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外来魚・外来種の魚の種類一覧


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外来魚・外来種の魚の種類一覧の概要

外来魚とは海外から移入された魚や、日本国内でもその地域に居なかったが人為的に移入された魚を指す言葉で、 代表的な魚にブラックバス、ブルーギルなどが居ます。

外来魚は日本国内で食料用として持ち込まれた魚や、飼育・観賞用として飼われていた魚が逃げ出したもの、 などがあり、ブラックバスなどはルアー釣りの目的で密放流されたり、アユやヘラブナの放流に紛れ込んで広がった場合もあります。
 
 
 
 
 
 
 
外来魚・外来種の魚の種類一覧
名称 説明
特定外来生物に指定されている外来魚
オオクチバス
ブラックバス
学名:Micropterus salmoides
スズキ目サンフィッシュ科オオクチバス属の淡水魚で、一般的に「ブラックバス」と呼ばれています。
また英語名ではラージマウスバスとも呼ばれています。

北アメリカ南東部の魚でしたが、1925年に赤星鉄馬により芦ノ湖に放流されて以降、食用やルアーフィッシングの対象魚として、 日本全国に広まった外来魚です。

現在は「外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)」により特定外来生物に指定されているため、 移植や飼育には特別な許可が必要となっています。

詳細:ブラックバスの種類一覧
コクチバス 学名:Micropterus dolomieu
スズキ目サンフィッシュ科オオクチバス属の淡水魚で、 スモールマウスバスともよばれ、オオクチバスに比べ口の広がる幅が短くなっています。

コクチバスもオオクチバスと同様に北アメリカに生息していましたが、 1990年代前半に長野県の芦ノ湖や木崎湖、福島県の桧原湖で生息が確認され、現在は日本各地の河川や湖沼で生息が確認されています。

また、コクチバスはオオクチバスに比べて、低水温や流れの速い場所でも生息することが可能なため、河川での繁殖が懸念されています。

現在は「外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)」により特定外来生物に指定されているため、 移植や飼育には特別な許可が必要となっています。
ブルーギル 学名:Lepomis macrochirus
スズキ目サンフィッシュ科ブルーギル属の魚です。

北アメリカ原産の淡水魚で、日本には1960年に当時の皇太子明仁親王がシカゴ市から寄贈され、食料用の目的で水産庁で飼育されたのが始まりとされています。

ブルーギルは繁殖力と生命力が強く、昆虫や小魚、場合によっては植物まで食べるため、日本で急激に生息範囲を拡大させ現在は日本各地の河川や湖沼に生息しています。

現在は「外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)」により特定外来生物に指定されているため、 移植や飼育には特別な許可が必要となっています。

詳細:ブルーギルの種類一覧
チャネルキャットフィッシュ
(アメリカナマズ)
学名:Ictalurus punctatus
ナマズ目アメリカナマズ科の淡水魚で、アメリカナマズとも呼ばれています。

もともとはアメリカ大陸に生息しているナマズでしたが、1970年代に食用目的で霞ヶ浦で養殖され、 そこから逃げ出したものが繁殖し日本各地に生息圏を拡大しています。

現在は「外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)」により特定外来生物に指定されているため、 移植や飼育には特別な許可が必要となっています。
ノーザンパイク 学名:Esox lucius

カワカマス科カワカマス属の魚で、 北米や北ヨーロッパなど北半球の高緯度地域に生息し、キタカワカマス(北川魳)とも呼ばれます。

体長は最大で1mを超え、他の魚類や甲殻類・両生類・小型の哺乳類や鳥類なども捕食することがあります。

日本での生息はまだ確認されていないようですが、「外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)」により特定外来生物に指定されているため、 移植や飼育には特別な許可が必要となっています。
マスキーパイク 学名:Esox masquinongy

カワカマス科カワカマス属の魚で、 オオカワカマスとも呼ばれ、北米に生息し、最大で180cmにもなることがあります。

ノーザンパイク同様に他の魚類や小型の動物を捕食することがあります。

日本での生息はまだ確認されていないようですが、「外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)」により特定外来生物に指定されているため、 移植や飼育には特別な許可が必要となっています。
カダヤシ 学名:Gambusia affinis

