最近更新したページ



原子力空母の種類一覧


サイト名とURLをコピーする
 

原子力空母の種類一覧の概要

原子力空母とは航空母艦の中でも、原子炉を搭載して核反応によるエネルギーを動力源とする船です。

原子力空母の原子炉の構造は通常の原子力発電所とほぼ変わらず、燃料にはウランとジルコニウム合金の燃料棒が使用されています。

原子力空母のメリットには補給が必要ない、航行用の大量の燃料を積む必要が無い、大量の電力を使用できる、排煙装置が必要ないなどがあります。
逆にデメリットとしては、建設や運用に多額の費用が必要となる、原子炉の運転の教育・知識・技術の習得に時間がかかる、使用済み燃料の処理、事故発生時の放射能汚染のリスク、メンテナンスに時間がかかるなどがあります。
 
 
 
 
 
 
 
原子力空母の種類一覧
名称 説明
エンタープライズ USS Enterprise, CVAN/CVN-65
アメリカ海軍所属の航空母艦で、バージニア州ノーフォークを母港とし1960年9月24日に進水しました。
現在のエンタープライズは世界初の原子力空母で、8基の原子炉を搭載しています。
エンタープライズの名称を持つ艦艇では8隻目となります。

全長は336mで、最大33.6ノット(時速62km)で航行することができます。

当初エンタープライズ級の原子力空母は6隻建造される予定でしたが、算の関係からされ、現在はエンタープライズ1隻のみとなっています。

エンタープライズはベトナム戦争、イラクへの砂漠の狐作戦、イラク戦争等に参加しました。
ニミッツ USS Nimitz, CVN-68
ニミッツ級航空母艦のネームシップで、チェスター・ニミッツ海軍元帥に因んで命名されました。
1972年5月13日に進水し、全長は336mで、30ノット以上 (56 km/h)で航行することができます。

ニミッツは湾岸戦争、イラク戦争等に参加しました。

ニミッツは第11空母打撃群の旗艦となっており、第11空母航空団の部隊を搭載しています。
ドワイト・D・アイゼンハワー USS Dwight D. Eisenhower, CVAN-69/CVN-69
愛称は「アイク」
ミニッツ級航空母艦の2番艦で、第34代アメリカ合衆国大統領ドワイト・D・アイゼンハワーに因んで命名されました。

1975年10月11日に進水し、全長は333mで、30ノット以上 (56 km/h)で航行することができます。

ドワイト・D・アイゼンハワーは湾岸戦争、ソマリアのアルカイーダ掃討作戦などに参加しています。

ドワイト・D・アイゼンハワーは第8空母打撃群の旗艦となっており、第7空母航空団の部隊を搭載しています。
カール・ヴィンソン USS Carl Vinson, CVN-70
愛称は「スターシップ・ヴィンソン」
ミニッツ級航空母艦の3番艦で、カール・ヴィンソン下院議員に因んで命名されました。

1980年3月15日に進水し、全長は333mで、30ノット以上 (56 km/h)で航行することができます。

サザン・ウォッチ作戦、不朽の自由作戦、ハイチ地震への災害派遣などに参加しています。
また映画「トップガン」や「エネミー・ライン」の撮影にも参加や、 日本のマンガ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の登場人物ジョディー・爆竜・カレンの乗っている艦として登場します。

カール・ヴィンソンはカール・ヴィンソン打撃群の旗艦となっており、第17空母航空団の部隊を搭載しています。
セオドア・ルーズベルト USS Theodore Roosevelt, CVN-71
愛称は「ビッグ・スティック」「T.R.」
ミニッツ級航空母艦の4番艦で、艦名は第26代アメリカ合衆国大統領セオドア・ルーズベルトに因んで命名されました。

1984年10月27日に進水し、全長は330mで、30ノット以上 (56 km/h)で航行することができます。

湾岸戦争、不朽の自由作戦等に参加しました。

セオドア・ルーズベルトはセオドア・ルーズベルト打撃群の旗艦となっており、第8空母航空団の部隊を搭載しています。
エイブラハム・リンカーン USS Abraham Lincoln, CVN-72
愛称は「エイブ」
ミニッツ級航空母艦の5番艦で、艦名は第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンに因んで命名されました。

