円高ドル安のための経済摩擦解消のために、 中曽根内閣が公共事業の拡大・公定歩合の引き下げ・法人税や所得税の引き下げを行ったためとされています。
また、企業が資金調達をしやすくなり設備投資が増えた、財テクが流行した、NTTやJRやJTなどの国営企業が民営化されたなどの要因もあります。

バブル景気では主に株と土地への投資が盛んになり、日経平均の最高値は38,957円をつけ、 東京都の山手線内側の土地価格でアメリカ全土が買えると言われるほど土地などの不動産が高騰しました。
カンフル景気 1993年から1997年にかけての好景気で、政府が1993年4月に総合的な経済対策として13.2兆円、 1993年9月に緊急経済対策として5.9兆円、1994年2月に総合経済対策として15.3兆円の経済対策を行い、 1993年に公定歩合を2.5%から1.75%まで引き下げたため発生しました。

この景気は政府がカンフル剤を打って一時的に回復させたため「カンフル景気」と呼ばれています。
IT景気 1999年から2000年にかけての好景気で、主にケータイやパソコンの需要が拡大し、IT企業が牽引したことから「IT景気」と呼ばれています。
いざなみ景気 2002年から2007年にかけての好景気で、現在日本で最長(69ヶ月)期間だった景気です。

2001年のゼロ金利政策などの金融緩和政策により発生し、 円安のため新興国や米国への輸出が好調であったことも要因のひとつとなっています。
高度経済成長 1955年から1973年にかけての18年間に、日本経済が飛躍的に成長した期間を指します。

この間に日本の経済成長率は平均10%を越えて、国民総生産(GNP)も世界第二位になりました。

日本の高度経済成長は「東洋の奇跡」とも呼ばれています。
 

 







ツイッターで更新情報や、ピックアップコンテンツを紹介しています。

    




 
 
▲先頭へ▲
トップ >> 政治・経済 >>好景気・バブル景気の種類一覧