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脳と頭の病気とその症状の種類一覧


 
 

脳と頭の病気とその症状の種類一覧の概要

脳とは頭部にある神経系の中枢で、大脳・小脳・脳幹と様々な組織からなり、 体の様々な運動機能、感覚、感情、記憶など様々な機能を持ち、動物が活動する上で重要な役割を果たしています。

脳の病気には「脳卒中」「脳梗塞」「脳血栓」「クモ膜下出血」「脳溢血」など様々な病気やそれに伴う症状が有り、それらを調べてまとめてみました。
 
 
 
 
 
 
 
脳と頭の病気とその症状の種類一覧
名称 説明
脳卒中 脳卒中は脳血管障害、脳血管疾患等とも呼ばれ、 脳内の血管に発生する病気の総称で医療用語ではなく一般的に使われている言葉です。

脳卒中は、脳の血管の出血、狭窄、閉塞、などにより脳組織に障害を及ぼすものであり、 代表的な病気には「脳梗塞」「脳出血」「くも膜下出血」等があります。
脳梗塞 脳梗塞とは脳内の動脈が狭窄や閉塞し脳へ酸素や栄養が送られなくなり、 脳組織が壊死したり壊死に近い状況となる症状です。
脳梗塞は脳卒中と呼ばれたり、脳細胞は壊死すると溶けてしまうため脳軟化症とも呼ばれています。

脳梗塞は日本において毎年50万人が発症するとされ、 後遺症には身体の麻痺、しびれ、言語障害、失明、めまい、身体の障害、意識障害、脳機能障害など が有ります。

関連ページ:塞栓の種類一覧
脳塞栓 脳塞栓は脳塞栓症とも呼ばれ、脳の血管以外の部位から流れてきた血栓(血液の塊)が、 脳内の血管で詰まることで発生する脳虚血(脳組織に血液や酸素や栄養が行き渡らなくなる状態)です。

関連ページ:血栓の種類一覧
出血性梗塞 脳塞栓により血管が閉塞後、血栓が取れ血液が再開通した際に壊死した組織の血管に大量の血液が流れ込むことで 血管から出血したり管性浮腫が発生したりする症状です。
脳血栓 脳血栓は脳血栓症やアテローム血栓性梗塞とも呼ばれ、 脳の動脈血管に動脈硬化が発生することで徐々に血管が細くなり、 最終的には血管が詰まってしまう病気です。

脳血栓は脳の表面にある比較的太い血管が詰まる症状を言います。
ラクナ梗塞 ラクナ梗塞とは脳の内部の細い血管が詰まる状態の血栓で、 大半は3mmから5mmの血栓となります。

ラクナ梗塞は比較的細い血管が詰まるもので生命への影響は無く脳への影響も少ないものが殆どですが、 手足の痺れや麻痺、言語障害、軽度の痴呆に繋がることがあります。
心原性脳梗栓 心原性脳梗栓とは心臓や頸動脈など太い血管で発生した血栓が血液の流れに乗り、 脳へ到達して脳の血管を詰まらせてしまう症状を指します。

比較的大きい血管が詰まることが多く、生命に影響が出たり、重度な後遺症が残る場合があります。
脳出血(脳内出血) 脳出血とは頭蓋骨内で発生する出血の総称で、脳溢血とも呼ばれています。

脳出血には脳内への出血と脳の周囲への出血があり、外傷による「外傷性」と「非外傷性」に分けられます。

主な脳出血には「クモ膜下出血」「出血性脳梗塞」等があります。
脳溢血 脳出血の通称です。
急性硬膜外血腫 急性硬膜外血腫とは硬膜と頭蓋骨の間に出血した血(血腫)が溜まる症状です。

急性硬膜外血腫は主に頭部への外傷が原因となり、硬膜の外側にある「硬膜動脈」「硬膜静脈」 「静脈洞」が損傷することで発生します。
急性硬膜下血腫 急性硬膜下血腫とは硬膜と脳の間のクモ膜下腔に出血した血(血腫)が溜まる症状です。

