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取り付け騒ぎの種類一覧
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2012年5月8日「ソロモン貯蓄銀行」を追加。
2011年2月21日「釜山貯蓄銀行」と「三和貯蓄銀行」を追加。
2011年2月21日「釜山貯蓄銀行」と「三和貯蓄銀行」を追加。
取り付け騒ぎの種類一覧の概要
取り付け騒ぎとは、信用不安や噂から特定の銀行や証券会社などの金融機関に、預金者が殺到し預金や貯金を引き下ろそうと殺到する行為です。
銀行などの場合は、預金保険法により一定までの預金は保護されるため取り付け騒ぎとなることは少ないですが、 生命保険や損害保険会社の場合経営悪化の噂が流れると、取り付け騒ぎと似た状態が発生し急激に資産が減少し、企業の経営危機や破綻に繋がる場合もあります。
銀行などの場合は、預金保険法により一定までの預金は保護されるため取り付け騒ぎとなることは少ないですが、 生命保険や損害保険会社の場合経営悪化の噂が流れると、取り付け騒ぎと似た状態が発生し急激に資産が減少し、企業の経営危機や破綻に繋がる場合もあります。
名称 | 説明 |
---|---|
東京渡辺銀行 |
日本で最初の取り付け騒ぎの発生した銀行で、
1927年の帝国議会衆議院予算委員会で片岡直温蔵相が「東京渡辺銀行がとうとう破綻を致しました」と
失言したことにより取り付け騒ぎが発生し後に経営破たんしました。 この事件は昭和金融恐慌発生の原因にもなり、他の銀行も取り付け騒ぎが起こりました。 |
豊川信用金庫 |
1973年12月に愛知県の豊川信用金庫で取り付け騒ぎが発生し、約26億円の預貯金が引き出されました。 女子高生たちの冗談から町全体に豊川信用金庫が危ないとの噂が広ったのが取り付け騒ぎの原因となりました。 なお、実際の財務は健全であったため倒産などはせず、現在も営業を続けています。 |
東洋信用金庫 | 大阪市淀川区に本店のあった信用金庫で、1991年に偽造した預金証書を用いた不正融資事件を起こしたため、 預金者が預貯金を引き出す取り付け騒ぎが発生しました。 |
コスモ信用組合 | 高利のマンモス定期で預金を集めた信用組合ですが、1995年に業務停止命令を受けた際に預金者が預金の引き出しを求めて殺到し、取り付け騒ぎとなりました。 |
木津信用組合 |
大阪府大阪市浪速区に本店のあった信用組合で1995年8月30日に経営破綻しました。 木津信用組合の業務停止命令前後には預金者が預金の引き出しを求めて殺到し、取り付け騒ぎとなりました。 |
能代信用金庫 |
1995年5月2日に報道機関が「能代信用金庫が清算する」と発表したため、預金者が預金の引き落としを求めて殺到し、取り付け騒ぎとなりました。 この日に引き落とされた金額は約27億円にも上ったとされています。 |
紀陽銀行 | 和歌山県和歌山市に本社のある地方銀行で、1997年の経営不安から取り付け騒ぎが発生し、 数日間で約3000億円が引き出されました。 |
山一證券 | 日本では4番目に規模の大きな証券会社でしたが、経営不振から1997年12月に自主廃業をした際に、 各地の支店に証券口座を解約する顧客が押し寄せ取り付け騒ぎとなりました。 |
足利銀行 | 栃木県宇都宮市に本店のある地方銀行で、経営不振から1997年に取り付け騒ぎが発生し、 1年間で約3000億円が引き出されました。 |
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佐賀銀行 |
佐賀県佐賀市に本店を置く地方銀行で、2003年12月25日に女性が「佐賀銀行が26日に倒産する」とのデマチェーンメールを流したため、
取り付け騒ぎが発生し約500億円が引き出されました。 なお、このメールを流した女性は書類送検されましたが不起訴処分となりました。 |
澳門匯業銀行 (バンコ・デルタ・アジア) |
マカオに本社を置く銀行で、2005年9月にアメリカ財務省が北朝鮮の偽造紙幣(偽札)や麻薬取引などのマネーロンダリングに関与していることを指摘し、 ブラックリストに登録したため取り付け騒ぎが発生し、約18億円が引き出されました。 |
東亜銀行 (バンク・オブ・イーストアジア) |
香港に本社を置く銀行で、2008年9月24日に「アメリカのリーマンブラザーズ社の金融商品に約60億円投資しており、その損失で経営が危機である」 とのメールが流れたことにより取り付け騒ぎが発生しました |
中華商業銀行 | 2007年01月に台湾の中華商業銀行で、不正融資等の問題から取り付け騒ぎは発生し、数日間で焼く1830億円が引き出されました。 |
ノーザン・ロック |
イギリスの銀行で、2007年9月にサブプライムローン問題により資金繰りが悪化したため、
イングランド銀行に支援を要請したことから信用不安が広がり取り付け騒ぎとなりました。 この騒ぎで約4600億円が引き出されました。 |
DSB銀行 |
2009年10月にオランダのDSB銀行がリーマンショックの金融危機から破綻たことにより取り付け騒ぎが発生しました。 この騒ぎで約810億円が引き出されました。 |
インディマック | インディマックはアメリカで住宅ローンを広く取り扱っていた地方銀行で、サブプライムローン問題の影響から経営が悪化し、 2008年にアメリカのシューマー上院議員が「インディマックが破たんする可能性がある」と発言したことから取り付け騒ぎが発生しました。 |
カブール銀行 | 2010年9月にアフガニスタンで最大の民間銀行のカブール銀行が、不正融資を行い損失を出したことから取り付け騒ぎは発生しました。 |
釜山貯蓄銀行 | 2011年2月17日に韓国の金融委員会が不良金融機関として釜山貯蓄銀行(釜山・大田貯蓄銀行)を6ヶ月の業務停止としたため、取り付け騒ぎが発生しました。 |
三和貯蓄銀行 | 韓国の金融委員会が不良金融機関として三和貯蓄銀行を業務停止としたため、取り付け騒ぎが発生しました。 |
ソロモン貯蓄銀行 |
韓国の金融委員会により2011年9月に是正措置(不良金融会社経営改善処分)の猶予を受けていた「ソロモン貯蓄銀行」が
営業停止措置を受けると発表され2012年5月5日に同銀行にて取り付け騒ぎが発生しました。 また、営業停止処分となる銀行はソロモン貯蓄銀行を含め、大手3行小規模行1行が発表されており、それぞれの銀行でも取り付け騒ぎが発生しました。 |
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