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卵巣と卵管の病気の種類一覧


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卵巣と卵管の病気の種類一覧の概要

卵巣は動物の雌にある生殖器で、卵または卵子を作り出す働きがあります。

卵管は動物の哺乳類や鳥類雌にある生殖器で、卵巣と卵管を結ぶ管状の器官です。
 
 
 
 
 
 
 
卵巣と卵管の病気の種類一覧
名称 説明
卵巣腫瘍 卵巣に発生する腫瘍です。 卵巣腫瘍には組織や体液が溜まる嚢胞性腫瘍と、固形物質が生成される充実性腫瘍に分類されます。
また卵巣腫瘍には良性腫瘍、悪性腫瘍、そしてその中間の境界悪性腫瘍があります。
卵巣嚢腫
卵巣のう腫
嚢胞性腫瘍
卵巣に発生する良性の腫瘍です。
卵巣のう腫は卵巣の中に分泌物などが溜まり腫れたり膨らんだりする症状で、 初期の状態では自覚症状はなく、ふくらみが6~7cm程度になると症状を自覚しはじめます。
症状には、お腹が張るような感じ、腹部の痛み、生理痛、便秘、頻尿などがあります。
卵巣のう腫は種類により以下の3つに分類されます。
  • 皮様のう腫
    類皮のう腫、成熟奇形腫、成熟嚢胞性奇形腫とも呼ばれています。
    卵巣の皮膚などを作る部分の細胞が原因で発生します。 その為、皮様のう腫には髪の毛や、歯、筋肉などの組織の部分が含まれて居ます。
    ちなみに手塚治の漫画ブラックジャックに出てくるピノコは、皮様のう腫の中にあった組織を元に作られています。
  • 偽ムチンのう腫、偽ムチン嚢腫
    粘液性嚢胞腺腫とも呼ばれています。
    粘着性のある液体が溜まっている状態です。 初期状態では指先程度の大きさですが、場合によっては重さ数キロから数十キロの腫瘍になる場合も有ります。
  • しょう液性のう腫
    漿液性嚢胞腺腫とも呼ばれています。
    偽ムチン嚢腫とは違い、粘り気の無い水の様な液体が溜まっている状態です。
卵巣癌
卵巣がん
卵巣に発生する悪性の腫瘍の総称です。 卵巣に発生する腫瘍のうち約10~15%が悪性腫瘍の卵巣がんといわれています。
卵巣がんは表層上皮に発生する「上皮性がん」、卵子のもとになる胚細胞に発生する「悪性卵巣胚細胞腫瘍」などが有ります。 さらに悪性卵巣胚細胞腫瘍には、分化胚細胞腫、卵黄嚢腫瘍、未熟奇形腫、類皮嚢胞がん等があります。
卵巣がんは40~50歳の女性に多く見られ妊娠や出産が無い場合や、家族や親族に乳がんや卵巣がんにかかった者が居る場合に発生リスクが高いといわれています。
卵巣チョコレートのう腫 卵巣チョコレート嚢胞

卵巣に出来た子宮内膜症からの出血が卵巣内に溜まり、その血がチョコレートのように見えることから名づけられた症状です。
症状は、酷い痛みのある生理痛、腹痛、便秘、不妊などです。 また、卵巣チョコレートのう腫が破裂する場合もあります。
卵巣出血 卵巣から出血する症状です。
排卵後の黄体時期に出血することも多いため「黄体出血」とも呼ばれています。 ただし、黄体時期だけではなく、排卵期、卵胞期などにも出血は起こります。
また、出血時に強い痛みを伴う場合もあります。
卵巣炎 卵巣が炎症を起こしてしまう症状です。 主に卵管炎が卵巣まで及ぶと卵巣炎になることが多いです。
卵管水腫 卵管水症とも呼ばれています。
卵管が癒着し閉塞してしまい、卵管内に卵管液などの分泌液がたまってしまう状態です。 原因は卵管炎などの炎症から発生、子宮内膜症、淋菌やクラミジアなど各種感染症があります。
卵管炎 卵管が炎症を起こしてしまう症状です。 原因は、淋菌、クラミジア、ブドウ球菌などの感染症とされています。
卵管炎にかかると高熱が出たり、腹痛が起こる場合も有ります。 また、酷い生理痛、排尿時の痛み、膣からの出血や膿が出る場合も有ります。
茎捻転 卵巣のう腫などで卵巣が肥大した場合に、卵巣を支えてる靭帯が捻れていく症状です。 通常、卵巣が5cmぐらいまで肥大すると茎捻転になりやすいと言われています。
茎捻転が起こると血管や神経もねじれてしまう為、腹痛、嘔吐、発熱などの症状が起こります。
 

 







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