急性硬膜下血腫は主に頭部への外傷が原因となり、硬膜とクモ膜の間にある「架橋静脈」「静脈洞」 が損傷することで発生します。
慢性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫とは硬膜と脳の間に出血した血(血腫)が徐々に溜まっていく症状で、 主に高齢者に多く見られます。

慢性硬膜下血腫は数週間や数ヶ月前に頭部などを比較的経度に損傷することで、 出血した血液が徐々に溜まっていき、頭痛や意識障害や一部身体に麻痺などの症状で現れます。
急性脳内血腫 急性脳内血腫とは主に頭部への外傷が原因で脳挫傷を伴い発生することが多く、 数時間から半日程度で発生します。
クモ膜下出血 クモ膜下出血とは脳を覆っている髄膜の一つであるクモ膜と軟膜の間の空間である 「クモ膜下腔」に出血が発生し脳髄液に血液が混入する状態です。

クモ膜下出は主に50歳から60歳の年齢に多く見られ、男性より女性の方が2倍ほど発生率が高いとされています。

クモ膜下出の原因には脳動脈瘤の破裂や脳動静脈奇形の破裂や外傷による出血があり、 一度発生すると再発しやすいという特徴もあります。





脳幹出血 脳内出血の一つで、中脳と間脳をあわせた部位である脳幹で発生する出血を指します。

脳幹出血が発生すると急激に昏睡状態となり、出血が多いと発生と同時に死亡すること(電撃性卒中)もあります。
後遺症としては四肢の麻痺など深刻な障害が残ります。
皮質下出血 脳の皮質下で発生する出血で高齢者に多く見られます。
小脳出血 小脳で発生する出血で、重症化すると閉塞性水頭症となり昏睡状態に陥ることや、 歩行障害などの後遺症が残ることがあります。
脳室内出血 脳髄液が生産される場所である脳室で発生する出血で、脳の血管の異常などで発生します。
一過性脳虚血発作 一過性脳虚血発作とは脳の血管の血行障害や小梗塞などにより、 脳内の血液の循環が正常に行われず発生する一過性の神経障害です。

症状には身体の一部の麻痺、めまい、失語、筋力の低下、感覚の低下などがあり 発生しても24時間以内には一旦回復しますが、連続して発生すると脳梗塞などに 繋がることがあります。
脳腫瘍 脳腫瘍とは脳内組織に発生する腫瘍(新生物)で、悪性腫瘍と良性腫瘍があります。

主な脳腫瘍には「髄膜腫」「下垂体腺腫」「神経鞘腫」「下垂体腺腫」「神経膠腫(グリオーマ)」 「頭蓋咽頭腫」「胚細胞腫」「頭蓋底腫瘍」「転移性脳腫瘍」等があります。
脳動脈瘤 脳動脈瘤とは脳の動脈壁が瘤状に変化したもので、通常は無症状ですが破裂した場合には脳内出血となり様々な症状を引き起こします。

脳動脈瘤の原因には細菌による「細菌性脳動脈瘤」と外傷による「外傷性脳動脈瘤」が有ります。

また、脳動脈瘤の多くはクモ膜下腔で発生するためクモ膜下出血の原因にもなっています。
脳動静脈奇形 脳動静脈奇形とは、脳の血管の動脈と静脈が異常に繋がっている状態で、 異常接合部の出血や破裂により脳内出血やクモ膜下出血の原因にもなります。
硬膜動静脈瘻 硬膜動静脈瘻とは動脈と静脈が直接繋がっている状態で、圧力の高い血流が静脈に流れ込むことで 様々な症状を引き起こします。

症状には頭痛、耳鳴り、目の充血などから、場合によっては脳梗塞や脳出血に繋がることもあります。

原因には外傷性と非外傷性のものが有ります。
もやもや病 もやもや病とは「ウイリス動脈輪閉塞症」とも呼ばれ、 脳底部に異常血管網が発生する病気です。

もやもや病は脳の動脈に狭窄が出来ると脳が血液不足となり、 新たに血管を構築することで発生します。

もやもや病の症状には知能障害や、痙攣、失神、頭痛、記憶障害、麻痺、脳出血などがあります。
脳ヘルニア 脳ヘルニアとは脳浮腫や血腫により頭蓋内圧が上昇した際に、 脳組織が境界を越えて隣接する部位へ進入してしまう状態で「圧迫円錐」「脳嵌頓」とも呼ばれています。