カダヤシ目カダヤシ亜目カダヤシ科カダヤシ亜科の魚で、 「蚊絶やし」と表記され、タップミノー、アメリカメダカなどとも呼ばれている外来魚です。

本来はメキシコ湾周辺の河川に生息しており、体長は3~5cmで外見はメダカに良く似ています。
主に蚊の幼虫であるボウフラやプランクトンなどを食べています。

日本には1913年にアメリカからと、1916年に台湾から持ち込まれ、現在は福島県以南の各地で生息が確認されています。
繁殖力と成長力が強く他の小魚の卵や稚魚も捕食してしまうため、元から生息していた魚の減少が心配されています。

現在は「外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)」により特定外来生物に指定されているため、 移植や飼育には特別な許可が必要となっています。
ストライプドバス
ストライパー
学名:Morone saxatilis

スズキ目モロネ科の魚で、体に横向きの縞模様があるためシマスズキ(縞鱸)やストライパーと呼ばれています。

大西洋側の北米に生息しており、体長は最大で2mにもなる大型の肉食魚です。

通常は岸から近い海岸や汽水域に生息していますが、淡水にも適応することが出来ます。

日本では釣堀などで飼育されており、そこから持ち出されたか逃げだした固体が時折河川で捕獲されることがあるようです。

現在は「外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)」により特定外来生物に指定されているため、 移植や飼育には特別な許可が必要となっています。
ホワイトバス 学名:Morone chrysops

スズキ目モロネ科の魚で、本来は北アメリカに生息しています。

体長は最大で45cmで、ホワイトバス及び、ストライプドバスとの雑種である「サンシャインバス」は日本でも釣堀などで飼育されています。

現在は「外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)」により特定外来生物に指定されているため、 移植や飼育には特別な許可が必要となっています。
ヨーロピアンパーチ 学名:Perca fluviatilis

スズキ目ペルカ科ペルカ属の魚で、ヨーロッパからアジアにかけてのユーラシア大陸に広く生息しています。

体長は最大で60cmで、他の魚や昆虫・甲殻類などを捕食しています。

日本での生息情報はまだありませんが、「外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)」により特定外来生物に指定されているため、 移植や飼育には特別な許可が必要となっています。
パイクパーチ
ザンダー
学名:Sander lucioperca

スズキ目スズキ亜目ペルカ科ザンダー属の淡水魚で、本来はイギリス以外のヨーロッパから西アジアにかけて生息しています。

日本での生息情報はまだありませんが、「外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)」により特定外来生物に指定されているため、 移植や飼育には特別な許可が必要となっています。
ケツギョ 学名:Siniperca chuatsi

スズキ目ケツギョ科の淡水魚で、中国大陸の頭部を中心に生息しています。

体長は最大で65cmで、他の魚類や昆虫・甲殻類を捕食します。

日本での生息情報はまだありませんが、「外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)」により特定外来生物に指定されているため、 移植や飼育には特別な許可が必要となっています。
コウライケツギョ
ソガリ
学名:Siniperca scherzeri

スズキ目ケツギョ科の淡水魚で、朝鮮半島と中国大陸北東部に生息しています。

体長は最大で50cmで、他の魚類や昆虫・甲殻類を捕食します。

日本での生息情報はまだありませんが、「外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)」により特定外来生物に指定されているため、 移植や飼育には特別な許可が必要となっています。





その他の外来魚
アオウオ
青魚
学名:Mylopharyngodon piceus

コイ目コイ科ソウギョ亜科アオウオ属の淡水魚で、本来は中国に生息しています。

ソウギョ・ハクレン・コクレンと共に中国の「四大家魚」と呼ばれ、最大で2m近くにまで成長します。

日本では利根川水系や荒川水系などの一部に生息しており、埼玉県の戸田競艇場では153cmのアオウオ死骸も見つかっています。
アリゲーターガー 学名:Atractosteus spatula

