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ダムの底に沈んだ温泉の一覧
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ダムの底に沈んだ温泉の一覧の概要
ダムの底に沈んだ温泉やこれから建設されるダムにより沈む予定の温泉を調べて一覧にまとめてみました。
多くの温泉はダムの建設の際にダムの水面より高い位置に移動し、ポンプで温泉を引いたり新たな源泉を発掘したりして営業を行っています。
多くの温泉はダムの建設の際にダムの水面より高い位置に移動し、ポンプで温泉を引いたり新たな源泉を発掘したりして営業を行っています。
名称 | 説明 |
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日中温泉 |
日中温泉(にっちゅうおんせん)は、福島県喜多方市熱塩加納町にある温泉で、
1991年に完成した日中ダム(日中ひざわ湖)の底に沈みましたが、平成3年に新しい源泉を掘り当て、
ダムの下流側に温泉が復活しました。 日中温泉は1813年頃に発見されたとされ、源泉温度は約40度の炭酸水素塩泉で、毎分約56リットルの湧出量がありあmす。 |
鶴の湯温泉 |
鶴の湯温泉(つるのゆおんせん)は、東京都西多摩郡奥多摩町にある温泉で、
1957年に完成した小河内ダム(奥多摩湖)の底に沈みました。 源泉がダムに水没する際に汲み上げポンプを設置しましたが 暫く使用をしておらず、 平成3年に源泉汲み上げポンプを補修し源泉の汲み上げを開始し、 各温泉にタンクローリーで運ぶことで温泉が復活しました。 現在の鶴の湯温泉はシカの湯、ムシの湯、ツルの湯の3つの源泉をあわせて汲み上げたもので、 アルカリ性単純硫黄泉となっています。 |
入之波温泉 |
入之波温泉(しおのはおんせん)は、奈良県吉野郡川上村にある温泉で、
1973年に完成した大迫ダム(大迫貯水池)の底に沈みました。 その後ボーリング作業のいより新しい源泉を掘り当て、 山鳩湯旅館が温泉として営業を始めました。 現在の源泉の温度は約39度で、湧出量は毎分約500リットルとなっています。 |
猿ヶ京温泉 |
猿ヶ京温泉(さるがきょうおんせん)は、群馬県利根郡みなかみ町にある温泉で、
当初の温泉街は1959年に完成した相俣ダム(赤谷湖)の底に沈みましたが、
温泉街は赤谷湖のほとりに移動し現在も猿ヶ京温泉として営業を行っています。 猿ヶ京温泉は塩化物泉で、源泉の温度は42度から58度、 温泉街としては旅館・ホテル・民宿など約40軒の施設があります。 |
大塩温泉 |
大塩温泉(おおしおおんせん)は、福島県大沼郡金山町にある温泉で、
1954年に完成した本名ダムにより当初只見川沿いにあった温泉は水没しました。 現在は移動した数件の旅館と温泉が営業しており、春先に温泉を湧出させる野湯と共同浴場もあります。 大塩温泉は塩化物泉で、現在の源泉の温度は約38度となっています。 |
大牧温泉 |
大牧温泉(おおまきおんせん)は、富山県南砺市にある温泉で、
1930年に完成した小牧ダムにより温泉は水没しましたが、
大牧温泉はダムの水面より上部に源泉と温泉宿を移動させて存続しました。 なお、現在の温泉宿はダムの湖面ギリギリの斜面に位置し、一般の客の交通手段は 庄川遊覧船の船のみとなっています。 |
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奈良田温泉 |
奈良田温泉(ならだおんせん)は、山梨県南巨摩郡早川町にある温泉で、
1957年に完成した西山ダム(奈良田湖)により水没して一度は無くなりました。 しかし、1977年に山梨県企業局が源泉の調査を開始し、1978年に地下212mの地点で源泉を発見し、 1979年に奈良田の里温泉として奈良田温泉は復活しました。 |
熊谷温泉(さわと温泉) |
熊谷温泉は、北海道十勝総合振興局河東郡上士幌町に有った温泉で、
1956年に完成した糠平ダム(糠平湖)により水没しました。 熊谷温泉は1913年に長沢温泉として開業しましたが、売却され熊谷温泉と名を代えました。 後の糠平ダムの完成によりダム湖に水没しましたが、ダム湖の水位が減少した際に姿を現し、 温泉愛好家により定期的に利用されていました。 また、平成4年ごろに3名の温泉愛好家により湯船などが作られましたが、所有者の電源開発により 撤去されました。なお、このときの温泉愛好家3名の頭文字(S・W・T)をとり「さわと温泉」 と呼ばれることも有ります。 |
尿前温泉 |
尿前温泉(しとまえおんせん)は、岩手県奥州市に有った温泉で、
2013年に完成した胆沢ダム(奥州湖)により水没しました。 なお、胆沢ダムの完成により胆沢ダムのダムサイトより約2km上流にあった 石淵ダムも胆沢ダムにより水没しました。 |
添沢温泉 | 添沢温泉(そえざわおんせん)は、愛知県北設楽郡設楽町に存在した温泉でしたが、 設楽ダムの水没エリアに位置していた事と、東日本大震災の被害により施設に影響が出たとして、 平成23年10月に営業を終了しました。 |
湯の花温泉 |
湯の花温泉は群馬県利根郡みなかみ町にかつて存在した温泉でしたが、
1967年に完成した矢木沢ダム(奥利根湖)により水没しました。 なお、湯の花温泉(湯の花温泉保養所)は東京電力の所有でもありました。 |
梁場の湯 | 梁場の湯(梁場鉱泉)は秩父市吉田太田部に存在していた鉱泉で 秩父七湯にも数えられていましたが、1968年に完成した下久保ダム(神流湖) により水没しました。 |
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今後建設されるダムに沈む予定の温泉 | |
川原湯温泉 |
川原湯温泉(かわらゆおんせん)は、群馬県吾妻郡長野原町にある温泉で、
工事している吾妻川の八ッ場ダムが完成すると現在の温泉街はダムの底に水没する予定となっています。 現在はダムに水没しない地域へ温泉街の移動が考えられており、ボーリング作業で新しい源泉の掘り当てにも成功しています。 なお、川原湯温泉では奇祭と呼ばれる「ゆかけ祭り」でも有名です。 |
田代元湯 |
田代元湯(たしろもとゆ)は青森県青森市駒込にある温泉で、
以前存在した宿泊施設である「やまだ館」の跡地の温泉で、
温泉愛好家により整備されています。 なお、田代元湯は平成30年ごろに完成する駒込ダムにより水没する見込みとなっています。 |
田代新湯 | 田代新湯(たしろしんゆ)青森県青森市駒込にある温泉で、 温泉愛好家により整備されてる温泉ですが、平成30年ごろに完成する駒込ダムにより水没する見込みとなっています。 |
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