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緑内障の種類一覧


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緑内障の種類一覧の概要

緑内障とは、網膜神経節細胞が死滅していく病気で、視神経の変形や視野の欠損などが生じ、失明の原因にもなっています。

緑内障の定義には「視神経と視野に特徴的変化を有し、通常、眼圧を十分に下降させることにより視神経障害を改善もしくは抑制しうる眼の機能的構造的異常を特徴とする疾患である」 (日本緑内障学会 緑内障診療ガイドライン 第3版)とあり、原因には、加齢、眼圧の影響、近視や遠視、糖尿病、高血圧や低血圧、他の目の疾患などがあります。
 
 
 
 
 
 
 
緑内障の種類一覧
名称 説明
原発開放隅角緑内障 眼球を充たす液体である房水の出口が目詰まりし、 房水がたまりゆっくりと眼圧が高くなって発生する緑内障です。
非常にゆっくり進行していくため、自覚症状が無く徐々に視力や視野が減少していきます。
緑内障の90%以上が原発開放隅角緑内障だといわれています。
正常眼圧緑内障 原発開放隅角緑内障でも、眼圧が正常範囲の10~21mmHg以下の状態で発生する緑内障を言います。
原発開放隅角緑内障の一部とされ、緑内障の60%が正常眼圧緑内障だといわれています。
原発閉塞隅角緑内障 隅角が狭くなることで、眼球を充たす液体である房水の流れが妨げられて眼圧が上昇することにより発生する緑内障です。
原発閉塞隅角緑内障には急性閉塞隅角緑内障、慢性閉塞隅角緑内障、続発閉塞隅角緑内障に分類されます。
急性閉塞隅角緑内障 原発閉塞隅角緑内障の一種で、隅角部分が短期間で塞がり発生する緑内障です。
急激に発生し、激しい頭痛、目の痛み、嘔吐などの症状が発生し、場合によっては数時間で失明する場合もあります。
中年以降で遠視の症状がある女性に多く発生します。
慢性閉塞隅角緑内障 原発閉塞隅角緑内障の一種で、隅角部分が慢性的に閉塞している状態で発生する緑内障です。
徐々に視野が狭くなってきます。自覚症状がほとんど無いのも特徴です。
続発閉塞隅角緑内障 原発閉塞隅角緑内障の一種で、 増殖糖尿病網膜症、虚血性網膜中心静脈閉塞、ぶどう膜炎続発緑内障、眼内上皮増殖、血管新生緑内障、角膜移植後緑内障、小眼球症、悪性緑内障 等により隅角が閉塞され発生する緑内障です。
先天緑内障 牛眼(ぎゅうがん)とも呼ばれています。
胎児時期に隅角の発達が悪くなることで、房水を排出する昨日が弱く、高眼圧になり発生する緑内障です。
先天緑内障には原発先天緑内障と続発先天緑内障に分類されます。
原発先天緑内障緑内障 先天緑内障の一種で、目のほかには特に体の異常を伴っていない場合を指します。
続発先天緑内障 先天緑内障の一種で、先天緑内障以外の目の異常や、代謝異常などの症状を伴っている場合を指します。
続発緑内障 続発開放隅角緑内障とも呼ばれます。
ステロイド緑内障 各種治療に使用したステロイドの影響により眼圧が上ることで発生する緑内障です。
嚢性緑内障 水晶体嚢性緑内障、偽落屑症候群とも呼ばれています。
高齢者に多くみられる緑内障で、水晶体、隅角などに白い粒のような物が付着しているように見えるのが特徴です。
徐々に眼圧が上っていく為、自覚症状が無いことが多いようです。
血管新生緑内障 糖尿病網膜症(糖尿病の合併症で、糖代謝異常に伴う眼の網膜などの異常)によって起こる合併症で、 虹彩(こうさい)の部分通常存在しない血管が新たに発生し、その影響で隅角を圧迫し眼圧が上昇することで発生する緑内障です。
角膜移植後緑内障 角膜の移植手術後に発生する緑内障です。
悪性緑内障 眼圧が上昇することで発生する緑内障です。
原発閉塞隅角緑内障の手術後に発生することが多いと言われています。
以前は治すのが難しかった為「悪性」と名づけられています。
 

 







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