レピソステウス目レピソステウス科アトラクトステウス属の淡水魚で、本来はミシシッピ川などのメキシコ湾に注ぐ河川に生息しています。

体長は最大で3mにもなり、他の魚類や甲殻類を食べています。

日本では観賞用と思われるアリゲーターガーが放され、東京都の呑川や多摩川、琵琶湖、瀬戸市の赤津川、福岡市の大濠公園などで捕獲されています。

外見がワニに似ていることも有り、ワニと見間違えられることもあります。
オオタナゴ 学名:Acheilognathus macropterus

コイ目コイ科タナゴ属の淡水魚で、本来はロシアのアムール川流域から、中国、ベトナム北部に生息しています。

体長は最大で25cmにもなり、小型の水生昆虫や藻などを食べています。

日本では外来魚として霞ヶ浦を中心に繁殖しており、年々生息域を広げています。
オスカー スズキ目シクリッド科アストロノータス属の魚で、本来はアマゾン川流域に生息しています。

体長は40cmを超え、小型の魚類や甲殻類・昆虫などを捕食しています。

熱帯魚として人気で日本でも多く飼育されており、捨てられたとされる個体が河川などで捕獲されています。

日本ではアストロノータス、レッドオスカー、タイガーオスカーなどのオスカーが捕獲されています。
カラドジョウ 学名:Paramisgurnus dabryanus

コイ目ドジョウ科カラドジョウ属の淡水魚で、本来は中国・台湾・朝鮮半島などに生息しています。

日本には1960年代に入ってきたとされ、宮城県、栃木県、茨城県、埼玉県、静岡県、長野県、香川県で生息が確認されていますが、 在来のドジョウと似ている為、実際にはもっと広範囲で生息しているとされています。
カワマス 学名:Salvelinus fontinalis

サケ目サケ科イワナ属の魚で、アメリカ北部の河川や湖沼に生息しています。また一部の個体は海に下る事もあります。

体長は最大で60cm、小魚・甲殻類・昆虫・両生類・小型の哺乳類を捕食しています。

日本には1902年に日光の湯ノ湖に導入され、現在は放流などにより日光の河川、上高地の明神池と梓川、摩周湖などに生息しています。
またカワマスは在来のアメマスなどと交配しているのも確認されています。
グッピー 学名:Poecilia reticulata

カダヤシ目カダヤシ科グッピー属の魚で、本来はアメリカ南部に生息しています。

観賞用の熱帯魚としても人気が有り、日本でも逃げたり捨てられたグッピーが温暖な沖縄の河川や、温泉周辺の水温が高い河川などで生息しています。
コクレン
黒連
学名:Aristichthys nobilis

コイ目コイ科アブラミス亜科コクレン属の淡水魚で、本来は中国大陸に生息しています。
ソウギョ・ハクレン・アオウオと共に中国の「四大家魚」と呼ばれ、体長は最大で180cmにもなります。

ハクレンに比べてきわめて数は少ないものの、利根川水系、江戸川水系、霞ヶ浦、北浦で繁殖しています。
ソウギョ
草魚
学名:Ctenopharyngodon idellus

コイ目コイ科ソウギョ亜科ソウギョ属の淡水魚で、本来は中国大陸に生息しています。
コクレン・ハクレン・アオウオと共に中国の「四大家魚」と呼ばれ、体長は最大で200cmにもなり、 日本には1878年に食用として日本に入ってきて、日本全国の河川や湖沼に放流されました。
また、ソウギョは水草や水周りに生える草を食べるため、水草の除去の目的で放流された場合もありました。

なお。ソウギョの卵は浮遊性であり、卵が河川を流れる間に孵化します。そのため日本では河川の長い利根川及び江戸川でしか繁殖できないと言われています。
タイリクスズキ 学名:Lateolabrax maculatus

スズキ目スズキ科スズキ属の魚、でホシスズキとも呼ばれています。

本来は中国や朝鮮半島沿岸に生息していますが、日本では養殖目的で導入され、それらの個体が逃げ出して日本周辺で生息しています。
タイリクバラタナゴ 学名:Rhodeus ocellatus ocellatus

コイ目コイ科タナゴ亜科タナゴ属の魚で、本来は中国、朝鮮半島、台湾に生息しています。

タイリクバラタナゴは観賞用などに日本に持ち込まれたとされ、日本在来種であるニホンバラタナゴと交配が可能であることから、 今後は純粋なニホンバラタナゴの数が減少することが心配されています。
タイワンキンギョ 学名:Macropodus opercularis

