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アメリカ合衆国の領土問題・国境問題の一覧


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アメリカ合衆国の領土問題・国境問題の一覧の概要

領土問題とは国家間である地域の領有についての争いです。
領土問題が発生すると通常は当事国同士で解決を図りますが、解決が困難な場合には国際司法裁判所へ付託することが出来ます。

アメリカ合衆国はハイチ、マーシャル諸島、コロンビア、ジャマイカ、ニカラグア、ホンジュラスなどの間で領土問題を抱えています。
 
 
 
 
 
 
 
アメリカ合衆国の領土問題・国境問題の一覧
名称 説明
ナヴァッサ島 Navassa Island

カリブ海のキューバとハイチとジャマイカ間にある5.2平方キロメートルの島で、大アンティル諸島に属しています。

ナヴァッサ島はグアノ島法(アメリカ合衆国の法律で、他国に管理されていないグアノが堆積している島を領有できるというもの) により現在もアメリカ合衆国が領有し実効支配を行っていますが、ハイチも領有権を主張しています。
アメリカの行政区分としては1903年から1917年まではグァンタナモ米軍基地の一部、1917年から1996年まではアメリカ沿岸警備隊の管轄下、 1996年から1999年まではアメリカ合衆国内務省島嶼局の合衆国領有小離島、1999年からアメリカ合衆国魚類野生生物局国指定野生保護区となっています。
ウェーク島 Wake Island

北太平洋の南鳥島の東に位置する3つの島からなる環礁で、6.5平方キロメートルあります。
ウェーク島は100年以上にわたってアメリカ合衆国が実効支配を行っていますが、マーシャル諸島共和国も領有権を主張しています。

なお、ウェーク島は1941年(昭和16)12月8日に日本軍により占領され「大鳥島」と名づけられ、第二次世界大戦終了まで日本が実効支配していました。
セラニャ礁
(セラニャ・バンク)
Serranilla Bank

カリブ海のニカラグア北東にある岩礁と岩からなる礁で、 アメリカ合衆国はグアノ島法により合衆国未編入地域かつ領有小離島として実効支配していますが、 コロンビアもサンアンドレス・プロビデンシア県に所属する領土として領有権を主張しています。
バホヌエボ礁
(バホ・ヌエボ・バンク)
Bajo Nuevo Bank、ペトロール諸島とも呼ばれています。

西カリブ海に浮かぶ無人礁群で、礁全体の大きさは長さ約26km、幅約9kmとなっています。
アメリカ合衆国はグアノ島法により合衆国未編入地域かつ領有小離島として実効支配していますが、 コロンビアはサンアンドレス・プロビデンシア県に所属する領土として領有権を主張、 またジャマイカ、ニカラグア、ホンジュラスも領有権を主張しています。
スウェインズ島
(オロセンガ島)
Swains Island、Olohega Island

南太平洋のアメリカ領サモアにある、面積2.6平方キロメートルの珊瑚礁の島です。
アメリカ合衆国はサモア領の一部の島であるとして実効支配していますが、 スウェインズ島はニュージーランドのトケラウ諸島に属していることから、 トケラウ諸島側は島をオロセンガ島と呼び返還を求めています。

なお、ニュージーランドは1980年のトケフォア条約により、アメリカ合衆国サモア領の一部であると認めています。
スワン諸島 Swan Islands
イスラ・デル・スワン諸島、サンタニーヤ諸島とも呼ばれています。

スワン諸島はカリブ海にある面積8平方キロメートルの島で、現在はホンジュラス領となっていますが、 過去にグアノ島法によりアメリカ合衆国に領有され、ホンジュラスとの間で領土問題となった事があります。
パルマス島事件 過去にフィリピンミンダナオ島とオランダ領東インドの間に有ったパルマス島の領有権をめぐって、 発生したアメリカ合衆国とオランダによる領土紛争です。

1928年に常設仲裁裁判所によりオランダの領土であると判決が出ました。
 

 







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