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イギリスの騎士団勲章の種類一覧
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イギリスの騎士団勲章の種類一覧の概要
騎士団とは主に十字軍設立時に作られた騎士修道会を真似て、各国の王や貴族が設立した騎士の軍団および部隊です。
現在のイギリスの騎士団勲章は当時の騎士団の名残として残っており、各勲章となっています。
現在のイギリスの騎士団勲章は当時の騎士団の名残として残っており、各勲章となっています。
名称 | 説明 |
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ガーター勲章 |
The Order of the Garter 勲章の大綬の色が青色であるため「ブルーリボン」とも呼ばれています。 1348年にエドワード3世によって作られたイングランドで現在のイギリスで最も位の高い勲章となっており、ガーター騎士団(Kights of the Garter)の一員になることを意味します。 新たに勲章を受けるものは、既に勲章を受けたもの2名から紹介が必要とされています。 日本人では明治天皇、昭和天皇、今上天皇が授章しており、現在非キリスト教の国家元首として授章した人物は今上天皇のみとなっています。 ガーター勲章の中でも位があり以下のようになっています。
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シッスル勲章 |
Order of the Thistle 勲章の大綬の色が緑色であるため「グリーンリボン」と呼ばれています。また、勲章にアザミがデザインされていることからアザミ勲章とも呼ばれています。 スコットランドの勲章で、現在のイギリスではガーター勲章の地祇に位の高い勲章となっています。 主にスコットランドの血を引くものが授章します。 シッスル勲章の中でも位があり以下のようになっています。
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バス勲章 |
Order of the bath 勲章の大綬の色が赤色であるため「レッドリボン」と呼ばれています。 バス勲章は軍人用と文民用の2つがあり、上位2等級(Knight Grand CrossとKnight Commander)を授章するとナイトの称号も授与されます。 日本人では伊藤博文、乃木希典、桂太郎、竹下勇などが授章しています。 バス勲章の中でも位があり以下のようになっています。
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メリット勲章 |
Order of Merit 軍事の功績、科学、芸術、文化の振興、福祉への貢献が有った物に送られ、定員が国王と24人(外国人は定数に数えず)となっており、 授章が非常に難しく名誉のある勲章とされています。 日本人では、東郷平八郎、山縣有朋、大山巌が授章しています。 |
聖マイケル・聖ジョージ勲章 |
Order of St Michael and St George 1818年にジョージ4世によって制定された勲章で、イギリス連邦と多国間での関係で功績が有ったイギリス連邦の外交官や行政官 イギリス連邦に駐在する他国の外交官が授章対象となっており、日本人では松方正義などが授章しています。 聖マイケル・聖ジョージ勲章の中でも位があり以下のようになっています。
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ロイヤル・ヴィクトリア勲章 |
Royal Victorian Order 1869年にヴィクトリア女王によって制定された勲章で、日本人では皇太子時代の昭和天皇と今上天皇、東郷平八郎が授章しています。 ロイヤル・ヴィクトリア勲章には以下の5つの位があります。 また一番の位(Knight/Dame Grand Cross )のさらに上にロイヤル・ヴィクトリア剄飾があり、一番下の位(Member)の下に特別に授与されるメダルがあります。
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ロイヤル・ヴィクトリア剄飾 |
Royal Victorian Chain ロイヤル・ヴィクトリア勲章の上位等級として1902年にエドワード7世により制定されました。 主に王族や君主の血縁関係者に送られ、日本では高松宮宣仁親王と秩父宮雍仁親王が授与されています。 |
大英帝国勲章 |
Order of the British Empire 1917年にイギリス国王ジョージ5世により制定されました。 授章対象が軍人、政治家、役人、経済人、文化人、芸能人、スポーツ選手、福祉への貢献したものなどとされ、イギリスの騎士団勲章では最も多くの授章が居ます。 有名な受章者にはビルゲイツ、ポールマッカートニー、エルトンジョン、デビッドベッカムなどがおり、 日本人でもソニー会長の盛田昭夫、トヨタ自動車会長の豊田章一郎、演出家の蜷川幸雄、小説家のC・W・ニコルなどが授章しています。 大英帝国勲章の中でも位があり以下のようになっています。
