韓国（大韓民国）・北朝鮮（朝鮮民主主義人民共和国）の領土問題・国境問題の一覧

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韓国（大韓民国）・北朝鮮（朝鮮民主主義人民共和国）の領土問題・国境問題の一覧の概要

領土問題とは国家間である地域の領有についての争いです。
領土問題が発生すると通常は当事国同士で解決を図りますが、解決が困難な場合には国際司法裁判所へ付託することが出来ます。

韓国（大韓民国）と北朝鮮（朝鮮民主主義人民共和国）は、日本と中国の間に領土問題を抱えています。

また、韓国と北朝鮮はお互いに朝鮮半島全域を領土と定めているため、この2国間でも領土問題を抱えています。

韓国（大韓民国）・北朝鮮（朝鮮民主主義人民共和国）の領土問題・国境問題の一覧
名称	説明
竹島	日本海の南西部に位置する女島（東島）、男島（西島）を含む、総計37の岩礁で、日本、韓国、北朝鮮が領有権を所有しています。島の呼び名は、日本語では「竹島」、韓国および北朝鮮では「独島（トクト）」、世界的には「リアンクール岩礁（Liancourt Rocks）」と呼ばれ、日本の行政では島根県隠岐の島町に所属し、韓国の行政では慶尚北道鬱陵郡鬱陵邑獨島里に所属しています。竹島は1905年（明治38年）1月28日に日本の閣議によって日本の領土と決定し、サンフランシスコ条約でも竹島は日本の領土として放棄されることは無く、ラスク書簡（アメリカ合衆国から韓国へ向けた第二次世界大戦後の日本の領土等における最終決定内容を盛り込んだ書簡）にも竹島は日本の領土であると記述が有りましたが、 1952年（昭和27年）1月18日に韓国大統領である李承晩の海洋主権宣言による「李承晩ライン」により、韓国により占拠されています。竹島の領有権問題に対し、日本政府は国際司法裁判所への付託を韓国に提案をしていますが、何れも韓国に拒否されています。
対馬	玄界灘に位置する島で、長崎県対馬市に所属しています。古くから日本の領土となっていますが、韓国では日本によって不法に占拠された島だとして、一部の韓国議員などから返還要求や返還運動が起こっています。
沖縄トラフ	2012年12月27日に韓国政府は東シナ海での韓国の大陸棚を沖縄トラフ（南西諸島・琉球諸島・沖縄県西方に位置する海底盆地）までとする要求を国連大陸棚限界委員会に提出しました。
間島	現在の中華人民共和国吉林省東部の延辺朝鮮族自治州周辺地域で、古くから朝鮮からの入植者が多く移住しており、李氏朝鮮と清朝側で国境の主張が異なったため、何度か国境を定めようと会談を行いましたが何れも合意には至りませんでした。 1900年に義和団の乱が発生し清朝の力が弱まった隙に朝鮮側は間島管理使を現地に派遣し国境問題となりました。中華人民共和国設立時には間島は中国領となりましたが、間島地域を朝鮮族自治州とし自治権を与えています。また、1962年に「中朝辺界条約」により中国と北朝鮮（朝鮮民主主義人民共和国）との間に国境線が引かれ、 1986年に再協議が行われ現在の国境線が確定しました。

白頭山	中国吉林省と北朝鮮両江道の国境地帯にある標高2,744mの火山で、間島と共に国境線の策定について問題となりましたが、現在は1986年の中国と北朝鮮の協議により国境線が画定しました。
可居礁日向礁	黄海にある可居礁（かきしょう、かごしょう）と呼ばれる暗礁で、日本海軍の戦艦日向がこの暗礁と接触したことから日向礁とも呼ばれています。暗礁であるため領土して認められていませんが韓国政府は可居礁と名づけ海洋観測施設などを建設し、中国と韓国間で黄海の排他的経済水域の紛争の1つとなっています。
蘇岩礁	そがんしょう英語名：ソコトラ岩 (Socotra Rock)、韓国名：離於島（イオド）、波浪島（パランド）東シナ海にある暗礁で、中国と韓国間で東シナ海における排他的経済水域の紛争の1つとなっています。暗礁であるため領土して認められていませんが韓国政府は済州特別自治道・西帰浦市に所属する島であると主張して灯台などを設置し、中国と韓国間で黄海の排他的経済水域の紛争の1つとなっています。
朝鮮半島韓半島	北朝鮮（朝鮮民主主義人民共和国）および韓国（大韓民国）が位置する半島で、現在は軍事境界線（38度線）を境に北部を北朝鮮、南部を韓国が実効支配していますが、北朝鮮と韓国の憲法ではお互いに朝鮮半島全域を領土と定めています。
波浪島	韓国が東シナ海もしくは日本海に有ると主張している島で、正式な位置は分からず現在も発見されていない島です。韓国政府はサンフランシスコ平和条約へ日本の放棄する島として「波浪島」を盛り込むよう要望したり、「蘇岩礁」に波浪島と名づけたり、「丁岩礁」に波浪島と名づけたりして領土問題の際に利用しています。