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癌(がん・ガン)・悪性腫瘍・悪性新生物の種類一覧


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癌(がん・ガン)・悪性腫瘍・悪性新生物の種類一覧の概要

癌・悪性腫瘍とは遺伝子の変異によって増殖する細胞の集まりで、周囲の正常な細胞組織を浸潤したり、他の組織などに移転する腫瘍です。

癌・悪性腫瘍は自立的に増殖を行うため、人体のエネルギーを消耗したり、正常な組織と入れ替わり臓器などの機能不全を引き起こします。

癌・悪性腫瘍の分類には「癌腫」(上皮組織の悪性腫瘍)、「肉腫」(非上皮組織の悪性腫瘍)「その他」(白血病・骨髄がん症など)があります。

日本では死因の原因のトップにもなっており、死因となった癌の種類には「肺がん」「胃がん」「大腸がん」「肝がん」「乳がん」等があります。

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癌(がん・ガン)・悪性腫瘍・悪性新生物の種類一覧
名称 説明
ホジキンリンパ腫 白血球のリンパ球が癌となる悪性リンパ腫の一種で、全悪性リンパ腫の約1割がホジキンリンパ腫といわれています。
症状には脇の下等のリンパ節の腫れや腫瘤ができるなどが有ります。
ユーイング腫瘍
(ユーイング肉腫)
骨ユーイング腫瘍(骨に発生する腫瘍)、骨外性ユーイング腫瘍(骨以外の部分に発生する腫瘍)、原始神経外胚葉性腫瘍、アスキン腫瘍などを含む種類の癌の総称です。
悪性エナメル上皮腫 エナメル上皮腫が再発を繰り返して、長時間をかけて悪性転化した状態を悪性エナメル上皮腫と言います。
後部下顎に発生します。
悪性リンパ腫 リンパ系組織から発生する血液の悪性腫瘍で、リンパ系組織のがんの総称です。
症状として体の各所のリンパ節が腫れ、進行すると各臓器の不全や、血管凝固などが起こります。
治療には放射線療法を行います。
悪性黒色腫 皮膚がんの一種で、悪性が高い皮膚がんとされています。
メラニンを生成する細胞や、ほくろの細胞が悪性化した腫瘍と考えられています。
有色人種よりも白色人種の発生率が高くなっています。
悪性黒色腫には悪性黒子型黒色腫(日光にあたりやすい部分に発生する)、 表在拡大型黒色腫(ほくろの細胞から発生する)、結節型黒色腫(全身のどの場所からも発生する)、 末端黒子型黒色腫(手足の裏や爪に発生する)の4種類があります。
移行上皮癌 移行上皮組織(管腔臓器を覆う部分)に発生する腫瘍です。
膀胱や尿管などの尿路系に癌が発生することが多い為、尿路上皮癌とも呼ばれています。
胃癌 胃に発生する腫瘍の総称で、胃粘膜上皮のものと胃粘膜上皮以外のものが有ります。
症状には、胃痛、吐き気、嘔吐、体重減少、黒色便などがあります。
胃癌は、乳頭腺癌、管状腺癌、低分化腺癌、印環細胞癌、粘液癌、 腺扁平上皮癌、扁平上皮癌、カルチノイド腫瘍に分類されます。
陰茎癌 男性器の亀頭や包皮に発生する腫瘍です。
AIDSや性病、男性器不衛生が原因になるともいわれています。
下咽頭癌 のどの部位の咽頭の下部に発生する腫瘍です。
症状として、飲み込む際の違和感、声がれ、首のしこり等があります。
飲酒や喫煙が原因になるとも言われています。
顎骨中心性癌
滑膜肉腫 関節の内側をおおっている膜状の部分に発生する腫瘍です。
褐色細胞腫 副腎髄質や、脊髄に沿った部分の交感神経節細胞に発生する腫瘍です。
症状には高血圧、頭痛、発汗等があります。
肝細胞癌 肝臓の癌の一種で、肝臓の肝細胞に発生する腫瘍です。
各種慢性肝炎、肝硬変が原因とされています。