スズキ目オスフロネムス科ゴクラクギョ属の淡水魚で、本来は台湾や中国南部、東南アジアに生息しています。

綺麗な外見をしていることから観賞用に日本に持ち込まれ、その個体が捨てられたりしたことにより日本での生息(沖縄県や鹿児島県)が報告されています。
チョウセンブナ 学名:Macropodus ocellatus

スズキ目オスフロネムス科ゴクラクギョ属の魚で、中国の長江や朝鮮半島に生息しています。

日本には1914年に朝鮮半島から導入され、新潟県、長野県、岡山県、霞ヶ浦などに数は少ないものの生息しているとされています。
ティラピア アフリカや中近東に生息している魚で、日本には「ナイルティラピア(学名:Oreochromis niloticus)」、 「カワスズメ(モザンビークティラピア)(学名:Oreochromis mossambicus)」、 「ジルティラピア(Tilapia zillii)」の3種類が食用目的として導入されました。

現在も沖縄や小笠原諸島、工場などの温排水のある河川などに生息しています。
ニジマス
虹鱒
学名:Oncorhynchus mykiss
虹鱒、レインポートラウトなどとも呼ばれています。

サケ目サケ科タイヘイヨウサケ属の魚で、 日本各地の湖沼や渓流域の河川などに生息していますが、もともとはアラスカ・カナダなどに生息している魚です。

ニジマスは1877年に関沢明清によりアメリカ合衆国から持ち込まれたとされ、釣り目的などで全国の河川や湖沼で放流などが行われています。
しかし、在来種のサケやマス類の生息域を脅かしていることが心配されています。
ハクレン
白連
学名:Hypophthalmichthys molitrix

コイ目コイ科アブラミス亜科ハクレン属の魚で、本来は中国大陸に生息しています。
ソウギョ・コクレン・アオウオと共に中国の「四大家魚」と呼ばれ、体長は最大で130cmにもなります。

日本には1878年に食用目的で持ち込まれ、利根川や霞ヶ浦、荒川などに生息しています。
ブラウントラウト 学名:Salmo trutta

サケ目サケ科タイセイヨウサケ属の魚で、本来はヨーロッパ周辺に生息しています。

日本へは1892年にカワマスの卵と混ざり移入されたと言われている在来魚で、北海道の河川などで生息しています。
ペヘレイ 学名:Odontesthes bonariensis

トウゴロウイワシ目アテリノプシス科オドンテステス属の魚で、本来は南米のラプラタ川に生息しています。

日本には1966年にアルゼンチンからの個体が神奈川県淡水魚増殖試験場に持ち込まれ丹沢湖や相模川に放流が行われました。
また1985年には霞ヶ浦の試験場で養殖が行われ霞ヶ浦でも繁殖して定着しています。
ライギョ
雷魚
タイワンドジョウ科の魚の総称で、本来は中国、朝鮮、ロシア沿岸、東南アジア、台湾などに生息しています。

日本に移入されたライギョにはカムルチー、タイワンドジョウ、コウタイの3種類がおり、 カムルチーは1923年に朝鮮半島のものが奈良県に、タイワンドジョウは1906年に台湾のものが大阪府に、 コウタイは台湾のものが石垣島や大阪府にそれぞれ導入されました。

現在はほぼ日本全国に3種類何れかの種類のライギョが生息しています。
レイクトラウト 学名:Salvelinus namaycush

サケ目サケ科イワナ属の淡水魚で、本来は北アメリカに生息しています。

日本には1966年と1968年にカナダ・オペオンゴ湖から、1969年には同じくカナダオンタリオ湖のからの卵が 現在の中央水産研究所内水面研究部日光庁舎に導入され、後に日光の中禅寺湖に放流されました。
エンゼルフィッシュ スズキ目ベラ亜科シクリッド科エンゼルフィッシュ属の淡水魚で、本来は南米のアマゾン川に生息しています。

熱帯魚としても有名で日本でも多く飼育されていますが、飼育できずに捨てられたとされるエンゼルフィッシュがが多摩川などで多く見つかっています。
レッドテールキャットフィッシュ 学名:Phractocephalus hemioliopterus