1988年2月13日に進水し、全長は333mで、30ノット以上 (56 km/h)で航行することができます。

砂漠の楯作戦、砂漠の嵐作戦、サザン・ウォッチ作戦、イラク戦争、スマトラ沖島地震での救援などに参加しています。

エイブラハム・リンカーンはエイブラハム・リンカーン打撃群の旗艦となっており、第2空母航空団の部隊を搭載しています。
ジョージ・ワシントン USS George Washington, CVN-73
愛称は「GW」
ミニッツ級航空母艦の6番艦で、艦名は初代アメリカ合衆国大統領ジョージ・ワシントンに因んで命名されました。

1990年7月21日に進水し、全長は333mで、30ノット以上 (56 km/h)で航行することができます。

砂漠の楯作戦、砂漠の嵐作戦、サザン・ウォッチ作戦などに参加しています。

ジョージ・ワシントンは第8空母打撃群の旗艦となっており、第5空母航空団の部隊を搭載しています。





ジョン・C・ステニス USS John C. Stennis, CVN-74
愛称は「ジョニー・レブ」
ミニッツ級航空母艦の7番艦で、艦名はジョン・C・ステニス上院議員に因んで命名されました。

1993年11月11日に進水し、全長は333mで、30ノット以上 (56 km/h)で航行することができます。

アフガニスタンの作戦の援護などに参加しています。

ジョン・C・ステニスは第3空母打撃群となっており、第9空母航空団の部隊を搭載しています。
ハリー・S・トルーマン USS Harry S. Truman, CVN-75
愛称は「HST」
ミニッツ級航空母艦の8番艦で、艦名は第33代アメリカ合衆国大統領ハリー・S・トルーマンに因んで命名されました。

1993年11月29日に進水し、全長は333mで、30ノット以上 (56 km/h)で航行することができます。

サザン・ウォッチ作戦、イラク戦争、ハリケーン・カトリーナの災害救援などに参加しています。

ハリー・S・トルーマンは第10空母打撃群となっており、第3空母航空団の部隊を搭載しています。
ロナルド・レーガン USS Ronald Reagan, CVN-76
愛称は「Gipper」
ミニッツ級航空母艦の9番艦で、艦名は第40代アメリカ合衆国大統領ロナルド・レーガンに因んで命名されました。

1998年2月12日に進水し、全長は333mで、30ノット以上 (56 km/h)で航行することができます。

対テロ戦争の支援などに参加しています。

ロナルド・レーガンは第7空母打撃群となっており、第14空母航空団の部隊を搭載しています。
ジョージ・H・W・ブッシュ USS George H. W. Bush, CVN-77
愛称は「Gipper」
ミニッツ級航空母艦の10番艦で、艦名は第41代アメリカ合衆国大統領ジョージ・H・W・ブッシュに因んで命名されました。

2006年10月9日に進水し、全長は333mで、30ノット以上 (56 km/h)で航行することができます。
シャルル・ド・ゴール Porte-avions Charles de Gaulle, R 91
フランス海軍の10番目の航空母艦で、フランス海軍初の原子力水上艦となっています。
1994年5月7日に進水し、全長は261.5m、27ノット以上で航行することができます。

不朽の自由作戦の支援などに参加しました。
ウリヤノフスク級原子力空母 計画名は「オリョール」
旧ソ連で建造されていた原子力空母で、全長は324.6m、時速は55km以上出るとされていました。
ウリヤノフスク級原子力空母は、旧ソ連時代からS-107とS-108の2艦が建造され、ソ連崩壊後もウクライナで建造が続けられましたが、1992年3月に建造が中止となり解体されました。
 

 







ツイッターで更新情報や、ピックアップコンテンツを紹介しています。

    




 
 
▲先頭へ▲
トップ >> 化学・自然・技術 >>原子力空母の種類一覧