肝臓癌 肝臓にできる腫瘍の総称です。
肝臓癌は肝内胆管腺腫、肝細胞癌、胆管細胞癌、血管腫、血管肉腫、 孤在性線維性腫瘍、リンパ性腫瘍、転移性肝癌などの分類があります。
各種慢性肝炎、肝硬変が原因になる場合も多く有ります。
基底細胞癌 皮膚がんの一種で、表皮の基底部分にある基底細胞に発生する癌です。
紫外線による影響が原因とも言われており、治療には癌の部分を摘出する方法が一般的です。
基底細胞様扁平上皮癌
口峡咽頭癌 口腔癌の一種で、舌の根元の部分に発生する癌です。
口腔底癌 口腔癌の一種で、舌の下部にあたる場所に発生する腫瘍です。 二子山親方(初代貴ノ花)はこの口腔底癌で亡くなりました。
口腔癌で最も発生率が多く、口腔癌の10~25%が口腔底癌だといわれています。
タバコの影響が原因とも考えられています。
口唇癌 口腔癌の一種で、唇部分に発生する腫瘍です。
外から見える唇部分に発生する為、早期に発見できたり治療もしやすい為、発生しても生存率が高くなります。
喉頭癌 のどぼとけ付近に発生する腫瘍です。発生する場所により声門癌、声門上癌、声門下癌に分類されます。
60歳以上の男性に多い癌で、原因はタバコやアルコールなどといわれています。
症状には、声が枯れる、痰に血が混ざる、呼吸がしにくくなるなどがあります。
甲状腺癌 thyroid cancer
甲状腺に発生する腫瘍で、乳頭癌 、濾胞癌、未分化癌 、髄様癌に分類されます。
原因は遺伝子の変異や、放射線による影響が考えられています。
硬口蓋癌 口腔癌の一種で、口蓋の前方にある部分に発生する腫瘍です。
日本では発生率が低い種類の癌です。
高悪性度粘表皮癌 粘表皮癌の一種です。疼痛、神経麻痺、リンパ節転移などが起こりやすいのが特徴です。
悪性黒色腫 皮膚、眼窩内組織、口腔粘膜上皮などに発生する悪性腫瘍です。
人間以外の動物にも発生することがわかっています。
骨肉腫 osteosarcoma
悪性骨形成性腫瘍とも呼ばれています。
骨に発生する腫瘍で、骨に発生する腫瘍(悪性骨腫瘍)の中で最も発生率が高くなっています。
子供など年齢の若い層に多く発生するのも特徴です。
子宮癌 Uterine cancer
子宮に発生する癌の一種で、子宮体癌(子宮内膜癌)、子宮頸癌の総称です。
子宮頸癌
子宮頚癌
Cervical cancer
子宮の出口付近(子宮頸部)に発生する腫瘍で、子宮癌でも非常に多い種類の癌です。
原因はヒトパピローマウイルスによる感染と言われています。
子宮体癌 Endometrial cancer
子宮内膜癌とも呼ばれており、子宮内膜に発生する腫瘍です。
中高年、未出産歴、肥満、糖尿病の人に多いとされています。
女性ホルモンのエストロゲンに依存する子宮内膜増殖症からの発生と、子宮内膜増殖症を経ないエストロゲン非依存の発生種類があります。
子宮内膜癌 Endometrial cancer
子宮体癌の別名です。
子宮肉腫 uterine sarcoma
子宮の筋肉部分に発生する悪性腫瘍で、子宮癌の中でも発生率が少ない種類の癌です。子宮肉腫と似たような症状の良性腫瘍に子宮筋腫が有ります。
子宮肉腫には発生部位により、子宮内膜間質肉腫と、子宮平滑筋肉腫の2種類に分類されます。
歯肉癌 口腔癌の一種で、歯茎に発生する腫瘍です。
中年以上の男性に発生することが多く、上顎の歯茎よりも下顎の歯茎に発生することが多いです。
原因は、タバコ、アルコール、虫歯、歯石、入れ歯、歯茎への慢性的な刺激、歯茎の慢性的な炎症などと言われています。
小児がん 0歳から15歳までの間に発生する悪性腫瘍の総称を小児がんと呼びます。
小児がんの種類には、白血病、脳腫瘍、脊髄腫瘍、神経節腫、悪性リンパ腫、骨肉腫などがあります。
上顎洞癌 鼻の副鼻腔にある上顎洞に発生する悪性腫瘍です。
上皮内癌 各体の部分の上皮内で発生する癌です。
食道癌 Esophageal cancer
食道に発生する悪性腫瘍の総称です。
食道癌の原因は、タバコの喫煙、アルコールの飲酒、香辛料による刺激、食道の炎症などがあります。
神経芽細胞腫 neuroblastoma
