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イギリスの領土問題・国境問題の一覧


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イギリスの領土問題・国境問題の一覧の概要

領土問題とは国家間である地域の領有についての争いです。
領土問題が発生すると通常は当事国同士で解決を図りますが、解決が困難な場合には国際司法裁判所へ付託することが出来ます。

イギリスは、スペイン、アルゼンチン、チリなどの間で領土問題を抱えています。
 
 
 
 
 
 
 
イギリスの領土問題・国境問題の一覧
名称 説明
チャゴス諸島 インド洋にある諸島で、1814年からイギリス領となり、イギリス連邦の一部であったモーリシャスの管轄として統治されていましたが 1965年にモーリシャスから分離され「イギリス領インド洋地域」となり、1968年にモーリシャスがイギリスから独立した後もイギリス領として残っています。

チャゴス諸島で最大の島であるディエゴガルシア島は、アメリカ合衆国へ貸し出されており、インド洋でのアメリカ軍最大の基地となっています。
ジブラルタル イベリア半島南東の半島で、古くはスペインの一部でしたが、 1713年のユトレヒト条約によりイギリス領となり、現在もイギリス海軍の拠点としてイギリスの海外領土となっています。

なお、スペインもジブラルタルを自国の領土と主張しており、イギリスとスペインとの間で領土問題となっています。
フォークランド諸島
(マルビナス諸島)
フォークランド諸島(アルゼンチンではマルビナス諸島)は、南大西洋上にある東フォークランド島と西フォークランド島および 776の島からなっている諸島で、1833年からイギリスが実効支配しています。

フォークランド諸島は古くからイギリスとアルゼンチンの間で領土問題となっており、 1982年にはフォークランド紛争も勃発しました。

フォークランド紛争では、アルゼンチン軍の侵攻から3ヶ月間に及ぶ戦闘となり、最終的にはアルゼンチンが降伏しましたが、 現在もイギリス・アルゼンチン共にフォークランド諸島の領有を主張しています。
ロッコール島 ノース・ウイスト島西方368kmの北大西洋に浮かぶ、高さ約23m、直径27mの岩で、イギリス、アイルランド、デンマーク、アイスランドが 領有権を主張していました。

しかしイギリスは国連海洋法条約の条文121条3項「人間の居住又は独自の経済的生活を維持することのできない岩は、排他的経済水域又は大陸棚を有しない」から。、 排他的経済水域と大陸棚に関する領有権を放棄し、現在のロッコール島は公海上に存在していることになっています。
マンキエ諸島・エクレオ諸島 イギリス海峡のチャンネル諸島に属するマンキエ諸島・エクレオ諸島は、イギリスとフランス間で領有権が争われていました。
1950年に紛争を国際司法裁判所に提起し、1953年にイギリスの統治下であると認定されました。
この事件は「マンキエ・エクレオ事件」として国際司法裁判所により解決した領土紛争として知られています。
休戦オマーン土侯国 イギリス(イギリス東インド会社)の保護国であった休戦オマーン(トルーシャル・オマーン)と、 マスカット・オマーン(現在のオマーン)間で存在した、領土の境界線における領土問題です。

後に休戦オマーンはアラブ首長国連邦として独立し、領土問題は解決しました。
イギリス領南極地域 南極大陸上のイギリスが領有を主張している地域で、南極大陸における西経20度から西経80度の部分 (グレアムランド、サウス・シェトランド諸島、サウス・オークニー諸島)で、総面積は170万9400km2となっています。

この地域はチリとアルゼンチンも領有を主張しており、領土問題となっていますが、南極条約(南極地域の平和的利用を定めた条約)により、 現在における領土の主張は凍結されています。
 

 







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