ナマズ目ピメロドゥス科に属するナマズの仲間で、本来は南米のアマゾン川に生息しています。

熱帯魚としても人気がありで日本でも多く飼育されていますが、飼育できずに捨てられたとされるレッドテールキャットフィッシュが多摩川などで多く見つかっています。
ノーザンバラムンディ 学名:Scleropages jardinii

アロアナ目アロアナ科の魚で、本来はパプア・ニューギニアやオーストラリア北部の河川に生息しています。

体長は最大で60cmにもなる大型の魚で、多摩川や琵琶湖などで生息が確認されています。
ピラニア 南米のアマゾン川などで生息している肉食の淡水魚の総称で、15cm程度の小型種から60cmを超える大型種まで様々なピラニアが存在しています。

一部のピラニアは観賞魚として日本でも人気があり、飼育できずに捨てられたとされるピラニアが多摩川・琵琶湖・大阪城の堀・沖縄の河川などで捕獲されています。

詳細:ピラニアの種類一覧
スポッテッドガーパイク 学名:Lepisosteus oculatus

ガー目ガー科レピソステウス属の淡水魚で、本来はアメリカ合衆国東部に生息しています。

体長は最大で100cmを超えることもある大型の肉食魚で、観賞魚として日本でも人気があります。 しかし、大型となり飼育できなくなったとされるスポッテッドガーパイクが、琵琶湖や多摩川などで捕獲されています。
タイガーショベルノーズキャットフィッシュ 学名:Pseudoplatystoma fasciatum

ナマズ目ピメロドゥス科のナマズの一種で、本来は南米のアマゾン川などに生息しています。

観賞用のナマズとして日本でも人気ですが、体長は最大で120cmにもなるため、飼育しきれなくなり捨てたとされる個体が多摩川や琵琶湖で捕獲されています。
ネオンテトラ 学名:Paracheirodon innesi

カラシン目カラシン科の魚で、本来は南米のアマゾン川などで生息しています。

青いラインが特徴的な魚で、観賞用熱帯魚としても有名で人気があります。 しかし、飼育できずに放されたとされるネオンテトラが、多摩川などで捕獲されています。
プラティ 学名:Xiphophorus maculatus

カダヤシ目カダヤシ科の魚で、本来はメキシコに生息しています。

熱帯魚の中では比較的飼育しやすく大量の卵を産むため、飼育しきれなくなり放したとされるプラティが多摩川などで捕獲されています。
コリドラス ナマズ目カリクティス科コリドラス亜科コリドラス属の魚の総称で、本来は南米のアマゾン水系・オリノコ水系・ラプラタ水系に生息しています。

コリドラスは日本でも熱帯魚として多く飼育されており、捨てられたコリドラスが多摩川などの河川に外来魚として生息しているのが確認されています。
プレコ ナマズ目ロリカリア科のプレコと呼ばれるナマズの総称で、本来は南米のアマゾン川やオリノコ川に生息しています。

熱帯魚としても多く飼育されており、捨てられたプレコが多摩川や沖縄の川などに外来魚として生息しています。
アロワナ アロワナ目アロワナ科アロワナ亜科の魚の総称で、本来は、南アメリカ、オーストラリア、東南アジアに生息しています。

アロワナは種類によっては100cmを超える大型の魚で、日本でも観賞魚として人気があります。

外来魚としては飼育出来ずに捨てられたとされる個体が多摩川などの河川で発見されています。
ディスカス スズキ目シクリッド科シムフィソドン属の魚の総称で、本来は南米のアマゾン川などに生息しています。

ディスカスは熱帯魚としても多く飼育されており、捨てられたディスカスが多摩川や琵琶湖などの河川や湖沼に外来魚として生息しています。
マーレイコッド
マーレーコッド
学名:Maccullochella peelii peelii

スズキ目ペルキクティス科マクルロケルラ属の魚で、本来はオーストラリアに生息しています。

体長は最大で180cmにもなる大型の淡水に生息肉食魚で、日本では琵琶湖(長浜市)で捕獲されています。
タウナギ 学名:Monopterus albus

タウナギ目タウナギ科の魚で、本来は中国、朝鮮半島、東南アジアなどに生息しています。
日本にも中部や関西圏に古くから生息していますが、朝鮮半島から移入されたタウナギだと考えられています。
ディノトプテルス・クニントニィ Dinotopterus cunningtoni