神経芽腫ともよばれています。
小児がんの一種で、神経堤細胞から発生する悪性腫瘍です。
肝臓や骨、骨髄に移転することが多いです。
腎細胞癌 Renal cell carcinoma
肝臓に発生する悪性腫瘍です。グラヴィッツ腫瘍とも呼ばれています。
症状には血尿、体重減少、食欲不振、腹痛、肝機能障害などがあります。
腎細胞癌には、小児に発生する腎芽腫(ウィルムス腫瘍)というものもあります。
腎臓癌 肝臓に発生する悪性腫瘍の総称で、主に腎細胞癌を指すことが多いです。
腎臓癌の種類には、腎細胞癌、尿路上皮癌(腎盂癌) 、腎芽腫(ウィルムス腫瘍)があります。
髄芽腫 脳腫瘍の一種で、小児の発病が多く、部位はほとんどが小脳で発生します。
舌癌 口腔癌の一種で、舌に発生する悪性腫瘍です。口腔癌の4割近くを占めていると言われています。
原因にタバコの喫煙、アルコールの飲酒、慢性的な舌への刺激、舌へのピアスなどといわれています。
若い男性の発症が多いです。
腺様嚢胞癌 涙腺、唾液腺、乳腺など分泌物を作る器官に発生する悪性腫瘍で、肺、皮膚、骨等への移転をすることも有ります。
発症者の多くが50歳前後の女性です。
腺扁平上皮癌
前立腺癌 Prostate cancer
男性のみに存在する器官の前立腺に発生する腫瘍です。
黒人、白人、アジア人の順に発生数が多く、欧米では男性の癌の死者の2割とも言われています。
局所前立腺癌、局所進行前立腺癌、進行前立腺癌、再発性前立腺癌などの分類があります。
多発性骨髄腫 Multiple myeloma
血液に発生する癌の一種で、血液細胞の形質細胞に癌が発生する状態をいいます。
骨髄腫細胞は骨を侵すため骨の痛みや病的な骨折を引き起こすことがあります。 また多発性骨髄腫にかかると免疫力が低下する為、肺炎、腎盂腎炎、帯状疱疹などの感染症にかかることがあります。
大腸癌 Colon cancer
盲腸、結腸、直腸を含む大腸に発生する癌で、それぞれ盲腸癌(cecum cancer)、結腸癌(Colon cancer)、直腸癌(rectum cancer)と呼ばれています。
日本では肺がんの次に死者が多い癌となっています。
年代的には60歳以降で発生することが多く、原因として、タバコの喫煙、アルコールの飲酒、肥満、 大腸の炎症などの病気などがあります。また卵巣癌・子宮癌・乳がんに感染した女性は大腸癌の発生率が高いとされています。
胆道癌 胆道系の器官に発生する悪性腫瘍の総称で、肝外胆管癌、胆嚢癌 、乳頭部癌 、肝内胆管癌(胆管細胞癌)などに分類されます。
胆管癌 Biliary canal cancer
胆管に発生する悪性腫瘍で、肝内胆管癌、肝外胆管癌、乳頭部癌などに分類されます。
胆管細胞癌 cholangiocellular carcinoma
肝内内部の胆管上皮から発生する悪性腫瘍で、肝内胆管癌とも呼ばれています。
胆管の炎症や感染症が原因と考えられています。
胆嚢癌 Gall bladder cancer
胆嚢に発生する悪性腫瘍です。
胆石症、胆嚢炎、膵胆管合流異常症、原発性硬化性胆管炎、潰瘍性大腸炎、クローン病などが原因の一つと考えられています。
中皮腫 Mesothelioma
胸膜、腹膜、心膜の中皮細胞に発生する腫瘍で、良性腫瘍と悪性腫瘍があります。
石綿(アスベスト)を吸い込むことのより発生するとされています。
虫垂癌 虫垂に発生する悪性腫瘍です。
乳癌 Breast cancer
乳房に発生する悪性腫瘍で、日本人女性の3~4%が発症するといわれています。また男性でも0.1%程度の割合で発症します。
タバコの喫煙、アルコールの飲酒、妊娠や出産をしたことがない、第一子出産後、母乳を与えない、月経の始まった年齢が低い、閉経年齢が高いなどがあると発症する率が高くなるといわれています。
主に30歳以上の女性に多いです。
分類に炎症性乳癌、乳管癌などがあります。
尿膜管癌 Urachal cancer
膀胱癌の一種で、尿膜管に沿った部位で発生します。
粘表皮癌 上皮性悪性腫瘍の一種で、耳下腺、唾液腺などの分泌腺や、子宮頸部などに発生する悪性腫瘍です。