脳ヘルニアには状態や部位により「テント切痕嵌頓」「脳扁桃嵌頓」「大脳鎌下ヘルニア」「蝶形骨縁ヘルニア」の 4種類に分類されます。
脳浮腫 脳浮腫とは何らかの影響で脳内に異常な水分が増え、脳の容積が増えてしまう状態で「脳腫脹」とも呼ばれています。

脳浮腫の主な原因には脳腫瘍、外傷、代謝障害、脳内出血、ウイルスや菌による感染、代謝障害等があり、 脳ヘルニアや脳の低酸素状態を引き起こします。
小脳萎縮症 小脳萎縮症とは何らかの原因で小脳が萎縮してしまう症状です。
脊髄小脳変性症 脊髄小脳変性症とは小脳から脊髄にかけての神経細胞が徐々に破壊され消失していく病気で、 「孤発性皮質性小脳変性症」「症候性皮質小脳変性症」「多系統萎縮症(オリーブ橋小脳萎縮症、線条体黒質変性症、Shy-Drager症候群など))」 「髄脊髄小脳失調症1型から36型まで(常染色体優性遺伝によるもの)」「マシャド・ジョセフ病」 「歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症」「フリードライヒ失調症」などがあります。
脳挫傷 脳挫傷とは頭部に衝撃を受けることで、脳が頭蓋骨内側にぶつかる事で脳自体に損傷が出る症状です。

脳挫傷は外傷が原因であることから頭蓋骨骨折や脳内出血を伴うことが殆どで、 昏睡、意識障害、痙攣、麻痺などを引き起こし、運動機能障害や言語、感覚など様々な障害を残す事が有ります。
脳動脈解離 脳動脈解離とは3層構造となっている動脈のうち真ん中の膜である(中膜)に何らかの影響で 血液が入り込み、層構造がはがされていく症状です。

層構造が壊された動脈は弱くなり、血液が溜まったり出血する恐れがあります。
解離性脳動脈瘤 解離性脳動脈瘤とは脳動脈解離が発生することで、動脈の層内部に血液が溜まってしまい瘤状になる症状です。
未破裂脳動脈瘤 未破裂脳動脈瘤とは脳の動脈に瘤ができたものの、今現在で破裂をしていない状態を指します。

瘤が破裂すると脳内出血やクモ膜下出血となり、様々な症状を引き起こします。
頚部頸動脈狭窄症 頚部頸動脈狭窄症とは頚部(首)の部分を通る頚動脈で動脈硬化が発生し血管が狭くなることで、 脳へと送る血液の量が少なくなったり、血管が狭くなった部分で発生した血の塊などが脳内で詰まり 脳梗塞を引き起こしたりします。

脳へと血を送る血管の「内頸動脈」と良い、この部分の血管が狭くなると「内頸動脈狭窄症」とも呼ばれます。
脳静脈・静脈洞閉塞症 脳静脈・静脈洞閉塞症とは脳の静脈や脳内に有る「上矢状静脈洞」「横静脈洞」 「海綿静脈洞」「直静脈洞」などが血栓などにより詰まってしまう病気です。
不随意運動 不随意運動とは本人の意思とは無関係に発生してしまう身体の運動で、 様々な原因が考えられていますが脳(小脳、大脳基底核、大脳皮質)の影響 や、脳出血、脳梗塞後でも発生するとされています。
認知症 認知症とは後天的な脳の機能の障害により、正常であった知能が極端に不可逆的に低下する症状(認知障害)です。
かつては「痴呆症」とも呼ばれていました。
レビー小体型認知症 レビー小体型認知症とは、「レビー小体」と呼ばれる異常なタンパク質が 大脳皮質の神経細胞に発生する事で起こる認知症で、パーキンソン病と同様の障害も発生します。
脳血管性認知症 脳血管性認知症とは、脳梗塞や脳出血などで脳の血管に異常が起きた際に発生する認知症です。
アルツハイマー病 アルツハイマー病とは、神経細胞の変性消失とそれに伴い大脳が萎縮する事で、 認知機能が著しく低下する認知症の一種です。

