最近更新したページ



膀胱の病気・膀胱の疾患の種類一覧


サイト名とURLをコピーする
 

膀胱の病気・膀胱の疾患の種類一覧の概要

膀胱とは肝臓から送られてきた尿を一時的に留めておく期間で、成人男性では約500mlほど尿をためることが出来ます。
膀胱の病気には膀胱炎や膀胱がんがあります。
 
 
 
 
 
 
 
膀胱の病気・膀胱の疾患の種類一覧
名称 説明
膀胱炎 膀胱炎とは膀胱に発生する炎症の総称で、原因や症状により様々な分類方法があります。
急性膀胱炎 急性膀胱炎とは突発的に発生する膀胱炎で、通常は細菌やウイルスによる感染が原因となっています。
原因となる細菌には大腸菌が多く、尿道口から細菌が膀胱に進入することで発生します。

急性膀胱炎の症状には、排尿時や排尿後の痛み、頻尿、残尿感、失禁、血尿や尿の濁りなどがあります。

また、男性よりも女性の方が尿道が短いため、膀胱へ細菌やウイルスが進入しやすいため、比較的女性に多い特徴も有ります。
慢性膀胱炎 慢性膀胱炎とは長期にわたって膀胱炎が継続している状況で、 急性膀胱炎よりも症状は軽い物の、症状や治療に時間が長くかかります。

原因には、細菌やウイルスの感染によるもの、別の疾患が原因となる「慢性複雑性膀胱炎」、 別の疾患や細菌・ウイルスの感染でない「非細菌性慢性膀胱炎」が有ります。
慢性複雑性膀胱炎 慢性複雑性膀胱炎とは、他の基礎疾患の影響により発生する慢性的な膀胱炎です。

慢性複雑性膀胱炎の原因となる疾患には「尿路結石」「糖尿病」「直腸がん」「子宮がん」 「神経因性膀」「脳血管障害」等があります。
非細菌性慢性膀胱炎 非細菌性慢性膀胱炎は慢性複雑性膀胱炎の原因となる疾患が無く、 細菌やウイルスの感染も見られない状態の慢性的な膀胱炎です。

非細菌性慢性膀胱炎には20歳代~40歳代前半の女性に発生する「若年型慢性膀胱炎」と、 女性ホルモンが低下する更年期以降の女性に発生する「中高年型慢性膀胱炎」が有ります。

非細菌性慢性膀胱炎の症状には、頻尿、残尿感、尿の濁り、排尿時の痛み、強い腹痛などがあります。
間質性膀胱炎 間質性膀胱炎とは、原因が不明で痛みなどの刺激を伴う膀胱炎です。

間質性膀胱炎の症状には、膀胱にハンナー潰瘍と呼ばれる赤い病変の発生、 膀胱の痛みや、尿意発生時の痛みなどがあります。
神経因性膀胱 神経因性膀胱とは、排尿を行う神経に障害が発生し、膀胱の機能が異常となる病気です。

神経因性膀胱には以下の種類が有ります。
  • 痙縮性膀胱(過活動膀胱):上位ニューロンの障害によるもの。
  • 弛緩性膀胱(低活動膀胱):下位ニューロンの障害によるもの。
  • 無抑制性神経因性膀胱:大脳の障害によるもの。
  • 自動性(反射性)神経因性膀胱:脊髄の障害によるもの。
  • 自律性神経因性膀胱:脊髄の反射の機能の阻害によるもの。
  • 知覚麻痺性神経因性膀胱:末梢神経の障害によるもの。
出血性膀胱炎 出血性膀胱炎とは、膀胱炎の一種で、症状には膀胱の出血、血尿、排尿障害があります。

出血性膀胱炎の原因には、癌や抗がん剤による影響、ウイルスや細菌による感染、薬品や食物のアレルギーなどがあり、 ウイルス感染ではアデノウィルスによるものが多くなっています。
過活動膀胱 過活動膀胱とは、膀胱の不随意運動により尿意の切迫感を感じる症状で、 神経性過活動膀胱と非神経性過活動膀胱に分類されています。
膀胱がん 膀胱がん(膀胱癌)とは、膀胱に発生する悪性腫瘍です。

膀胱がんの発生は年配の男性に多く、症状には、血尿、人尿、排尿時の痛みなどがあります。

関連ページ:癌(がん・ガン)・悪性腫瘍・悪性新生物の種類一覧
 

 







ツイッターで更新情報や、ピックアップコンテンツを紹介しています。

    




 
 
▲先頭へ▲
トップ >> 化学・自然・技術 >>膀胱の病気・膀胱の疾患の種類一覧