脳腫瘍 Brain tumor
頭蓋内組織に発生する腫瘍です。脳腫瘍は約130ほどの分類に分かれています。
子供に多い脳腫瘍には髄芽腫、頭蓋咽頭腫、胚細胞腫、脳室上衣腫、松果体奇形腫など、 成人に多い脳腫瘍には髄膜腫、下垂体腺腫、神経膠腫、神経鞘腫などがあります。
症状としては、頭痛、吐き気、嘔吐、視野が狭くなる、難聴、言語障害、運動感覚の麻痺などがあります。
皮膚癌 皮膚に発生する悪性腫瘍の総称です。
基底細胞癌、有棘細胞癌、悪性黒色腫(メラノーマ)などに分類されます。
非ホジキンリンパ腫 ホジキンリンパ腫以外の悪性リンパ腫の総称です。
大きく分類するとB細胞リンパ腫と、T細胞リンパ腫に別けることができます。
非小細胞肺癌 肺がんの一種です。
副腎皮質癌 Adrenocortical cancer
副腎がんの一種で、副腎の皮質にできる癌を指します。
紡錘細胞癌 spindle cell cancer
肉腫様癌とも呼ばれています。
皮膚の内部や、各臓器などに発生する癌で、腫瘍の細胞が紡錘細胞で構成されているものを言います。
頬粘膜癌 口腔癌の一種で、頬粘膜に発生する腫瘍をさします。
主に50歳以上の男性にに多いです。
慢性リンパ球性白血病 リンパ球が癌となりリンパ節の細胞に取って代わる症状です。
60歳以上の男性に多く見られます。
慢性骨髄性白血病 Chronic myelogenous leukemia
骨髄の造血幹細胞の動きが盛んになり、血液の赤血球、白血球、血小板の数が非常に多くなる症状です。
性骨髄性白血病は、フィラデルフィア染色体という染色体異常が現れます。
主に50歳以上に多く見られます。
卵巣癌 Ovarian cancer
卵巣に発生する悪性腫瘍です。
主に40歳以上の女性に多いです。
扁平上皮癌 上皮の基底細胞に発生する腫瘍で、皮膚の発生した場合は有棘細胞癌とも呼ばれています。
口腔、舌、器官、肛門、膣、子宮など重層扁平上皮によって覆われた粘膜部分や皮膚などに発生します。
有棘細胞癌 皮膚の基底細胞に発生する腫瘍です。
皮膚以外の箇所に発生した場合は扁平上皮癌と呼ばれます。
疣贅性癌
精巣癌
睾丸癌
Testicular cancer
男性器の精巣に発生する腫瘍です。精巣腫瘍、睾丸腫瘍とも呼ばれています。
精巣癌には良性腫瘍と悪性腫瘍がありますが、ほぼ9割が悪性腫瘍となっています。
10代から30代にかけて最も多く発生します。症状には腫れやしこり、痛みなどがあります。
絨毛癌 子宮や胎盤などにある絨毛に発生する腫瘍で、妊娠に由来する場合とそうでない場合があります。
絨毛癌には、子宮絨毛癌、子宮外絨毛癌、胎盤内絨毛癌があります。
症状には出血や組織の壊死などがあります。
肛門癌 Anal cancer
肛門から3cm程度の部分までの肛門管に発生する腫瘍です。
肛門癌には肛門管の中で発生する管内型と、肛門管の外で発生する管外型があります。
主に60歳以上の年齢に多く発生します。
膀胱癌 Bladder cancer
膀胱に発生する腫瘍です。
原因はタバコの喫煙、化学物質による汚染、ビルハルツ住血吸虫による感染症などと考えられています。
女性よりも男性に多く、発生する年齢も主に70代以上です。
膠芽腫 脳腫瘍の一種で、大脳の前頭葉,側頭葉,頭頂葉などに発生する腫瘍です。
主に40~65歳までの年齢に発生します。
膵臓癌
膵癌
Pancreatic cancer
膵臓(すいぞう)に発生する腫瘍です。癌の王様とも呼ばれています。
膵臓癌には浸潤性膵管癌、膵内分泌腫瘍、膵管内乳頭粘液性腫瘍、粘液性嚢胞腫瘍、腺房細胞癌の分類があります。
原因は、タバコの喫煙、アルコールの飲酒、肥満、糖尿病などと言われており、 症状には、腹痛、体重減少、黄疸などがあります。
顆粒球肉腫 granulocytic sarcoma
骨髄性細胞に発生する悪性腫瘍です。主に骨髄性白血病により発生します。
 

 







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