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核爆弾・原爆(原子爆弾)・水爆(水素爆弾)の種類一覧
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核爆弾・原爆(原子爆弾)・水爆(水素爆弾)の種類一覧の概要
核爆弾とは核分裂反応や核融合反応を利用した爆弾で、核分裂反応を利用した物には原子爆弾、核融合反応を利用した物には水素爆弾があります。
原子爆弾は原子が核分裂反応を起こす際に放出される膨大なエネルギーを利用する物で、核分裂に利用される物質には「ウラン235」や「プルトニウム239」が利用されます。
水素爆弾は原子爆弾を起爆装置に利用し、原子爆弾が爆発する際の熱や圧力を利用し、重水素や三重水素を核融合反応させ膨大なエネルギーを発生させます。
原子爆弾は原子が核分裂反応を起こす際に放出される膨大なエネルギーを利用する物で、核分裂に利用される物質には「ウラン235」や「プルトニウム239」が利用されます。
水素爆弾は原子爆弾を起爆装置に利用し、原子爆弾が爆発する際の熱や圧力を利用し、重水素や三重水素を核融合反応させ膨大なエネルギーを発生させます。
名称 | 説明 |
---|---|
水素爆弾 水爆 |
Nuclear weapon design. 核兵器・核爆弾の一種で、水素と放射性同位体を核融合させた反応を使った爆弾です。 一般的には原子爆弾(原爆)よりも強いエネルギーを放出します。 1952年11月1日にアメリカがアイビー作戦として水素爆弾の実験に成功しました。 水素爆弾は実際の戦争に使用されたことはありませんが、1954年にアメリカが行ったビキニ環礁のキャッスルブラボー実験の際に、日本の第五福竜丸など数百隻が被爆しました。 現在はアメリカ合衆国、ロシア、イギリス、中国、フランスの5カ国が水素爆弾の実用化に成功しています。 ソビエト連邦(現在のロシア)が開発した史上最大の爆弾ツァーリ・ボンバ(RDS-220)も水素爆弾でした。 |
中性子爆弾 |
Neutron bomb. 放射線強化型核爆弾とも呼ばれています。 核兵器・核爆弾の一種で、爆発の際のエネルギー放出の中性子線の割合が高いものです。 爆発の際の衝撃や爆風、熱風などは通常の核兵器よりも弱いですが、中性子線の放射量が多いため建造物への被害は少なく人間や生物に放射線障害を与えることができます。 中性子爆弾は中性子の発生を効率的に行うため、核融合を行う水素爆弾を利用します。 |
コバルト爆弾 |
核兵器・核爆弾の一種で、原子爆弾または水素爆弾の周囲をコバルトで包んだものです。 コバルト爆弾を利用するとコバルト60が放出され、人間や生物に放射線障害を与えることを目的としていました。 しかし、コバルト60は半減期が5年以上あり、コバルト爆弾を使用後の地域は長期間放射能に汚染されるため、実用化はされることが有りませんでした。 続・猿の惑星など映画やSFの中で登場することがあります。 |
ウラン爆弾(ウラン原爆) |
核兵器・核爆弾の一種で、ウラン235の核分裂を利用した原爆です。 ウラン型の原爆にはガンバレル型という方式をとることが多く、臨界量に達しないウランを2箇所におき、起爆装置で片方をもう片方にぶつけることで臨界に達します。 広島に投下された原爆はウラン爆弾を使用していました。 |
プルトニウム爆弾(プルトニウム原爆) |
核兵器・核爆弾の一種で、プルトニウム239の核分裂を利用した原爆です。 プルトニウム型の原爆にはインプロージョン型という方式をとることが多く、プルトニウムの周囲から圧力をかけて、中心部に圧縮し臨界に達します。 インプロージョン型の原爆は爆縮レンズという高度な技術が必要となります。 また、現在ある核爆弾のほとんどはインプロージョン型を採用していると言われています。 長崎に投下された原爆はプルトニウム爆弾を使用していました。 |
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