ヒレナマズ科のナマズで、アフリカ・タンガニーカ湖の固有種となっています。

日本では2011年7月に琵琶湖で捕獲されました。
アミア・カルバ Amia calva

本来北米に生息する魚で、体長は50cm以上にもなります。

日本では2011年7月に琵琶湖で捕獲されました。
ホーリィ
ホーリー
Hoplias malabaricus

カラシン亜目エリュトリヌス上科エリュトリヌス科の魚で、本来は中央アメリカや南アメリカ、南米の河川に生息しています。

「タイガーフィッシュ」とも呼ばれ、体長は50cm以上にもなります。

日本では琵琶湖で捕獲されています。
フロリダバス 学名:Micropterus floridanus

別名「フロリダ・ラージマウスバス」「ノーザン・ラージマウスバス(ノーザンバス)」とも呼ばれる、スズキ目サンフィッシュ科オオクチバス属の魚です。

外見はラージマウスバスとよく似ており、ブラックバスと呼ばれることも多いです。

ラージマウスバスよりも大型化すると言われ、体長は最大で70cmを超えることも有ります。

日本では奈良県の池原貯水池で過去に放流が行われ、近年では琵琶湖などで捕獲されています。
エンツイ 学名:Myxocyprinus asiaticus

コイ科の淡水魚で、日本では2007年に琵琶湖(大津市)で捕獲されました。
オキシドラス 学名:Pseudodoras niger

ナマズ目ドラス科のナマズの一種で本来はアマゾン川やパラグアイ川などに生息しています。

体長は最大で1m以上にもなり、日本では琵琶湖(大津市)で捕獲されています。
グリーンテラー 学名:Aequidens rivulatus

スズキ目ベラ亜目シクリッド科の魚で、主に南米に生息しています。

観賞用の熱帯魚としても人気があり、外来魚としては琵琶湖(長浜市)で捕獲されています。
コロソマ 学名:Colossoma macropomum

カラシン目カラシン科の魚で本来は南米のアマゾン川などに生息しており、体長は最大で100cmにもなります。

日本では琵琶湖(草津市)で捕獲されています。
ショートノーズガー 学名:Lepisosteus platoustomus

ガー目ガー科レピソステウス属の魚で、本来はミシシッピ川などに生息しています。

体長は最大で約60cmで、日本でも観賞魚として飼育されています。

外来魚としては琵琶湖(東近江市、守山市)、余呉湖などで捕獲されています。
ロングノーズガー、 学名:Lepisosteus osseus

ガー目ガー科レピソステウス属の魚で、本来はアメリカ大陸のカナダからメキシコにかけて生息しています。

体長は最大で2mにもなる大型の魚で、日本では外来魚として琵琶湖(守山市、草津市)などで捕獲されています。
スポッテッドナイフフィッシュ 学名:Chitala ornata

アロワナ目ナギナタナマズ科の魚で、日本では外来魚として琵琶湖(守山市)で捕獲されています。
チョウザメ 学名:Acipenser medirostris

チョウザメ目チョウザメ科の魚で、日本では外来魚として琵琶湖(大津市、彦根市)で捕獲されています。
ニードルガー 学名:Xenentodon cancila

ダツ目ダツ科の魚で、本来は東南アジアに広く生息しています。

日本では外来魚として琵琶湖(高島市)で捕獲されています。
ピクタス 学名:Pimelodus pictus

本来は南米のアマゾン川やオリノコ川に生息するナマズの一種で、「ピメロドゥス・ピクタス」とも呼ばれています。

日本では外来魚として琵琶湖(大津市)で捕獲されています。
ヒレナマズ ナマズ目ナマズ上科ヒレナマズ科のナマズの総称で、日本では琵琶湖(草津市)でヒレナマズの仲間が捕獲されています。
ブラックテトラ 学名:Gymnocorymbus ternetzi