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コンパニオン・オブ・オナー勲章 |
Order of the Companions of Honour メリット勲章の下に位置している騎士団勲章です。 1917年にジョージ5世により制定され、芸術、文学、音楽、科学、政治、産業、宗教などに貢献の有った者に授与されます。 |
ディスティングリッシュド・サービス・オーダー勲章 |
Distinguished Service Order 1886年9月6日にヴィクトリア女王によって制定され、 優れた戦果を挙げたイギリス連邦の将校、士官、兵士に授与されます。 |
帝国功労勲章 | |
廃止や停止中の騎士団勲章 | |
聖パトリック勲章 |
アイルランドの最高勲章で、現在のイギリス連邦ではガーター勲章とシッスル勲章の次に位の高い騎士団勲章です。 1783年にジョージ3世により創立され、1934年にグロスター公ヘンリーと、ジョージ6世に授与されたのを最後に授章が止まっており、 聖パトリック騎士団最後のメンバーのグロスター公も1974年に亡くなっています。 しかし、聖パトリック騎士団自体は存続しているらしく、聖パトリック勲章の勲章授与復活も議論されているようです。 |
ロイヤル・グレルフィック勲章 |
Royal Guelphic Order 1815年にジョージ4世により創立されました。ウィリアム4世死後の1837年以降は授与が行われていません。 ロイヤル・グレルフィック勲章の中でも位があり以下のようになっています。
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スター・オブ・インディア勲章 |
Order of the Star of India 1861年にヴィクトリア女王により創立されました。 インドが独立し、最後に騎士団勲章を授与された「Tej Singh Prabhakar」が2009年に亡くなった事により中止になりました。 スター・オブ・インディア勲章の中でも位があり以下のようになっています。
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インド帝国勲章 |
Order of the Indian Empire イギリス領インド帝国の騎士団勲章で1878年ヴィクトリア女王により創立されました。 インドが独立し、最後に騎士団勲章を授与された「Maharaja Mayurdwajsinhji Meghrajji III 」が2010年に亡くなったことにより中止になりました。 インド帝国勲章の中でも位があり以下のようになっています。
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ブリティッシュ・インディア勲章 |
Order of British India 1837年に東インド会社によって設立され、1859年にイギリスの勲章になりました。 1947年にインドが独立したことにより中止となっています。 |
インド・メリット勲章 |
Indian Order of Merit 1837年に東インド会社によって設立され、1858年にイギリスの勲章になりました。 1947年にインドが独立したことにより中止となっています。 主にインドの軍人に授与されていました。 インド・メリット勲章の中でも位があり以下のようになっています。
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クラウン・オブ・インディア勲章 |
Order of the Crown of India 1878年にヴィクトリア女王によって設立され、1947年にインドが独立したことにより中止となっています。 主にインドの総督、知事、長官、軍の士官などに授与されました。 |
ロイヤル・ヴィクトリア・アンド・アルバート勲章 |
Royal Order of Victoria and Albert 1862年にヴィクトリア女王によって設立され、1952年に最後の受章者のアリス・オブ・オールバニが無くなってからは授与が中止となっています。 ロイヤル・ヴィクトリア・アンド・アルバート勲章は英国王室の女性、英国王室血族の女性、国外の王族女性、女王または王妃の世話をした女官に送られました。 ロイヤル・ヴィクトリア・アンド・アルバート勲章の中でも位があり以下のようになっています。
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ビルマ勲章 |
Order of Burma イギリス統治下のビルマで授与されていた騎士団勲章で、1940年に設立され1948年のビルマ独立と共に廃止となりました。 ビルマ勲章の受章者は少なく33人のみだったとされています。 |
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