交雑種・混血種・混血動物・ハイブリッド動物の種類一覧

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2017年10月1日大幅に追加

交雑種・混血種・混血動物・ハイブリッド動物の種類一覧の概要

交雑種とは、異なる種や亜種間の動物を、自然にまたは人為的に組み合わせて雑種を作ることです。

ハイブリッド動物とは2つ以上の異種を組み合わせられた動物で、こちらも自然に交配したものと人為的に交配させた動物が存在します。

また、人為的に作られた種間雑種は一代雑種で有る為、生殖能力がない場合が多く、交配しても一代限りとなっています。

交雑種・混血種・混血動物・ハイブリッド動物の種類一覧
名称	説明
ネコ科の交雑種
ライガー	ライガーはライオンのオスとトラのメスを掛け合わせた雑種です。逆にトラのオスとライオンのメスを掛け合わせるとタイゴンになります。自然界では発見されておらず、人工的に掛け合わされたライガーしか確認されていません。
タイゴン	タイゴンはトラのオスとライオンのメスを掛け合わせた雑種です。逆にライオンのオスとトラのメスを掛け合わせるとライガーになります。
レオポン	レオポンはオスのヒョウとメスのライオンを掛け合わせた雑種です。顔はライオンに似ており、体はヒョウという特徴が有ります。またレオポンには生殖能力はありません。
サバンナキャット	Savannah サーバルとイエネコを掛け合わせた動物で、1986年に交配により誕生しました。なお、サバンナキャットはアメリカ合衆国では野生動物とされるためニューヨーク・マサチューセッツ・ハワイ・ジョージアの各州では飼育が禁止されています。
アシェラ	Ashera サーバルとベンガルヤマネコとイエネコを掛け合わせた動物で、体重は約14kgとかなり大型のネコの種類となります。アシェラはペット用としても販売され価格は240万から300万以上で、世界一高いネコとも言われています。
トイガー	Toyger ベンガルキャットとトラネコを掛け合わせた動物です。トイガーはカリフォルニア州のベンガルキャットのブリーダーの元で生まれた虎柄のネコをさらに虎柄に近づけるために、他のトラネコを掛け合わされて作られました。
チートー	Cheetoh ベンガルキャットとオシキャットを掛け合わせたネコ科の動物です。
イヌ科の交雑種
カニド・ハイブリッド	カニド・ハイブリッドとは、イヌ科の動物の種を超えた交配により生まれた動物の総称です。イヌ、オオカミ、ジャッカル、コヨーテは交雑が可能で、種類によっては生殖能力を持つこともあります。カニド・ハイブリッドには「狼犬」「ディンゴ・ハイブリッド」などがあります。
アメリカアカオオカミ	アメリカアカオオカミはハイイロオオカミとコヨーテが自然交配した交配種です。以前はアメリカ中部や南部に広く生息していましたが、現在野生のアメリカアカオオカミは絶滅してしまい、飼育されているものが50頭程度となっています。
ウルフドッグ	ウルフドッグはオオカミとハスキーやシェパード等の犬を掛け合わせた雑種です。日本で純血犬種として認められているウルフドッグはサーロス・ウルフホンドとチェコスロバキアン・ウルフドッグのみとなっています。ハイブリッド・ウルフとも呼ばれています。
コイドッグ	コイドッグ（Coydog）は、コヨーテとイエイヌが自然交雑したイヌ科の動物です。現在では自然交配されたものが1つの種となり発展しています。
アメリカン・ツンドラ・シェパード	アメリカ合衆国の狼と、ジャーマン・シェパード・ドッグを交配して作られた犬種です。
ドクス	ドグスは犬とキツネが交配した動物とされています。各地にドグスの報告例は有りますが、正式に実証されたドグスはまだ居ません。
ウマ科の交雑種
ラバ	ラバはオスのロバとメスのウマを掛け合わせた雑種です。逆にオスのウマとメスのロバを掛け合わせるとケッテイになります。ケッテイよりも育てやすく、北米や南米、中国などで家畜として育てられています。
ケッテイ	ケッテイはオスのウマとメスのロバを掛け合わせた雑種です。逆にオスのロバとメスのウマを掛け合わせるとラバになります。メスのロバから生まれてくる為、ラバよりもやや小さな体をしています。
ゼドンク	ゼドンクは雄シマウマと雌ロバを掛け合わせた雑種です。主に足の部分にシマウマと同じ縞模様が現れます。
ゼブロイド	ゼブロイドはシマウマと他のウマ科の動物を掛け合わせた雑種の総称です。通常、雄のシマウマに雌のウマ科の動物を掛け合わせます。雄シマウマと雌ウマで、ゾース（zebra mule、zebrule）雄シマウマと雌ポニーで、ゾニー（zony）雄シマウマと雌シェトランドポニーで、zetland 雄シマウマと雌ロバで、ゾンキー、ゼドンク、ドンクラ（zedonk、zeedonk、zonkey、zenkey、zebronkey、zebadonk、Donkra）雄シマウマとその他のウマ科の雌で、zebrass 雌シマウマと雄ロバで、zebra hinny、zebrinny
ゾース	ゾースは雄のシマウマと雌のウマを掛け合わせた雑種です。体格の外見はウマに似ており、足や胴にシマウマと同じ縞模様が現れます。通常ゾースには生殖能力は無いとされています。