本来は南米に生息するカラシン目の魚で、日本では琵琶湖(彦根市)で捕獲されています。
フラミンゴシクリッド 学名:Amphilophus citrinellus

スズキ目シクリッド科の魚で、本来はメキシコ、キューバ、コスタリカ、ニカラグアなどに生息しています。

日本では外来魚として、琵琶湖(東近江市)で捕獲されています。
ラージグラス 学名:Parambassis siamensis

スズキ目タカサゴイシモチ科の魚で、本来はインドシナ半島からインドネシアにかけて生息しています。

日本では外来魚として、滋賀県の西の湖で捕獲されています。
国産外来種・国産外来魚
コアユ 学名:Plecoglossus altivelis altivelis

琵琶湖産の鮎で、他の河川に生息する鮎とは違い陸封型として海には下らず琵琶湖内で一生を過ごします。

本来は琵琶湖の固有種ですが、鮎の友釣り用などとして日本全国の河川に放流が行われています。
ゲンゴロウブナ
ヘラブナ
学名Carassius cuvieri

現在は日本各地の河川や湖沼に、ヘラブナ釣り目的で放流されて生息していますが、本来は琵琶湖の固有種です。
サクラマス
桜鱒
学名:Oncorhynchus masou

サケ目サケ科の魚で、本来は日本列島の北部に生息していますが、ヤマメの種苗魚として稚魚が日本各地に放流され、 西日本に生息しているアマゴ(サツキマス)との混血種が発生しています。
ヒメマス
姫鱒
学名:Oncorhynchus nerka
サケ目サケ科の魚で、ベニザケの陸封型です。

本来は北海道の阿寒湖とチミケップ湖に生息していましたが、移植により支笏湖、中禅寺湖、十和田湖、沼沢湖、西湖、本栖湖などにも生息しています。
メダカ 学名:Oryzias latipes

ダツ目メダカ科の小型の魚で、本来日本では北海道には生息していませんでしたが、移入により北海道にもメダカが分布するようになりました。
モツゴ
(クチボソ)
学名:Pseudorasbora parva

コイ目コイ科モツゴ属の小型の魚で、日本では関東地方以西に生息していましたが、 他の魚の放流などに紛れて分布が広がり東北地方や北海道でも生息が確認されています。
ワカサギ 学名:Hypomesus nipponensis

キュウリウオ目キュウリウオ科ワカサギ属の魚で、日本では千葉県以北に生息していましたが、 移植や放流などにより現在は鹿児島県以南、南西諸島、伊豆・小笠原諸島以外の日本全国に生息しています。
オヤニラミ 学名:Coreoperca kawamebari

スズキ目ケツギョ科オヤニラミ属の魚で、日本では京都府以西から九州北部にかけて生息していましたが、 放流などにより東京都、愛知県、滋賀県に生息が確認されています。
ムギツク 学名:Pungtungia herzi

コイ目コイ科ムギツク属の魚で、日本では淀川水系以西、四国、九州、福井県、三重県に生息していましたが、 放流などにより現在は日本各地に生息しています。

また、モツゴとの雑種も報告されており、本来モツゴが生息していた河川が心配されています。
ハス
ケタバス
学名:Opsariichthys uncirostris

コイ目コイ科ダニオ亜科ハス属の魚で、コイ科では珍しく完全に肉食の魚です。

本来は琵琶湖や淀川水系に生息していましたが、琵琶湖産のコアユの放流に混ざり全国の河川に生息域を広げています。

詳細:ハスの種類一覧
カネヒラ 学名:Acheilognathus rhombeus

コイ目コイ科タナゴ属の魚で、本来は滋賀県以南の本州や九州の一部に生息していましたが、琵琶湖産のコアユの放流に混ざり全国の河川に生息域を広げています。
ビワコオオナマズ 学名:Silurus biwaensis

ナマズ目ナマズ科のナマズの一種で、本来は琵琶湖や淀川水系に生息していましたが、琵琶湖産のコアユの放流に混ざり全国の河川に生息域を広げています。
ドンコ 学名:Odontobutis obscura

スズキ目ハゼ亜目ドンコ科ドンコ属のハゼの一種で、本来は愛知県と新潟県以西の本州、四国、九州に生息していますが、放流などにより関東地方の一部でも生息が確認されています。
 

 







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