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甘味料の種類の一覧
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甘味料の種類の一覧の概要
甘味料とは食品を甘くする為の甘味料で、食品衛生法では食品添加物に分類されます。
主な甘味料には「砂糖」「メープルシロップ」「キシリトール」「ブドウ糖」「蜂蜜」等が有り、天然に存在しない人工的に作られた合成甘味料もあります。
甘味料には蜂蜜など加工をせずそのまま利用できるものや、成分を抽出し濃縮をして甘を増したものが有ります。
主な甘味料には「砂糖」「メープルシロップ」「キシリトール」「ブドウ糖」「蜂蜜」等が有り、天然に存在しない人工的に作られた合成甘味料もあります。
甘味料には蜂蜜など加工をせずそのまま利用できるものや、成分を抽出し濃縮をして甘を増したものが有ります。
名称 | 説明 |
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砂糖 |
Sugar 甘みをもつ甘味料で、糖(ブドウ糖・果糖・脳糖・ショ糖・麦芽糖・乳糖)などからなっている甘味料です。 砂糖の原料は、サトウキビ、テンサイ、サトウカエデ 、サトウヤシ(オウギヤシ)、サトウモロコシ(スイートソルガム)などの 煮詰めた液や樹液を濃縮し作られます。 主な砂糖の種類には、黒砂糖、和三盆、粗糖、グラニュー糖、角砂糖、氷砂糖などがあります。 関連ページ:砂糖の種類一覧 |
蜂蜜 |
Honey ミツバチが採取した花の蜜を利用した糖で、古くは野生のミツバチの巣に有る蜂蜜を利用していましたが、 近年ではミツバチを飼育(養蜂)し採取しています。 蜂蜜を作るミツバチには、セイヨウミツバチ、ミホンミツバチ、オオミツバチなどがおり、 ハチミツの種類にはレンゲのハチミツ、アカシアのハチミツ、タンポポのハチミツ、リンゴのハチミツなどがあります。 |
メープルシロップ |
maple syrup サトウカエデ・クロカエデ・ギンカエデ・シロスジカエデ・アメリカヤマモミジ、ノルウェーカエデ、アメリカハナノキの樹液を濃縮して作られる甘味料で、水の沸点以下で固体状のものをメープルシュガー、 水の沸点以上で濃縮された物をメープルバターと呼んでいます。 メープルシロップは主にアメリカ北東部のニューイングランド地方や、カナダのケベック州・オンタリオ州などで作られており、 カナダでは等級として、「エキストラ・ライト(Extra Light)」「ライト(Light)」「ミディアム(Medium)」 「アンバー(Amber)」「ダーク(Dark)」が有ります。 |
ウォールナット・シロップ |
Walnut Syrup クルミの木の樹液を濃縮して作られる甘味料で、アメリカ合衆国のケンタッキー州などで生産されています。 |
コーンシロップ |
Corn syrup トウモロコシのデンプンであるコーンスターチを酵素や酸で分解し、糖に変化させた甘味料です。 |
モラセス(糖蜜) |
Molasses 糖分を含んだ液体の総称で、主に砂糖の精製時に原料から不純物を取り除いた状態の物を指します。 逆に、砂糖精製時に糖分以外の不純物を含んだ状態の物を「廃糖蜜」と呼びます。 |
水飴 |
デンプンを酸や酵素などで糖に変化させて作られる甘味料で、強い粘りを持っています。 水あめは主に、玄米や麦芽などのデンプンから作られています。 |
ブドウ糖 |
glucose、dextrose グルコース、デキストロースとも呼ばれている糖です。 人間や動物、植物が活動を行うためのエネルギー源の一つにもなっています。 |
果糖 |
fructose フルクトースとも呼ばれている糖・甘味料です。 水に良く溶ける性質を持った白色の結晶で、ハチミツ、果実、メロン、テンサイなどの一部の根菜に含まれて居ます。 果糖は天然に存在する糖の中では最も甘く、生産コストも安いため様々な食品で利用されています。 |
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麦芽糖 |
maltose マルトースとも呼ばれている糖・甘味料です。 主に発芽した大麦のデンプンから作られ、水飴の主成分にもなっています。 |
ショ糖 |
sucrose スクロースとも呼ばれている糖・甘味料です。 グルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)が結合した糖で、砂糖の主成分にもなっています。 特徴として水に溶けやすく、25度の水に2.1gも溶けます。 |
乳糖 |
Lactose ラクトースとも呼ばれている糖・甘味料です。 牛乳などの哺乳類の乳汁に含まれており、植物ではレンギョウに含まれて居ます。 乳糖は大量に摂取するとお腹を下しやすくなる特性があります。 |
木糖 |
xylose キシロースとも呼ばれている糖・甘味料です |
異性化糖 |
high-fructose corn syrup、HFCS デンプンから得られたブドウ糖を、酵素やアルカリにより異性化した果糖またはブドウ糖で、通常のブドウ糖をより甘みの強い糖にすることが出来ます。 異性化糖には以下の種類があります。
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オリゴ糖 |
