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地震の単位の種類一覧


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地震の単位の種類一覧の概要

地震とは岩盤が断層に沿って急激にずれ動く事で、地面に大きな振動が生じる事で、 発生方法や状態により様々な地震に分類(詳細:地震の種類一覧)されます。
 
 
 
 
 
 
 
地震の単位の種類一覧
名称 説明
震度 地震の揺れの大きさを表す単位です。
地震の強さではなく、揺れの大きさを表すため、震源地から遠くても地盤の弱いとことや水を含む場所での震度は大きい値となります。

震度には階級の種類が複数あり、日本では「気象庁震度階級」が使用されています。
気象庁震度階級 日本で使用されている震度で、気象庁などが中心となり1884年に定められ、1996年に修正が行われました。
現在は全国約4200台の地震計を設置し、震度の情報を取得しています。

気象庁震度階級は以下の階級に分かれています。
  • 震度0:人は揺れを感じず、地震計は地震を検地します。
  • 震度1:地震などに敏感な人が気付きます。
  • 震度2:多くの人は地震と気付きます。
  • 震度3:殆どの人は地震と気付き、重ねた食器などは音を立てて揺れます。
  • 震度4:殆どの人は地震の揺れに恐怖を感じ、安定性の悪い家具などが倒れます。
  • 震度5弱:歩行に支障がでて、本棚から本が落ちることがあります。
  • 震度5強:棚から物が落ちたり、テレビが倒れたりします。古い木造の家や補強してない塀等が倒壊する恐れがあります。
  • 震度6弱:立っていることが困難になります。窓ガラスが割れる建物が多くなり、壁などにも亀裂が入ります。
  • 震度6強:立っていることが出来ず、はって移動が精一杯になります。停電やガス管・水道管の破断や、道に亀裂などが入ります。
  • 震度7:人は自分の意思で行動が出来なくなります。家具が揺れと同時に動き、テレビなどが飛ぶことがあります。耐震性の高い建物でも倒壊し、地すべりや山崩れが発生します。
メルカリ震度階級 ロッシ・フォレル震度階級を元に、イタリアの火山学者ジュゼッペ・メルカリによって考案された震度階級です。

メルカリ震度階級は数度にわたり修正され、「メルカリ・カンニーニ・シーベルグ震度階級」 「メルカリ・ウッド・ニューマン震度階級」「改正メルカリ震度階級」などの震度階級が作られました。

メルカリ震度階級は以下の階級に分かれています。
  • I:きわめて弱い
  • II:非常に弱い
  • III: 弱い
  • IV:やや弱い
  • V:やや強い
  • VI:強い
  • VII:非常に強い
  • VIII:きわめて強い
  • IX:破壊的
  • X:破滅的
  • XI:壊滅的
  • XII:絶望的
メドヴェーデフ・シュポンホイアー・カルニク震度階級 「MSK震度階級」とも呼ばれている震度階級で、1964年に作られロシアや東欧諸国、イスラエル、インドなどで使われています。

メドヴェーデフ・シュポンホイアー・カルニク震度階級は以下の階級に分かれています。
  • I:無感
  • II:ほとんど感じない
  • III:一部の人にわかる
  • IV:大部分の人にわかる
  • V:目を覚ます
  • VI:恐怖
  • VII:一部の建物に被害
  • VIII:一部の建物に破壊
  • IX:建物一般に被害
  • X:建物一般に破壊
  • XI:大災害
  • XII:景色が変わる





地震烈度 「中国地震震度」「中国地震烈度」等とも呼ばれている、中華人民共和国(中国)で使用されている12段階の震度階級です。

地震烈度は地震による体感や実際の被害状況と、地震波の加速度などを組み合わせて算出されています。
ロッシ・フォレル震度階級 ロッシ・フォレル震度階級は以前にヨーロッパなどで使用されていた10段階の震度階級です。
ヨーロッパ震度階級 ヨーロッパ地震協会により1988年に作られた震度階級で1998年に修正されています。
ヨーロッパ震度階級は12段階に分かれた階級で、ヨーロッパ各国で使用されています。
マグニチュード 天文学や地震学で規模や大きさを表す単位として使用され、地震学では地震が起こすエネルギーの大きさを表す単位として利用されています。

地震のマグニチュードは2増えると1000倍になり、地球上で起こる最大の地震は「マグニチュード10」と考えられており、 記録に残る過去最大の地震のマグニチュードはM9.5の1960年チリ地震となっています。

また、マグニチュードにもいくつかの種類があります。
モーメントマグニチュード 断層の面積・変位・断層の地殻の剛性から算出するマグニチュードで、大規模な地震でも適切な値を算出しやすい特徴があり、現在多く使用されているマグニチュードです。
リヒターマグニチュード アメリカの地震学者チャールズ・リヒターにより定義されたマグニチュードで、震源から100km離れた場所で地震計が記録した揺れ幅を表します。
表面波マグニチュード 主に大地震などの際に使用される単位で、大地震で発生する表面波の最大深度から算出するマグニチュードです。
実体波マグニチュード マグニチュードの算出方法に、地震による揺れの波の周期、震源までの距離と深さを加味して算出されるマグニチュードです。
気象庁マグニチュード 日本の気象庁で使用されているマグニチュードで記号はMjで表されます。

気象庁マグニチュードは2003年9月25日に1度改定されており、それ以前と以降では算出方法が変わるため、同じ地震でも資料などによりマグニチュードが違うことがあります。
ガル 記号:Gal
加速度の単位で、地震の振動加速度を求める際に利用されることがあります。

また、ガルはガリレオ・ガリレイに因んで付けられた単位であるため「ガリレオ(galileo)」と表記する場合も有ります。
カイン 記号:kain
地震による振動の大きさを速度の単位で表す記号です。

1カイン = 1cm毎秒 となっています。
 

 







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