ウシ科の交雑種
レイヨウアンテロープ	レイヨウはウシ科からウシ族とヤギ亜科を除いた種族にまたがって存在する動物の総称で90種が存在します。主なレイヨウにはインパラやヌーなどがおり、レイヨウの種類内の様々かけあわせにより、色々な交雑種が生まれています。
ビーファロー	Beefalo バッファローとウシを掛け合わせた動物で、18世紀ごろから家畜のウシと自然に交配して存在していたとされています。現在はビーファロー事態も家畜として飼育されています。
Dzo	ヤクとウシを掛け合わせた動物です。
魚類の交雑種
ブリヒラ	ブリ（鰤）の卵に、ヒラマサの精子を受精させて生まれる魚です。奇形がブリより少なく、育成がヒラマサより早い特徴があります。
カンヒラ	カンパチの卵にヒラマサの精子を受精させて生まれる魚です。育成がカンパチやヒラマサよりも効率的で、高水温や低水温に強い特徴があります。
タイガートラウト	タイガートラウト（虎鱒）は、ブラウントラウトとブルックトラウト（カワマス）を掛け合わせたトラウトです。ブラウントラウトの卵にカワマスの精子を受精させて作られ、生殖能力は無く、虎のような縞模様が特徴となります。
スプレイク	スプレイクは、雄のブルックトラウト（カワマス）とメスのレイクトラウトを交配したトラウトです。体に小さな斑点模様が見られるのが特徴です。
カワサバ	イワナ（岩魚）とヤマメ（山女魚）が交配した魚です。繁殖能力が無く、体にはヤマメのパーマーク、背中にはイワナの斑紋が見られ、その斑紋が海のサバのように見えることからカワサバと呼ばれています。
ジャガートラウト	イワナとカワマスの交雑種です。
その他の種類のの交雑種
アイガモ合鴨	アイガモはマガモとアヒルを掛け合わせた交配種です。水田の雑草を除去する合鴨農法や狩猟のおとりなどに利用されます。また鴨肉として食用にも使われています。自然界には存在しない雑種のため放鳥は禁止されています、
マルガモ	マルガモはマガモとカルガモが交配して生まれた動物です。
イノブタ猪豚	イノブタはイノシシとブタを掛け合わせた雑種です。野生のブタが多く生息する地域では、野生のイノシシと野生のブタが交配し、野生のイノブタが生まれることも有ります。主に食用などに飼育されています。
ウンキュウ	ウンキュウはクサガメとニホンイシガメの雑種です。野生のクサガメとニホンイシガメが交配し、野生のウンキュウが生まれることも有ります。観賞用に人工的に交配しウンキュウを育てているブリーダーも数多くいます。
キャマ	キャマはヒトコブラクダとリャマをを掛け合わせた雑種です。カマ(Cama)とも呼ばれています。アラブ首長国連邦のドバイで、ラクダよりもおとなしく、リャマよりも多くの積載量と肉と毛が収穫出来る動物を目標に作られました。
ピズリーナヌラーク	ハイイログマとホッキョクグマが交配した雑種です。グローラー、ポリズリーとも呼ばれています。以前から人工的には交配が行われていましたが、２００６年にカナダの北極圏で自然に交配したピズリーが発見されました。
グローラー・ベア	Grolar Bear ホッキョクグマとグリズリーの交配種で、2006年にはカナダでハンターにより射殺され自然界でも存在することが確認されています。
トースト・オブ・ボツワナ	Toast of Botswana ギープ（Geep）とも呼ばれてるようで、羊とヤギを遺伝子交配したことにより生まれた動物です。
ハイブリッド・キジ	Hybrid Pheasant キンケイとギンケイを掛け合わせた鳥です。
ウォルフィン	Wolphin、ホルフィンとも呼ばれる事があります。ハンドウイルカとオキゴンドウを交配させた動物で、イルカとクジラ双方の特徴を持ちます。ウォルフィンは繁殖能力を持ちウォルフィンの子供が誕生することも有ります。
ハイブリッドイグアナ	ハイブリッドイグアナは雄のウミイグアナに雌のリクイグアナを掛け合わせた繁殖能力の無いイグアナです。ハイブリッドイグアナはリクイグアナには無い、ウミイグアナ特有の爪を持ち、海を泳いで海草を食べるだけでなく、陸上でもサボテンに登ってサボテンを食べることが出来ます。