oligosaccharide 単糖同士が結合した化合物のうち、分子量が多糖類ほど多くない糖類の総称です。 主なオリゴ糖にはスクロース、ラクトース、トレハロース、マルトース、ラフィノース、 パノース、マルトトリオース、メレジトース、ゲンチアノース、スタキオース、 イソマルトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、キシロオリゴ糖、大豆オリゴ糖、ニゲロオリゴ糖、 乳化オリゴ糖、フラクトオリゴ糖等があります。 |
エリスリトール |
erythritol エリトリトールとも呼ばれる糖アルコール・甘味料で、メロンやブドウなどの果実、醤油、味噌、清酒などの発酵食品に含まれています。 エリスリトールはブドウ糖を発酵し人工的に作られる場合も有ります。 甘味料としては砂糖の6割から8割の甘みを持ち、カロリーが非常に少なく、歯垢を分解する特性を持っています。 利用方法としては低カロリー食品の甘味料や歯磨き粉の添加剤として利用されています。 |
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トレハロース |
trehalose ブドウ糖(グルコース)が1,1-グリコシド結合して出来た糖・甘味料で、マッシュルーム糖とも呼ばれています。 バッタやハチ等の昆虫、エビ、海草、ひまわりの種子、シイタケ、マイタケ、ナメコなどのキノコ類に含まれており、 現在はデンプンから抽出され利用されています。 トレハロースは甘味料として様々な食品や、高い保水力を持っていることから化粧品や医薬、 防臭効果の利用から防臭製品や抗菌シートなど様々な分野で利用されています。 |
マルチトール |
maltitol 麦芽糖(マルトース)を高圧化で接触還元して作られる、糖アルコール・甘味料で、 耐熱性に優れた特徴があります。 |
パラチノース |
palatinose ショ糖(スクロース)に酵素を作用させ結合方法を変化させた甘味料で、 体内でゆっくりと分解し血糖値の上昇が少ないことから、糖尿病患者向けの食品等で利用されています。 なお、パラチノースは三井製糖の登録商標で、物質名はイソマルツロースとなっています。 |
キシリトール |
xylitol 木糖(キシロース)から合成される糖アルコール・甘味料です。 カロリーが低く体内でゆっくりと分解し血糖値の上昇が少ないため糖尿病患者向けの食品や、 虫歯予防効果があることからガムなどに利用されています。 また、大量に摂取すると下痢を引き起こす可能性があります。 |
ソルビトール |
sorbitol ソルビット (sorbit) 、グルシトール (glucitol) とも呼ばれています。 ブドウ糖(グルコース)を返還して作られる糖アルコール・甘味料で、 砂糖よりカロリーが75%低く甘さは60%程度です。 ソルビトールは低カロリー食品への甘味料や、高い保湿性を持つことから保湿剤や化粧品などにも利用されています。 また、大量に摂取すると下痢を引き起こす可能性があります。 |
甘草抽出物 | カンゾウ属(甘草属)の植物から抽出される甘味成分で、グリチルリチン、ブドウ糖、ショ糖などの糖を含んでいます。 |
グリチルリチン |
glycyrrhizin 甘草抽出物に含まれる甘味成分で、砂糖の30~50倍の甘みを持っています。 |
ステビア |
キク科ステビア属の多年草であるステビア(英名:sweetleaf、学名Stevia rebaudiana)から抽出される甘味成分で
ステビオシドやレバウディオサイドAなどの糖を含んでいます。 ステビオシドはショ糖の300倍近い甘さを持っているため、糖尿病用患者への甘味料や、ダイエット食品に利用されています。 |
羅漢果抽出物 | ウリ科ラカンカ属の多年生つる直物であるラカンカ(羅漢果、学名:Siraitia grosvenorii、Momordica grosvenorii)から抽出される甘味成分で ブドウ糖や果糖などの糖を含んでいます。 |
ソーマチン | クズウコン科の植物であるタウマトコッカスダニエリの種子から抽出される甘味成分で 砂糖の2000~3000倍の甘みを持っています。 |
グリセリン |
glycerine, glycerin アルコールの一種で甘みを持っていることから、甘味料としても利用されています。 |
クルクリン |
curculin キンバイザサ科の植物クルクリゴの実から抽出される、甘味を持つタンパク質の一種です。 クルクリンの甘味自体はすぐに消えてしまいますが、その直後に水や酸味のある物をを食べると、甘みを感じるようになります。 |
モネリン |
Monellin ツヅラフジ科のつる植物であるディオスコレオフィルム・ヴォルケンシー(Dioscoreophyllum volkensii)の果実から抽出される、甘味を持つタンパク質の一種です。 砂糖の800~2000倍の甘さを持っていますが、ヒトや一部の霊長類のみが甘みを感じます。 |
モナチン |
monatin キツネノマゴ科の植物Sclerochiton ilicifoliusからから抽出される、甘味を持つアミノ酸の一種です。 モナチンの甘味は、炭水化物や糖を含んでいない為、カロリーを殆ど含んでいません。 |
フィロズルチン |
Phyllodulcin 甘茶の甘味成分の一つである有機化合物です。 |
合成甘味料・人口甘味料 |
食品に存在しない甘味成分で、人工的に合成されたものです。 主な合成甘味料・人口甘味料には、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、 スクラロース、サッカリン、ズルチン、チクロ、ネオテームが有ります。 関連ページ:人口甘味料・合成甘味料の種類の一覧 |
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