アルツハイマー病には発症する年齢により「若年期認知症」「初老期認知症」「晩期発症型認知症」等があり、 原因には遺伝子、食生活、運動習慣、喫煙、睡眠不足など様々な説があります。
クロイツフェルト・ヤコブ病 クロイツフェルト・ヤコブ病とは、脳に異常なタンパク質であるプリオンが進入し 脳神経細胞の機能が変性し海綿状の空孔を作ってしまう疾患で、「プリオン病(伝達性海綿状脳症)」の一種です。

症状には全身の不随運動と急激に進行する認知賞で、発症後の平均寿命は約1.2年となっています。

原因には遺伝、異常プリオンを含んだ食品の摂取、異常プリオンに汚染された医療器具の使用や組織の移植などが有ります。
パーキンソン病 パーキンソン病とは、神経伝達物質である脳内のドーパミン不足とアセチルコリンの相対的増加による病気で、 手足の震え、手足の曲げ伸ばしの困難、動作の困難、反射障害、低血圧、消化器官の症状などが有り、 高い割合で認知症を発症します。
ハンチントン病 ハンチントン病とは大脳中心部の神経細胞が変性したり無くなることで発生する不随意運動で、 全身の不随意運動で踊っているように見えることから「ハンチントン舞踏病」とも呼ばれています。

ハンチントン病は40歳前後に発症し10年から20年かけて進行します。

原因は第4染色体短腕上にあるhuntingtin遺伝子とされ、父親から原因遺伝子を受け継ぐと発症する率が高くなったり、 発症時の症状が顕著に現れるようになります。
頭痛 頭痛とは頭内部に感じる痛みの総称で、原因や状態には様々なものがあります。

主な原因には、血管の拡張、神経痛、ストレス、脳組織内の引っ張りや圧縮、炎症、 その他部位(目・歯)などと関連した痛みなどがあります。
また、クモ膜下出血、髄膜炎、脳出血から発生する頭痛は早急に治療しないと死に至る場合があります。

頭痛の主な種類には「偏頭痛」「群発頭痛」「慢性頭痛」「緊張型頭痛」等があります。
脳炎 脳炎とは脳の炎症の総称で、急性脳炎と慢性脳炎があります。

主な脳炎の種類には「免疫介在性脳炎」「ウイルス性脳炎(日本脳炎、単純ヘルペス脳炎)」 「細菌性脳炎(マイコプラズマ脳炎など)」「亜急性硬化性全脳炎」「進行性風疹全脳炎」 などがあります。

関連ページ:脳炎の種類一覧
脳症 脳症とは脳炎の急性症状(発熱、頭痛、麻痺、意識障害など)を示すにもかかわらず、 脳に炎症が見られず浮腫が発生している状態の総称です。

主な脳症には「インフルエンザ脳症」「エイズ脳症」「肝性脳症」「ウェルニッケ脳症」等があります。
水頭症 水頭症とは脳脊髄液の生産・循環・吸収の機能がなんらなの影響で異常となり、 髄液が脳内に溜まってしまう症状です。

水頭症は乳幼児や先天奇形、脳腫瘍やクモ膜下出血、細菌性髄膜炎などの影響で発生し、 脳圧が上がることでの頭痛や嘔吐、神経や脳組織の圧迫による視力低下や気圧の変化での体調不良などの症状が出ます。
正常圧水頭症 正常圧水頭症とは、脳室が拡大されているが髄液圧が正常とされる水頭症です。
癲癇(てんかん) 癲癇とは脳細胞における情報伝達のネットワークに発生する異常な神経活動で、 大脳ニューロンから過剰な信号が送られることで発生する発作が特徴です。

発作には身体の痙攣や硬直、意識混濁など人により様々で、外傷や脳腫瘍などにより 脳に損傷を受けた場合にも発生することがあります。

詳細:癲癇発作(てんかん)の種類一覧
 

 







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